欲望日記

ゲイをノンケに戻せるか?!女を愛せない男を愛した女の悲劇(笑)

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no title 22

がぁん、と頭を殴られた気がした。

アイジン―? 

あまりに唐突なさやかの言葉が、まるで聞き
慣れない外国語のように耳に響く。

「あの子、お金を貰って愛人やってるのよ。
じゃなきゃ風俗ね。賭けてもいいわ―。」

愛人、風俗―あの楚々とした風情の亜矢には
どちらもあまりに似つかわしくない言葉だった。

「何、言ってるんだよ。ありえない。」

あまりのバカバカしさに、竜之介はそう吐き
捨てるように言った。

しかしそんな竜之介をあざ笑うようにさやか
は続ける。

「あの子の持ち物見てたら、普通じゃないっ
て分かるわよ。男には分からないのかもし
れないけどね。親がよほどの金持ちでもない
かぎり、喫茶店のバイトしかしてない普通の
大学生が100万円近くする腕時計なんて、持
てるもんですか。」

そう言われて竜之介は亜矢がどんな腕時計を
つけていたか思い出そうとしたが、全く記憶に
ない。

さやかの言うとおり、男はえてしてそういったこ
とに鈍感なのかもしれなかった。

「親が金持ちなのかもしれないじゃないか。」

だがしかし、竜之介はそう反論した。
実際は、亜矢の両親の話などしたこともなか
ったが。

「何も知らないくせに、人のことをそうやって
悪く言うなよ!」

自分でも驚くほどの激しい口調が出た。
そんな竜之介を見て、さやかはしらけたよう
に言った。

「あきれた―。カマかけてみただけなのに、
あなた本気であの子のこと好きなんじゃない。」

「そういうわけじゃない。 ただ…。」

「ただ、何なの?」

さやかの目が、いじわるく光る。

竜之介は言葉に詰まった。

正直いうと、亜矢のことは気にはなっていた。

「あなたも、コワイ顔してる。」

初めて会ってそう言われた、あの日から―。

コワイ顔をしている、とは今まで他にも言わ
れたことがなかったわけではない。

だが亜矢は、「あなたも」 と言った。
亜矢の、心を閉ざしたような険しい顔を最初
に指摘したのは自分だが、亜矢はそれを否
定することもなく、俺と同じだと言った。

その言葉に、何かメッセージのようなものが
込められている気がして、それが何なのか知
りたいと思ったのだ。 ただそれだけだ。

(だけどそれは、「好き」とは違う―。)


竜之介はまっすぐにさやかに向き直った。

「…とにかく、あんたがあの子に何の恨みが
あるのか知らないが、根も葉もない人の悪口
は聞きたくないね!」

そう言い捨て竜之介はキッチンを出ていった。

足音も荒く遠ざかってゆく竜之介を見つめな
がら、さやかはつぶやいた。

「何さ、純ぶっちゃって…。」

でも悪くない、そう思いながらタバコを深々
と吸い込み、ふうっ、と煙をその届かない背
中に向かって吹きかける。

(あたしが、あの子の仮面をはいでやるわ―。)

さやかの瞳が、濡れたように熱っぽく光った。



つづく

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晴彦と!?

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貞操の危機!!



8月12日の出来事(前ページ参照)から二日間―。
私は週末を奈美の家で過ごしました。

さぞや悩み苦しんでいたのだろうとお思いのみなさん、ご心配なく。

働きまくっておりました(笑)

奈美と飲んだくれるつもりだったのですが、あいにくの不在(><)
が、合鍵を持っている私は勝手に侵入し勝手に滞在することに。(←犯罪?)

でも誰もいない部屋でぽつねんとしているのに耐えられず、金曜のその夜から
キャバクラへ出勤です!!(笑)

いや〜仕事を忘れてはっちゃけちゃいましたね〜(+o+)
土曜の朝3時までお客とバカ騒ぎし、帰って17時まで爆睡。

18時から同伴でお客と焼肉食べてそのまま出勤。
またまたラストの3時まで働いて、日曜の昼間も不毛に爆睡。。

さて、17時に目覚め、今夜はどうしようか明日は会社だしな〜と考えあぐねていると
部屋の主・奈美が帰宅☆

なっ、何してんのよーーーーーーあんたはぁぁーーーーっっ(怒)!!!

