ドバイ千夜一夜

アラブ首長国連邦(UAE)地域研究(女性・教育・社会・日本語教育)by元UAE国立ザイド大学日本語・空手道講師2007-2012

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経度ゼロの視点というブログを2015年8月5日に始めました。

「ドバイ千夜一夜」の続編として、ドバイやUAE、アラブ諸国、イスラームについても書いていきますが、

同時に、現在住んでいるイギリスで感じることも書きます。

経度ゼロ地点とは、ロンドンのこと。今後はロンドンから情報を発信していきます。

どうぞよろしくお願いします。

なお、「ドバイ千夜一夜」は終わりましたが、ご感想、ご意見などは今後も受け付けておりますので、これからもこのブログのコメント欄に書き入れてくださるとうれしいです。Olive

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上の写真は1972年、東京国際空港つまり羽田空港で撮った写真です。

左が3歳(もうすぐ4歳)の私で、右が6歳上の姉。(姉は写真を出すのが好きではないので目を隠しています)

写真上に見えている英語は「Departure」。出発ロビー入口です。

仕事で海外に数か月赴く父を、母と姉と私で見送りに行ったときで、これが私が人生で海外を意識した最初の日だったと思います。

一ドル308円の時代ゆえ、海外に行く日本人はまだ少なく、日本に来る外国人も少ない時代でしたので、

私は空港でおそらく初めて外国人を見ました。また、いかにも外国慣れしていそうな30代半ばぐらいの日本人女性と偶然に話す機会がありました。
彼女のファッションは西洋人ぽい感じで、話し方もきびきびしていて、私にとって彼女はとてもカッコよく見えました。そして父やその見知らぬ女性の影響を受けてか、いつしか私も必ず海外で仕事をしたい、とか生活したい、と考えるようになりました。
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I have a dream.

言わずと知れたマーティン・ルーサー・キング牧師による1963年のスピーチの一句ですが、
この一句を読んだり見たりするだけで、希望や力が湧いてくるような気がします。

小学生の時に書いた作文でも「将来の夢は海外で働く」と書いていた私は、大人になってから夢を実現すべく海外で暮らすようになりました。

2006年、ドバイに住み始めましたが、ドバイについてはその経済、観光やビル、ホテルしか知られていなくて、そこに住む人について書いたものはほとんどありませんでした。

私はどこに行っても「人」に興味があるので、下の写真のような現地の人々について当ブログで書き始めました。

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書いているうちに、多くの日本人にUAE人(の若者)を知ってもらうこと、双方の人的交流が進むことが書く目的であり「夢」になりました。
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「君は、ワトソンのような存在だね。」

と言われたことがあります。

シャーロックホームズの手柄をワトソン博士が、名探偵ポアロの活躍をヘイスティングズ氏が書き留めて公表したように、

ワトソンと言われた私にとってホームズやポアロはUAE人やアラブ人であり、私は彼らの活躍や行動を記す人でした。

でもホームズ&ポアロとUAE人たちが決定的に違うことがあります。それはホームズ&ポアロが実在の人物ではないことに対し、私が書いてきたUAE人は今生きている人たちだということです。

私自身はほとんど何もしていなくて、いつも彼らの活躍を書くだけでしたが、

自負できるのは、誰よりもドバイ(UAE)の人々について日本人に発信してきたことかな。

UAE、日本のマスコミ、メディア(テレビ、新聞、ラジオ)のいくつもの会社から私が教えていた大学に取材に来てもらえました。



最近、ブログの1話からすべての話を読み返しました。書いた時の情熱、想い、感動が蘇ってきました。

観光旅行やスパ、ショッピング情報など最新を争う情報ではないので、記事の日付は古くなっていても、まだまだみなさんのお役に立てると思います。
気が向いたら、ぜひ古い話を訪ねてみてください。

