ケセラセラ♪なるようになるさ

母は7月27日安らかに永眠しました。ありがとうございました。娘代筆

宮沢賢治の詩

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宮沢賢治の、こんな詩に出くわしました

40度の熱の中で話すことも書くことも出来なかったので

「眼にて云ふ」と題された詩です


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 だめでせう

 とまりませんな

 がぶがぶ沸いてゐるですからな

 ゆうべからねむらず血もでつづけるもんですから
  
 そらは青くしんしんとして

 どうも間もなく死にそうです

 けれどもなんといい風でせう

 もう清明が近いので

 あんなに青空からもりあがって沸くように

 きれいな風がくるですな

 もみじのわか芽と毛のような花に

 秋草のような波をたて

 焼痕のある藺草のむしろも青いです

 あなたは医学会のお帰りか何んかは判りませんが

 黒いフロックコートを召して

 こんなに本気にいろいろ手あてもしていただければ

 これで死んでもまずは文句もありません

 血がでているにかかららず

 こんなにのんきで苦しくないのは

 魂魄なかばからだをはなれたのですかな

 ただどうも血のために

 それを言えないのがひどいです

 あなたの方からみたらずいぶんさんたんたるけしきでせうが

 わたしが見えるのは

 やっぱりきれいな青ぞらと

 すきとほった風ばかりです


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何度も読み返しました

青ぞらと すきとほった風

宇宙にすいこまれていく

死ってこういうことって

安堵しました

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