憤怒の形相の奈美の横には、真新しい奈美のダーリンの姿が(汗)
すっかりニートの部屋の様相を呈したリビングの真ん中で、ぽかんと口を開けた寝起きの私(笑)

…追い出されました。 まさに字の通り(笑)
行き場を失くした私は、携帯のメールを見つめました。

ナオサン、カエッテキテ。ハナシガシタイ。」

塚本くん…。

彼の優しい笑顔とともに、目の前でE.T.にボロクソに言われた恥ずかしさがよみがえります(><)

(―やっぱり帰れないっ!!)

携帯を乱暴にバッグの中へ放り込むと、身支度をしにマンガ喫茶へ向かった私なのでした・・・。



そして事件は、その日の夜に起きました。

「ナミちゃん!!あんたのことを指名やでぇー!!信じられへん!!(←ちょっとヒドイ)」

けたたましいメグミちゃんの声。
そうです。 あの晴彦が店にやって来て、その上私を指名したのです(@o@)!!

ゴリエを指名というだけでも驚きなのに、その日は晴彦お気に入りのサエコさんも出勤していました!!
お店でナンバーワンの、そしてお気に入りのはずのサエコさんを差し置いて、新人のゴリエが…!
店内に衝撃が走りました(笑)




「やっぱりアンタか…。」

要らないと言ってヘルプの女の子を追い払い、私と二人きりになると晴彦が言いました。

「…。」

ゴリエに扮する時間もなく、ついに正体のバレてしまった私は無言(><)

「…何でここで働いとんのか、聞いたらマズイんやろな?」

シリアスな調子でマルボロをくわえた晴彦に火をつけてやりながら私は一言。

「いえ別に。生活苦です。」

ぶっと晴彦がタバコを吹き出しました(笑)

生活苦ぅ!?

「そーです。彼氏が出て行って、一人でやってかなきゃいけなくなったんで。」

胸を張って答える私。 塚本くんと暮らしていることは言いませんでした(- o-;)

「…そうやったんか…。」

晴彦の目に哀れみの色を感じた私は、あわてて付け足しました。

「同情なんてしてくれなくて結構ですから!あっだったら家賃下げて下さいよ!あの欠陥マンション!」

「欠陥マンションやと〜(怒)!?何を言い出すかと思ったら。 どこが欠陥やねん!」

「どこもかしこもボロボロじゃないすか!!雨漏りはするしエアコンは壊れてたしトイレは詰まるし!!
おまけに彼氏は出てっちゃうわ、とにかくあの部屋に越してから、トラブル続きなんですよっ!!」

男と別れたんは部屋のせいじゃなかろうが! そもそも何で別れたんや。」

「さあね。カッコいい部屋に女を連れ込みたくなったんじゃないの。…部屋で浮気してたのよ。」

晴彦が急に黙り込みました。

「そうか…。そら、ツラいな…。」

しみじみ言われてぐぐっと言葉に詰まった私は

「ま、まぁあなたには関係ない話ですよね。いいんです、どうにもならなくなったら
出て行きますから。」

そう言ってくいーっと(晴彦の)ウィスキーをあおったのでした(笑)

「出てくって…。うちから引っ越すゆうんか!?」

「だって仕方ないでしょう。一人じゃ15万も払えないですもん。今は何とかやってますけど。」

憮然として答える私。
塚本くんとも、もう長くは住み続けられないだろう、とその時思っていました(><)

「―分かった。家賃のことは、俺から親父に話したる。」

えっ!?

私は晴彦の意外な言葉に耳を疑いました(+o+)

「その代わり。」

ぐっと身を乗り出した晴彦は、私を見つめて低い声でささやきました。

「俺にしっかり、サービスせいや。」

はぁ!?

晴彦は私の手首をつかんで勢いよく立ち上がると、店長に向かって叫びました。

「店長!コイツ、今日はこれで上がりや。俺のアフターに連れてく。」

ちょっちょっ、ちょっと待ってよーーーーー!!『サービス』って何ーーーー!!??

私はすっかり気が動転してしまって口をパクパク(@o@)!!
こっ、こいつやっぱりヤ○ザの息子だわーーっ私を外に連れ出して何する気ーーー!!??

半ば晴彦に引きずられるようにして店を出る私。

あわや貞操の危機!! このあと一体どーなってしまうのでしょうか!!!??

そしてそんな私の姿を怒りに燃える瞳で見つめる、ひとりの女の人が―。サエコさんです(+o+:)


またまたトラブルの予感〜(><)!!! 