さて、ドバイ関連で書いた論文や本は
・「21世紀を生きるUAE女性の展望」『中東研究』Vol.1、2011年度、中東調査会
・'Comparison of Young People in the United Arab Emirates and Japan'in "Learners Corpus studies in Asia and the World" Vol.1,2013, School ofLanguages & Communication, Kobe University
・「日本大好き女子大生が集うザーイド大学日本クラブ」『UAE』、No.43、2008、日本アラブ首長国連邦協会
・「日本の茶道とアラブ―イスラーム文化の思わぬ共通点」『UAE』No.49、2011
・「『住んでみた、わかった!イスラーム世界』の出版について」『UAE』No.55、2014
・「『絵本で学ぶイスラームの暮らし』の出版について」『UAE』No.58、2015
・「アラブ首長国連邦(UAE)の高等教育事情」『留学交流』ウェブマガジン2013年9月、日本学生支援機構
http://www.jasso.go.jp/about/documents/201309matsubaranaomi.pdf

・『アラブ首長国連邦(UAE)を知る60章』のいくつかの章
・単著(本)は2冊です。第936話、第980話をご参照。

最近英字新聞では以下を載せてもらいました。
http://ajw.asahi.com/article/behind_news/social_affairs/AJ201507010008

研究発表はドバイのHult International Business School他、いくつかの機関で、
講演会も日本オマーンクラブ他、いくつかの機関や学校でさせて頂きました。
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近年、日本の若い世代でアラブに興味を持つ人が増え、双方の関係が構築されつつあります。経済や政治分野に限られていた交流の幅も広がりそうです。

私は現在ロンドンに住み、ロンドンでも教育に携わりながら、アラブ人の観察を続けています。

ですから、これからも現役「ワトソン」として文章を書いていきますが、後輩「ワトソン」の書く話も楽しみにしています。



ちょっと寂しいですが、「ドバイ千夜一夜」はそのタイトルの通り1001話でおしまいです。家族をはじめ、アラブで、日本でお世話になった方々、ブログを読んでくださった方々すべてに感謝申し上げます。
(建設的な批判を含め)ブログにコメントをくださった方には、特に感謝です。ひとつひとつのコメントが嬉しかったです。


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↑この写真は一番上の写真と同じ日、家を出た直後に撮ったもの。初めて空港へ行く、ということで、妙〜に張り切っていたようです。

でも、新しいことにワクワクする気持ちはこの頃と変わっていないかもしれません。

夢はまだたくさんあります。


最後に…私がドバイの大学でしょっちゅう言っていた言葉で締めくくります。

Yalla, benat! (Let's go, girls!)

!يالا بنت 

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国立ザイド大学ドバイキャンパスの構内には、↑こんな素敵なカフェがあります。

カフェの名前はビジョンカフェ(Vision Cafe)。

カフェの椅子やソファーには、何やら書いてあります。
これは、1971年にUAEを建国した故シェイク・ザイード大統領とその言葉↓。
「国の、ただひとつのそして本当の資源はその若者。」

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これは、言わずと知れたソクラテスの名言「無知の知(私は無知であるということを知っている)。」

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これは、現ドバイ首長のシェイク・ムハンマドUAE副大統領とその言葉。↓すべてのUAE国民が国を作る、というような意味。
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これはノーベル平和賞を受けたマザーテレサとその言葉↓。他人のために尽くさなければ人生は価値がない、というような意味。
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そのほか、20世紀を代表する科学者アインシュタインや、19世紀初に活躍したフランスの軍人ナポレオンなど、世界の偉人の名言・格言がかかれた椅子やソファーがずらりと並びます。

ヴィジョンとは、洞察力、先見の明、未来像などの意味。


つまり、このカフェは、学生たちがカフェをしながら、偉人たちのヴィジョンを思い起こし、自らを奮い立たせるように…という願いを込めて大学が作ったものです。
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第740話_ソクラテスは賛成しないであろうドバイの教育第741話_プラトンも好まないであろうドバイの教育で書いたように、

