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イスラム女性の窮状を訴える本「The Caged Virgin」の感想を昨日ここに書きましたが、本の中でも度々引用されていた映画「Submission」をYouTubeで見てきました(`・ω・´)
この映画は「The Cged Virgin」の著者、アヤーン・ヒルシ・アリ女史自ら脚本を書いたもので、オランダのテレビ局で作品が放送されたのちイスラム過激派からの殺害予告が殺到、監督のテオ・ヴァン・ゴッホ氏は3カ月後に殺されています。
 
作品の時間はわずか11分弱。映画としての体裁より先にまずメッセージありき。
 
イメージ 1
 
 
 
 
 
 
 
 
 
2004年
Submission
Part 1
監督:Theo van Gogh
脚本とか:Ayaan Hirsi Ali
言語:英語と少しアラビア語
 
黒いチャドルを纏った女が祈り始める。薄いチャドルの下には体中に浮かび上がるコーランを見てとれる。間もなく女は祈る事を止める。女の周りに声無く存在する4人の打ちひしがれた女性。彼女たちも肌にコーランを浮かべている。それは全て男性への服従を促す部分の引用である。
女は彼女たちの声となってアラーに問いかけを始める。
 
タイトル「Submission」とは「Islam」の英語直訳であり、「服従」の意味を持っています。多分宗教としては「帰依」とかって訳すべきで、Wikipedia日本語でも「帰依」になってるんだけど、アヤーンさんが日本語わかったら、ここでは確実に「服従」にすると思う。
(原語Islamのニュアンスが、美辞麗句風の「帰依」に近いのか「服従」に近いのかはわからん。「Islamは平和を意味する」と主張するムスリムもいるらしいからおそらく前者と思う。英語の場合はネットで検索する限りごく中立な立場にあってもIslamはSubmission(服従)と訳すみたいです。
追記:(2011.10.13)その後色々調べてみたら、「Islam」というのは、アラビア語で「平和」と「服従」を意味する2つの語句をくっつけたものであるようです。
 
とにかくつまり、イスラム教というのは神に対しては「服従」すべきであり、であるからには神の意思や、彼自身の言葉であるコーランに疑問を持つ事はタブーなんだということでしょう。
でもこの女性はただ祈るべきであるのに、あろうことかアラーに対して「問いかけ」を始めてしまう。神の意志に対して疑問をさしはさんでしまうんです。
そして「言論の自由」を「神にもの申す」というところまで拡大してしまった映画の製作者には制裁が下った、ということなんだと思います。イメージ 2
 
→なんか・・・、イスラム教徒であるからには女性はすべからく殉教者であらねばならないのか・・・、と思わせるシーン。。。
 
「Submission」の「パート1」というのは、アヤーンさんの計画としてはこの作品は3部作であり、パート1が「女性編」ならパート2は「男性編」(ムスリム男性が神に問いかける)、そしてパート3はなんと「神編」(アラーが問いかけに応える)なんだそうです。キリスト教なら「ジーザスクライスト・スーパースター!」で良いんだろうけどアラー様を映画に出すのはさすがにやばくないかwwあらー、とか言ってる場合じゃねえぞwwど、どうするんでしょうね(。Д。;)
今のところパート1までで映画は止まっていますが、アヤーンさんは、監督が殺された後もなおパート2以降を作る決意は固いそうです。ここで止めたらテロリストの暴力行為に実を結ばせてしまうことになるから、だそう。まあ、もっともだけど。テオ監督のお母様も、彼のお葬式で続編の完成を希望されてたらしい。ちなみにアヤーンさんは超厳重警備で生活しているみたいです。テオ監督は「おれは警備なんていらないよw」と言ってたら殺されてしまった。
 
私個人としましては。「The Caged Virgin」の本文中にもこの映画の説明や、脚本そのものが出ていたので、正直「こんなの映画になるんかいww」と思ってたんですが(゜Д゜)、改めて映像化されるとけっこうショックな作品でした。。。
先に本読んじゃったしな、まっさらな状態で見てないから映画自体の感想と言っても書きにくいけど、少なくともユーチューブのコメント欄は大荒れだったわw作品が批判されているというよりは「この映画で描写されるところのイスラム教」についての意見ばかりでしたが。当然か。
何の他意も無くこの作品を見たら当然出るであろう反応、「イスラム教ひどすぎる」という意見もあるし、一方では「イスラム教はこんなんじゃねぇよwうそつくなw女をぶつ事はイスラムでは御法度だよ」なんて反論もたくさんありました。
私は・・・。イスラム文化圏の街や人の雰囲気(観光客が入れるところしか見てないけど)が好きだし、確実に藤原新也の影響だが21世紀になっても欧米流に染まらないあいつらかっこよく見える(−−;)、だから「本当はもっと良いところのはずだ・・・orz」という思いがあります。これについては答え出ません。もっと色々読んだり話聞いたりしてくるわ・・・。
 
あと気になったのは、アヤーンさんは「映画で誰かをprovokeする(怒らせる)つもりは無かった」と言ってるけど、監督の経歴見るとめっちゃくちゃ他人にケンカ売って生きてた人やんwww超provocativeだが、・・・まあ、それくらい根性座ってないとこの映画作れなかったって事か。
それにしてもアヤーンさんの動画が結構あるんだが、あんまり表情を変えずに淡々と語ってて、でも包容力感じる女でかっこええ。あんまし日本ではお目にかからないタイプ。
なんかこういう、色んな人に会いにさ、旅行でもしたくなってきたわ(´ω`)・・・ってアヤーンの意図と違いすぎる感想やめれww
映画はYouTubeだと英語音声のみでした。オランダ語字幕、スペイン語字幕ならありました(´Д`)。
 
 
 

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