つづく

波乱の夜

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そして、決裂―。


「2人に話がある。」

そう言ってE.T.に突然呼び出されたのは、8月12日(金)のことでした。

不安が暗雲のように胸に広がるのを感じながら、仕事のあと恵比寿駅で
塚本くんと待ち合わせ、タクシーを拾って広尾へ。

フレンチのお店、『レゼルブ・ド・ヒラマツ』
一見フラワーショップにも見える緑あふれるエントランスをエレベーターで2階に上がると、
白を基調とした柔らかいフェミニンな空間が広がっています。

期間限定の「桃のフルコース」をいただきながら、ぎこちなく3人が向き合いました(+o+)



「で、どうです? 2人の新生活は。」

シャンパンで乾杯すると、さっそく切り込んできたE.T.(><)!!
ここは変に口ごもったりしない方が得策だ、ととっさに判断した私は、ニコヤカに答えました。

「ええ。ほんとに塚本くんが来てくれて助かってます!なんてったって家賃は半分になるし、
やっぱり男の人がいてくれると、防犯上安心ですよね。 …塚本くんなら、私に対しても
『安心』ですし(笑)☆」

「そうですか。」

…E.T.、目が笑っていません。 ひえ〜っ(笑)

ひんやりとした空気の中、アミューズ(前菜)に続いてコチ(という魚)のソテーが。
しばらくの間、ナイフが時おりお皿にぶつかる音だけが響きました。

「塚本が迷惑をかけていませんか? 休みの日はどうしてるんですか?」

沈黙を破ったのはE.T.。

「お互い昼間は別々に過ごしているし、休みの日も予定があればそれぞれ好きに動いてる
って感じで。何回か、横浜周辺を案内してあげたんだっけ?」

ナイスコンビネーションを期待して振ったのに、彼の答えは

「二人で花火とか海、いっぱい行ったよ。」


おいこら待てーーーーー(怒)!!!!
それじゃ私がただの『嘘つき女』になっちゃうだろうがぁーーーー!!!

やおらパンにバターを塗りたくり食べ始める私(笑)


「先週末、僕の誘いを断ったのは、それでだったのか…。」

E.T.の目が、一瞬鋭く光りました。

塚本くんはそれには答えず、屈託ない様子でフォアグラをつついています。

「あ、あの、○○(E.T.)さんも今度ぜひ横浜に遊びに来てくださ…」

気まずい雰囲気を取りつくろおうとしたら、

その必要はないでしょう。」

ものすごく冷たくさえぎられ、一気に酔いが覚めました(++)

「…で、君はいつまでなおさんのところにお世話になるつもりなんだ?」

えっ?

同時に声を上げる塚本くんと私。

「打ち合わせは今後、全部恵比寿の事務所ですることにした。僕の自宅に誰かが来ることはもうない。」

「…だから、何?」

「人が来て落ち着かないのが嫌だったんだろう? もう大丈夫だって言ってるんだよ。」

「ちょっと待って。 言っておくけど俺、○○さん(E.T.)のところへ行く気はないから。」

ワイングラスを置くと、きっぱりと塚本くんは断言しました。

「俺だって家賃ぐらい払えるしね。○○さん(E.T.)の世話になる必要はないよ。」

「この間のことをまだ怒っているのか?そんなに自立したけりゃタダで住めとは言わない、
私に対して家賃をきっちり払ってもらおうか。」

どうだと言わんばかりに腕を組んだE.T.に対して塚本くんは

「家賃を払うのは大前提さ。…その上で俺は、『横浜』に住みたいんだよ!」

きれいなサックスブルーのジャケットを着た肩に力が入るのが分かりました。

それを聞き、さっと朱を注いだように赤くなるE.T.の顔。

「そんなに、そんなになおさんと暮らしたいのかお前はっ!?」

激昂するあまり、声が上ずっています(@o@!!

『なおさんと』 だなんて、ひとことも言ってないだろ〜!?」(←ちょっとショック)

塚本くんはうんざりした顔でナイフを投げ出し、椅子にもたれてしまいました。
私はE.T.の見せた激しい嫉妬にどうしていいか分からず、おろおろするばかり(><)

「―とにかく、俺は当分横浜で暮らすよ。もちろん、家賃もちゃんと半分払うしね。」

「家賃、家賃って強情な奴だ。僕へのあてつけか?なおさんに迷惑だとは思わないのか!?」

「なおさんが『迷惑だ』っていうんなら、すぐに出て行くよ。」

ぐっと身体を低くして、一歩も引かない塚本くん。
一斉に二人の視線が私に注がれます(@o@)!!

