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「羽衣編(COM版)」
遠州三保の浜に羽衣を身にまとった'おとき'があらわれ、独り者で魚一匹殺せない貧しい漁師の'づくなし'に羽衣を取られてしまった。 羽衣がたいそう良いお金で売れるだろうと思った'づくなし'は、羽衣と引き替えに'おとき'に結婚をせまった。
'おとき'は、'づくなし'の口説きを聞き入れて妻となった。
年月が流れ、二人の間には赤ん坊が生まれ、貧しいながら幸福であった。
だがある日、源義朝の臣下である二人の武士が現れ、'づくなし'を兵として徴集することを強いた。
必死に逃げる'づくなし'に、二人の武士の槍が喉元にせまった時、妻の'おとき'は二人の武士に大切な羽衣を与え「なにとぞ、夫を見逃してやって下さい。」と頼み込んだ。
羽衣が珍しく、百両にもなると聞いた武士は、'おとき'の願いを聞き入れて去って行った。
しかし、'おとき' が命よりも大切にしている羽衣を取り返しに、'づくなし'は勇気を出して追って行く。
'おとき'は、'づくなし'が家には帰らないと思い、あきらめながら自分が遠い未来から来た事の為に起こった出来事に悔いながら赤ん坊を連れて、その地を去る。
'おとき'が去った後、誰もいない我が家に、矢を胸に刺しながら戻って来た'づくなし'は、しっかりと両手で羽衣を抱えていた。
「おとき・・・・どこだ! 帰ったでよ・・・おときー!
もどってこう・・・・おときーっ!!」 しかし、それはむなしい叫びだったーーーーー。
COM版では「火の鳥・羽衣編」は「火の鳥・望郷編」のプロローグにあたる作品です。
「望郷編」で核戦争が起こり、おときは放射能を浴びたため、スワープという名のタイムマシンで「羽衣編」の時代に逃れます。 そこで放射能障害児を産みますが、また「望郷編」の時代に戻っていくのです。 COM版「望郷編」の第1回の最後は、おときが「望郷編」の時代に戻って来るシーンでした。 「火の鳥・羽衣編」は放射能による奇形がでてくるので、セリフが全面的に変更されています。 さらに「望郷編」は跡形もなく全面的に書き直されました。 放射能障害児は、ムーピーとの混血児という設定に変更されています。
なお、おときは本名を城之内時子といい、その父親の城之内は「宇宙編」の城之内に似ていますね。 「望郷編」の城之内父娘は「宇宙編」の城之内となにかしら血縁関係があることをうかがわせるものでした。
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