楽興の時・音の絵

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映画「京都太秦物語」

■映画「京都太秦物語」
2010年9月25日(金)東劇

 立命館大学と松竹との提携により、立命館大学映像学部の22人の学生たちが、客員教授の山田洋次監督の直接指導のもとに、作成した映画である。作品のあらすじは以下のとおり。

 京都太秦、大映通り商店街。東出京子(海老瀬はな)はクリーニング店の娘で、立命館大学の図書館に勤めている。仲の良い幼なじみの梁瀬康太(USA)は豆腐店の息子で、アルバイトをしながらお笑い芸人を目指してオーディションを受け続ける日々。ある日のこと、京子は図書館で白川静文字学を研究する榎大地(田中壮太郎)と出会った。学問一筋の大地は、京子に一目ぼれしてしまい、研究への一途な態度と同じ情熱を、京子への求愛に注ぎはじめる。一方、康太は自分の将来について悩みはじめて、京子との関係もうまくいかない。晴れ舞台だったはずの学園祭でも康太の芸は受けず、二人はとうとう喧嘩してしまう。京子は言った。康太は自分の生まれ育った太秦の、自分の父の仕事の素晴らしさを知らないのだ、と。偶然、別れる二人の様子を見ていた大地が、鴨川をいきなり渡って京子のもとにやってくる。明日、一緒に京都を出て留学する北京で暮らそうと、一方的にプロポーズし、新幹線のチケットを無理やり手渡した。翌朝、京都駅に向かう京子がとった決断とは……。(公式ホームページより)

 率直にいって作品の出来は、かなりユルいご当地映画といったテイストで、立命館大学のPR映画という雰囲気も強く漂う。脚本は学生につくらせたものに、山田洋次監督が手を入れたということだろうか、いろいろとツッコミどころが多い。突然入る嵐山のインサートカットなどは、入れたかったから入れたという感じで、意味不明。だから、この作品は、大学の学園祭に学生たちが出品した映画を気軽に楽しむというくらいの気分で、のんびり眺めるのがよいかもしれない。だいたい、東京からたまたま立命館に客員研究員として4か月間だけ来ているという設定の「文字学」の研究者の直情的な行動は、いまどきこんな奴はいないだろう(実際にいればストーカーだ)。主人公が走り高跳びをするシーンの描き方なども、いかにも学生のノリだ。もっとも、恋愛ベタで社会的常識も欠落したインテリという設定は、「男はつらいよ」シリーズ第10作「寅次郎夢枕」(マドンナ=八千草薫)に出てくる大学助教授(米倉斉加年)などとも共通するので、山田監督のアイデアもそれなりに入っている気もする。山田ファンとしては、そういう楽しみ方をしながら観るのも一興ということか。

 こういう映画の場合、若い女優の京都弁がダメということが多いのだが、主役の海老瀬はな、その妹役の西田麻衣はいずれも京都出身なので、その点は違和感がなかった。その恋人役のUSA(EXILE)は映画初出演だそうで、演技については何とも言いようがないが、途中で見せるダンスはさすがに巧い。若い学者を演じた田中壮太郎は、劇団俳優座の男優で、山田監督の前作「おとうと」では蒼井優の最初の結婚相手という嫌なエリート医師を演じていたから、なかなか芸域の広い人のようだ。ナレーションは「母べえ」にも登場した檀れい様。管理人が一番お酌をしてほしい女性(←意味不明)なので、声だけでも吉。

 作品中に登場する「大映通り商店街」の人たちが、実にいい味を出している。それぞれの店が出てくるところは、なんとなくテレビ東京の「出没アド街ック天国」みたいな味わいも漂う。単なる劇映画でなく、少しばかりドキュメンタリー的な手法を交えているところは、作り方としてそれなりに面白かった。

【データ】
 監督:山田洋次、阿部勉
 企画・原案:山田洋次
 脚本:山田洋次、佐々江智明
 撮影:近森眞史

 東出京子:海老瀬はな
 梁瀬康太:USA(EXILE)
 榎大地:田中壮太郎
 東出智絵:西田麻衣
 ナレーション:檀れい

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