「わ、私は…。ほんとに、迷惑だなんて…」

目の前に置かれた生ウニのパスタは、もうすっかり冷えていました。

なおさん。」

E.T.が私に真っ直ぐ向き直りました。

「あなたも、もうちょっとよく考えたほうがいいですよ。そりゃ大変なことがあってお気の毒だとは
思います。けど、同居人なら誰でもいいっていうのは、おかしいでしょう。…ご存知だとは思うが、
私と塚本はそういう関係だ。 あなたに他意はないとしても、僕は平静ではいられない。」

「…。」

返す言葉が見つからず、うつむく私。

「―ちょっ、それはおかしいだろ!? 俺がなおさんに住まわせてくれって頼んだんだから!」

E.T.は声を荒げる塚本くんを手で制し、言葉を続けます。

「…仮にもし、あなたが塚本に好意を持っていたとしたら、それは不幸な話だ。あなたの願いは叶うことはないのだから。 なおさん、あなたも実りのない関係にかまけて将来を見失うほど、もう若くはないでしょう?」

―あまりにストレートな非難に、私は驚いてE.T.を見つめました。

実りのない関係―。 決して交わることのない平行線の先を夢見ている、馬鹿な女―。

泥棒猫、そう罵倒されている気すらして、私はものすごい恥ずかしさに襲われました(><)



「…○○さん(E.T.)のおっしゃる通りですね。塚本くんと住むべきじゃありませんでした。
○○さんの気持ちも考えずに、自分の都合ばかり…。 ほんとにごめんなさい。」

居たたまれなくなった私はそう言って、お店を飛び出してしまいました(><)

なおさんっ!! 待って!!

塚本くんの声を振り切って―。




ひとり駅へ向かうタクシーの中、頭の中をさまざまな思いが駆け巡ります。


やっぱり無理なんだ。

奇跡なんて、起きっこない。

一緒にいられるだけで幸せ、なんて嘘。

私を、女として見てほしかった。

塚本くんを、E.T.から奪いたかった―。

E.T.に突きつけられたのは、目をそむけてきた自分の真実の姿でした。
そのあさましさと恥ずかしさに耐え切れず、こうして逃げてきてしまった―。


合わせる顔がない―。 
E.T.に対しても、塚本くんに対しても。


その夜、私は家へ帰りませんでした…。


つづく

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つかの間の幸せ!?

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ラ・ヴィアン・ローズ



蜜月です。
何が蜜月かって、塚本くんが越してきてからの毎日のことです☆

日々是まさにラ・ヴィアン・ローズ
はたから見ればどう見ても、幸せいっぱいのカップルです♪ 
ただセックスレスなだけで…(笑)


8月2日は、仕事を休んで朝から二人で江ノ島へ出かけました(>∀<)/!!

「この車、そろそろ○○さん(E.T.のこと)に返さなきゃなー。」

白いサンダーバードのハンドルを握りながら、塚本くんが呟きました。


はっ!!!!!
そういえばE.T.はどうしてるのっ!!!???

塚本くんがうちに駆け落ち同然(笑)に越してきてから、まったく没交渉。
最後にE.T.と会ったのが、私のリベンジバースデーパーティーの時だったことに気づいて
胸が痛くなりました(><)

「連絡…取れないの?」

あの日言い争っていたE.T.と塚本くんの姿を思い出しながら、私は聞いてみました。

「いや、昨日昼ごろ電話したらつかまったんだ。けど忙しいみたいで、すぐ切られた。」

「そうなんだ…。 できたら○○さん(E.T.)にも、うちに遊びに来てほしいな。」


ベッドの厄払いの一件(前ページ参照)から、どうしようもなく彼に惹かれてしまっている
自分がいましたが、それでも私は、3人で楽しかったあの頃に戻りたいと思っていました。

「そうだね。でも大丈夫! 来週には、いやでも仕事で会えるからさ。」

そう言って塚本くんは、後部座席のスケッチブックをあごでさしました。
塚本くんは週に3、4日、恵比寿にあるE.T.の事務所に出かけて仕事をしています。
それ以外の日は、うちでグラフィックを描いたり横浜の町をブラブラしてるみたいです。

あ! あれが江ノ島!?」

うれしそうに身を乗り出す塚本くん。
海の向こうに特徴のある展望台が見えてきました―。




この日は何だか曇ったり晴れたりの微妙な天気!
片瀬の海のあまりの汚さ(!)にショックを受けた私たちは、ひたすら浜辺でお昼寝(笑)