ドバイ(UAE)では、芸術(音楽・美術)・文芸・体育の教育が熱心になされていません。私はこれらの教育は人間の成長にとってとても大切だと思っているので、UAE、ひいては多くのアラブ諸国の教育について、これらの教育が足りない点については賛同していません。そして、日本ではこれらの教育が熱心に行われていることをありがたく思っています。

しかし、日本では欠けていると思われる、重要な教育がUAEの高等教育(大学)では行われています。それは、

・リーダーシップ育成
・アントレプレナーシップ(Entrepreneurship)育成

の2つです。

ザイド大学は昼間は女子大学、夕方以降は男子大学になります。女子部において、リーダーシップに関しては第219話_女子校育ちの方なら理解しやすい?UAE女性の性格で書いたように、リーダーシップに関するディスカッションやセミナーをしょっちゅう開いています。
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また大学の女子部では、世界各国から学生やゲストスピーカーを招いて約2年に一度「女性のリーダーシップ会議」について話し合う場を設けています。(第246話ご参照)

第841話でご紹介したお店をUAEで展開した女性などは、よいロールモデルになっています。

学園祭では、個人やグループが出す模擬店で上手にマネージメントをすると表彰され、報奨金が与えられることもあります。
クラブの運営についても同様です。
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同様の行事は他の大学でも開かれており、同じように表彰制度があります。

このようにUAEの学生たちは、リーダーシップやアントレプレナーシップを学んだあと、実際に発揮する場、そして評価してもらえる場が設けられているので、学んだことを自分の中で発展させていけるようです。

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上の写真はザイド大学アブダビキャンパスでの「企業家精神週間」。多くの学生が自分(たち)の店を出して、経営力や販売力を競っていました。

第901話_アラブの若者が住みたい国No.1は?で書きましたが、毎年行われているアラブの若者意識調査によると、ここ数年ずっと

UAEは、アラブの若者が住みたい国 No.1
UAEは、アラブの若者がお手本にすべき国 No1

です。あるUAE人女子は

自分たちがアラブのリーダーになっていかなくてはならない。

と明言していました。こういう発言を聞くと、上の意識調査の結果も頷けます。この想いは少なからぬUAEの若者に共通です。特にUAEの女子学生は、その想いが強いです。
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2006年にドバイへ引っ越して以来、今までドバイやUAEのことを長々と書いてきました。

どの話も「皆さんにお伝えしたい」と思って書いたものですが、今回書いたような話、つまりUAE人の若者、特に女性が未来志向であることは、一番伝えたかったことです。

女性が未来志向になれる、というと女性だけが優れているように聞こえますが、女性が輝ける土壌を提供しているUAE人男性にも、私は拍手を送りたいです。


明治時代の北海道で、アメリカ人のクラーク博士は日本人に向かって「少年よ、大志を抱け。」と鼓舞したそうですが、クラーク博士がもし今UAEに行ったら「彼らに向かってこの言葉を改めて言う必要はないな」と思うかもしれません。

次回は最終回です。Olive

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このブログを終える前に、ドバイ人(UAE人)が好む物事を、リストにしてみました。では、ヤッラ ヤッラ!(Yalla Yalla!、アラビア語でLet's go!)

●糖分

リストの筆頭はこれでしょう。老若男女すべて、糖分が大好き。第558話_脱・糖尿病大国へで書いたとおり、UAE人の集団を見かければ必ずそこには糖尿病を患っている人がいる、というぐらい糖尿病患者を探すのは簡単。

糖分好きのUAE人が、具体的にどんな甘いものが好きかというと、たとえば

・リゲーマート アラビア語では لقيمات
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これはボール型のドーナッツ。UAE人は通年これを食べますが、特にラマダーン(断食月)の夜に食べることが多いようです。

