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【栃木】放射性廃棄物の県内最終処分場 候補地選び、理解難航も 東京電力福島第一原発事故の影響で発生した、県内の放射性廃棄物を埋め立てるため、国が県内に設けることになった最終処分場。今後、住民への説明などの難航も予想される。どんな処分場を造ろうとしているのか、分かりやすくまとめた。 (神田要一) Q どうして最終処分場を造るの? A 原発事故後、放射性物質に汚染されたごみを埋め立て処分する目安として、一キログラム当たり八〇〇〇ベクレルという基準が設けられた。八〇〇〇ベクレルを超えるごみ(指定廃棄物)は、国が責任を持って処分することが、一月に完全施行された放射性物質汚染対処特措法で決まった。県内には指定廃棄物が約七千八百トンある。ごみは、出た県の中で処分するのが基本。もともと県内には、県が管理する処分場がないことから、三年後をめどに国が新たに造ることになった。 Q どんな処分場になるのか。 A 処分場は、ごみの種類によって構造が違う。地面に穴を素掘りして、無害な廃プラスチックなどを入れる「安定型」、有害な水が土にしみ出さないよう、遮水層や水処理施設を設けた「管理型」、コンクリート壁などを設け、有害物質を含むごみを埋め立てる「遮断型」がある。 今回、国が県内に造ろうとしているのは遮断型。現在、各市町の焼却施設などで保管されている汚染ごみの焼却灰、下水汚泥を熱処理した「溶融スラグ」、稲わらなどを埋め立てる予定だ。 Q そんなに簡単にできるとは思えないけれど。 A 政府は「七〜九月に候補地を決めたい」としている。しかし、処分場を造るときは、住民に理解してもらうのに時間がかかるケースが多い。 処分場がある地域でさえ、有害なごみを受け入れるのには抵抗がある。大田原市の処分場では昨年、八〇〇〇ベクレル以下でも焼却灰の受け入れに住民が反対し、今年一月まで搬入がストップした。 福田富一知事は「地元の人に理解を得ることが、これからの重要な作業。県としても、目的に向かって進むよう汗をかく」と話し、候補地選びや住民への説明に協力する姿勢を見せている。 Q どこに造るの。 A 山林などの国有地が有力候補。国は地形などを調べた上で、土地利用に制約がない場所をいくつか選び、最終的に一カ所に絞りたい考えだ。処分場ができるまでの間、ごみを抱える市町に小型の仮設焼却炉を造ったり、焼却や乾燥といった中間処理を施して保管量を抑えたりする案も出ている。http://www.tokyo-np.co.jp/image/head_logo.gif |
「津波で過酷事故 指摘はタブー」 福島第一原発元技術者証言 東京電力福島第一原発で一九九一年、1号機のタービン建屋の配管から冷却用の海水が漏れ、地下一階にある非常用ディーゼル発電機が浸水して一時、使用不能になっていたことが分かった。 当時、同原発で働いていた元東電技術者の木村俊雄さん(47)=高知県土佐清水市=が証言した。トラブルがあったのは九一年十月三十日。原子炉は手動で停止され、事故には発展しなかった。 木村さんが「この程度で非常用電源が失われるなら、大きな津波が来たらメルトダウン(炉心溶融)になるのでは」と訴えたのに対し、上司は「その通りだが、津波と過酷事故を結びつけるのは安全対策の中ではタブーになっている」と答えただけだったという。 木村さんは八九年から二〇〇一年に退職するまで同原発に勤務した。〇四年十二月のインドネシア・スマトラ沖地震で大津波が発生。〇五年に福島県いわき市のミニコミ誌にこのトラブルに関する論文を寄稿し、津波で全電源を喪失して炉心溶融に至る危険性があることを指摘した。木村さんは「九一年の時に何らかの対策を考えていれば、今回の事故は防げた可能性がある」と話している。http://www.tokyo-np.co.jp/image/head_logo.gif |
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