・カラック


そのほか、日本人も食べる甘いものとしては

・アイスクリーム、チョコレート

アイスは学食でも人気。ランチを食べ終わったあとは、アイスクリームで閉めます。

「私、ダイエットしてるの。」と言いながら、主食や野菜は食べずにチョコだけ食べてる女子もいたな。

・オレオ

念のため:Oreoは、クリームをチョコレートクッキーではさんだお菓子。私には甘すぎ、でもUAE人にはちょうど良いみたい。

・ラスク

念のため:ラスクはパンに砂糖などを塗って焼いたもの。これを甘〜いカラックにつけて食べたりします。考えるだけで頭痛が・・・。

・炭酸飲料水炭酸の栄養ドリンク

特に

・レッドブル

レッドブルは、UAE人のビールです。(注:UAE人は敬虔なイスラーム教徒が多いので、ビールなどのアルコール飲料を飲めない。)

第354話_オロナミンCについての話もご参照。

●スポーツカー

第852話ご参照。

・若者はフェラーリ、ランボルギーニがお好み。ポルシェは当たり前。 30代以降はアウディR8も多い。写真↓はフェラーリ。
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彼らの場合、初任給からして日本人の2〜4倍あるから、数千万円する高級車も3〜4年ため込めば買えてしまうのよね…。ちなみに日本のように所得税などがないので、お給料は基本的に額面通りもらえます。

フェラーリ(の車)を買わない男女も、フェラーリグッズが大好き。
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たとえばフェラーリマークを付けたスマートフォンのカバーは男性に人気。
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●イケメン

男性もイケメン好きなのが興味深いです。 特に

・007(ジェームズ・ボンド)

は男女から人気。世間から「かっこいい」と思われているものが男女とも大好きで、UAE人男性は自分がJames Bondのような気分になっているのがラブリー。

イケメンについては、こんなエピソードが。女子大生Aさんと結婚について話していた、ある時。

私「Aさんはスポーツも勉強もできる男性が好きなだから、B君なんかいいんじゃない?」(B君とAさんは結婚できる遠い親族関係で、お互いに興味を持っていました。)

Aさん「ダメ。だって、お母さんがイケメンと結婚しなさい、って言うんだもの。子供の顔に影響するから。それに私もイケメンの方がいい。」

私「日本では、結婚相手がかっこいいと浮気されそうだから、イケメンはかえって敬遠されることがあるよ。」

Aさん「そういう考え方は信じられない。」

Aさんとの会話のあと、いろいろな女性に意見を聞きましたが、結果はAさんと同じでした。

結婚相手の女性の容姿については、いろいろ考慮されることが多いですが、男性の容姿もUAEではかなり大切なようです。

●馬

ドバイ人に「好きな動物は?」と聞くと、「馬」という答えがたいてい返ってきます。ドバイ首長一族が馬好きなことがかなり影響していそうです。「馬が好き」というと、お坊ちゃま・お嬢様っぽい雰囲気を与えますしね。
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上の写真はロンドンのエプソム競馬場で2015年6月に撮影。ドバイのマクトゥーム家所有の「シェイク・ザイード・ロード」という馬のが出走する前のパドック。UAE人男性たちがシルクハットをかぶっているのが見えます。

●ナンバープレートや電話番号のぞろ目や連続番号

数字のために、日本人が一生かけて稼ぐお金以上を費やす人も。第195話ご参照。

●ブランドもの(ヨーロッパ、アメリカ)

女性がいかにブランド好きかは、カバンを見ればわかります。第456話ご参照

男性がブランド物をつけているかどうかは、見た目ではちょっとわかりにくいです。なぜならUAE人男性が出歩くときはだいたい手ぶらだから。民族衣装カンドーラのポケットにペンと携帯電話を入れているだけです。

しかし、第69話でご覧いただけるように、実はスカーフがブランドものだったり、靴がイタリアの有名メーカーのものだったりします。

ポケットの黒いペンも先っぽに白いマークが見え…つまりモンブランだったりします。


●サッカー

ブランドが好きなUAE人は、サッカーももちろんブランドで選ぶので、スペインのFCバルセロナやレアルマドリードCFが大好き。

ちなみに、イケメン好きなUAE男子学生たちは、バルサのメッシよりレアルのクリスチアーノ・ロナウドの方が好きとはっきり言っていました。

●サングラス

太陽のまぶしいUAEではサングラスが必携ですが、女性は顔を隠す(目を隠す)小道具としてサングラスが欠かせません。

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サングラスは大きなティアドロップ型で反射するグラスを使っていることが多く、彼らの濃い顔にはこのタイプがとても似合います。何しろ目が大きいので、小さいグラスでは、目を覆いきれないのかも。

●ショッピング

「買い物天国」はドバイ旅行の宣伝によく使われる文句ですが、率先してショッピングしているのは旅行者よりもUAE人。

親族が巨大なUAEでは、いつも結婚、婚約、出産祝いなど親族のためのショッピングがあるし、イスラームのお祭り時にもギフトや新しい服を買ったりするので、年がら年中ショッピングをしています。

●香水

これは第876話_香水大好きで書いた通り。

●牛肉

せっかくよい漁港があるというのに(第15話ご参照)、中年より若いUAE人はお魚を好まず。魚をまったく食べない若者も少なくありません。

牛肉はステーキでかぶりつくのも、マンディやビリヤー二のように蒸しごはんの上にドーンと乗せて食べるのも好き。’’’写真は牛の肩肉入りマンディ。

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ハンバーガーも大好き。私もドバイに住むようになってから、ハンバーガーが大好きになりました。(第948話_ドバイ(UAE)で一番おいしいハンバーガーご参照)

●ピザ

飲食店街にはイタ飯屋さんがたくさんある他、ピザ・エクスプレス、ピザ・ハット、800 Pizza、パパジョンズなどピザ専門店も乱立。

●カメラ

これはプロのカメラマンが使うような本格的なカメラのこと。ニコンやキャノンは男女ともに大人気。

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撮った写真はインスタグラムで公開。最近は女子の間でスナップチャット(Snapchat)が流行っているようです。(Mさん情報)

●四駆の自動車(4WD)

砂漠を自由自在に走れる四駆はUAE人の必需品。ランドローバーのRange Rover、トヨタのランクル、ニッサンのパトロールは大人気↓。(ニッサンパトロールは海外向けのみ)
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●女性は貴金属、男性は高級時計

ジュエリーショーなどが頻繁に開かれるUAE。日本ではお目にかかれない高級宝石ブランドや時計ブランドをUAEで覚えることができました。

●日米のゲーム、日米のアニメ

世界に先駆けてUAEで発売されるゲームもあり。

●米とインドの映画(アクション、ファンタジー、お笑い…)

インド人のセクシー女優も男性に人気あり。

●イギリス、フランス、イタリア、スペイン…

イギリスは、第二の家がある国。(親族の誰かしらがイギリスに住んでいる。)

若いUAE人男性は、「イタリア人に見える」などと言われると喜んでいます。

●UAE

自分の国へ愛情を国全体で素直に表現できるのはうらやましい限り。「Proud to be Emirati」とは、「UAE人であることに誇りを持っている」という意味。ある年の、Z大学生卒業論文のひとつ。
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そして、

●日本!
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UAEは、いまどき日本をとても好いてくれる貴重な国。世界では、日本の経済力が落ちるにつれ日本への興味を失う国が増えてきましたが、一般のUAE人は日本の経済の盛衰にかかわらず日本人に好感を持っています。

第755話でも書きましたが、両国が早く両想いになってほしいです。Olive

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国会議員や県会議員のセンセイ方が、グループでよくドバイにいらっしゃるようです。

遊びにいらっしゃるのではありません。ご一行様は、「視察旅行」に来られるのです。


下記の出来事は、もう時効だと思うのでみなさんと情報をシェアしたいと思います。


5年前の春。在ドバイ日本総領事館の方より、以下の内容のメールを受け取りました。
...............................................................
某県会議員有志のご一行がドバイに視察旅行に来られる。

一行は小・中学・高校・大学の見学を希望している。よって、(私が日本語などを教えている)国立ザイド大学を見学させてもらいたい。

その理由:日本に於ける外国人労働者問題として教育をテーマに視察したいから。
...............................................................

ドバイを訪れる方が、「地元の教育機関の視察」を希望することはしょっちゅうあることです。
この希望は、よく理解できます。
なぜなら、その国でどんな教育が行われているか、を見るのはその国の将来性を計るにも有効だからです。

しかし、「日本における外国人労働者問題」を考えるために、学校、ましてや大学を訪問したい、とはどういう意味なのか、よくわかりませんでした。

労働者の雇用状況を見たいなら、まずは一般企業や建設現場などでどのような形態でどんな人が雇われているのか、という現場を見るのが一番だと思いました。何しろ、わざわざドバイまで足を運んでいるのですから。

そこで、下記のメールの内容を領事館の担当者さんに送りました。
..............................................................
議員の方々がザイド大学に興味を持ってくださって嬉ししい(と礼を述べたあと)

・議員の方々は何を見学したいのか(労働者の休憩室なのか、授業見学なのか、教室や講演ホールなど構内設備なのか など。)

・議員の方々は誰と話すことを希望しているのか(外国人労働者=清掃係やガードマンなのか、一般学生なのか、いろいろな国籍の先生なのか、UAE人の先生なのか、学長なのか、など)

・議員の方々は、今までイスラム圏に来たことがあるのか、中東やイスラームに造詣のある方たちなのか、ほとんど知らない方たちなのか

・議員の方々の英語能力は?(これは一番重要かもしれません。UAEの国立大学の授業はすべて英語で行われ、労働者たちもちゃんと英語を話します。英語が通じない議員がいらっしゃる場合は領事館の方が通訳をされますか?)
..............................................................

すると、2日以内に領事館担当者さんからお返事が来ました。

内容は「今回の話は忘れてください」ということでした。


私としては、「やっぱりね」という感じでした。

「視察旅行」の内容として、「国立大学を見学しました」と人に言えば、いかにも現地を勉強しに行った、という印象を与えることができるし、大学には日本人(つまり私)もいるので、私に案内させれば楽勝、とお考えだったのでしょう。

しかし、私から

・大学に来るなら、ドバイのこと、イスラームのこと、アラブ中東のこと、など、いろいろ予習してきてくれるんでしょうね。

・まさか英語でしゃべるんでしょうね。

という要求を暗につきつけられたため、断るしかない状況になってしまったのでしょう。


議員のセンセイ方がザイド大学を訪れたいという希望は、それ以降来なくなりました。


私が大学にいた6年弱、さまざまな日本人が大学を訪れました。

年齢は小学生から60代までと幅広いお客様です。

概して、小・中学生・高校生・大学生・大学院生が一番勉強してきていたし、外国人に対する礼儀も正しく、UAEに対する日本の印象を良くしてくれました。

成人では、現地人に好印象を残した方と、そうでない方、まったく印象に残らない方がいました。
まったく印象に残らないのは無害ですが、せっかく来るなら何か印象付けてほしいとも思います。

私が一番恐れていた客は、女子学生に触ってきたり、現地の習慣をわきまえない質問をしてきたり、日本人が偉いと思って現地人を見下す客。

ですから、「大学を訪れたい」という方には、予防措置として上記のようなことをたいてい質問していました。

当ブログで繰り返し書いていることですが、多国籍社会に生きるUAE人の若者は英語も普通に話せて、自分の意見をしっかり持っています。
(たとえば第415話ご参照)

我が国の議員の方々が、UAE人の若者と社会問題について熱く議論し合えることができれば、どんなに素晴らしいでしょうね。Olive

PS:写真は本文に関係ありません。1枚目は民族衣装アバヤを着たモデル。たぶん東ヨーロッパ人。大学で撮影。
写真2枚目は男子日本語クラスの生徒 左から二人目はシリア人、他はUAE人。

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