特に私は、前日のキャバクラ疲れもたたって2時間も大爆睡(@o@)!!
16時には浜から上がって、江ノ島を散策☆

「いいところだな〜風情たっぷりだな〜」

感激しながら江ノ島の情景をデジカメにおさめる塚本くんのそばで、私はひたすら
団子やらせんべいやらアイスを食べまくり、をなでまくり!!(笑)

18時には屋台で食べ物やビールをゲットして(←まだ食うかw)、江ノ島の横道を入った
ところにある、秘密の入り江へ…。

そう!!
8月2日は、江ノ島花火大会の日だったのでーす(>∀<)☆♪

二人並んで腰かけ、アルコールも入って準備OK♪
わぁっ、と歓声。 花火が始まりました。

ほんとに目の前で上がるため思わず後ろに手をついて上を見上げたその時、
偶然塚本くんの手に触れてしまいました。

「あっごめんね。」

そう言ってどけようとした私の手を、塚本くんはぎゅっと握りました。

えっ…!

塚本くんの顔を見ると、黙って花火を見上げています。
彼にドキドキさせられるのにはもう慣れっこですが、一体どういうつもりなのでしょう(><)?



塚本くんはゲイ

E.T.と、付き合ってる。

そう分かっていても、こんなことされたら、期待しちゃうじゃない。

あんまり私を、まどわせないで―。


帰りの車中では、少し無口になってしまった私なのでした・・・。



8月6日(土)は、茅ヶ崎サザンビーチの花火大会へ。
次の日は、大磯ロングビーチ(←渋いでしょw)と箱根ドライブ。

週末だけじゃなく平日も、二人の時間が合えば横浜で待ち合わせて夕食を食べに
行ったり。 すっかりバラ色の恋人ライフ(笑)

そう、あの日が来るまでは…。

つづく

BRAND NEW LIFE

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天使がうちにやって来た!!



7月31日―。
もはや何も申しますまい。
塚本くんが、我が家にやって来ました

白いくらいまぶしい陽射しの中、オープンカーの後部座席にダンボールを積んで
緑のトンネルの坂道をゆっくりゆっくり登ってきた彼の、ひまわりのような笑顔…。
セミがやかましいくらい鳴いていたっけ。

「お世話になりますっ!!」

塚本くんの荷物は驚くほど少なくて、ダンボールの中身はほとんど服と本とCDだけ!
大きなものといったら、パソコンぐらい。

「もともと何にも持ってないんだ。電子レンジすらなかったから(笑)」

生活感のない彼…。 そんなところがまたステキ☆
そんな塚本くんの荷物の中に、とびぬけて重いダンボールがありました。

その中身は…。
何冊ものスケッチブックと絵が描き散らかされたたくさんの紙・紙・紙!!!

「これのために、明るい部屋に住みたかったんだよねー。」

汗をタオルでぬぐいながら塚本くんが言いました。

「前のお部屋、そんなに日当たり悪かったの?」

「うん。空も見えなかった。上京してきて何も分からず住んだ部屋だから、仕方
ないんだけどね。」

「えっ、塚本くんってこっちの人じゃないんだ?」

「北海道だよ。」

よく考えたら私、塚本くんのこと何も知りませんでした。向こうも同じだと思いますが(笑)
塚本くんの引っ越しは夕方には片付けまで終わり、バルコニーで乾杯の缶ビールを♪

「おつかれさま〜! ようこそ横浜へ☆(笑)」

「ありがとう。 これからよろしくお願いしますっ!!」

遠くでひぐらしがカナカナと鳴いています。
夕焼けに赤く染まった塚本くんを見ながら、私は幸せで胸がいっぱいになるのを感じたのでした・・・。



…と、このままロマンチックにフェードアウトしたいのですが、そうは問屋が下ろしません(笑)!!
突然、鳴り響く携帯
見てみると、ナミちゃんもとい(笑)本物の奈美からです!!

風のうわさで無事同居人が見つかったって聞いてさー!今からお祝いに行こうかと☆」

きぃーーーーーーーーーっ白々しい(><)
風のうわさだなんて。 私から無理やり聞きだしたくせにっ。


15分後、ほんとに奈美の奴うちに来ちゃいました(@o@)

「おめでとーーーっ!!! あなたが塚本くん!? やだほんとにカッコいいじゃなーい!!
私、なおの親友で奈美っていいます。 よろしくねぇん☆ ウフ☆」

ひさびさに峰不二子節・全開です。 クラクラしますが、ゲイに対してもキキメはあるのか!?

「塚本です。すみません、ひょんなことからこれからなおさんちに住まわせて頂くことになりました。
奈美さんてお綺麗な方ですね! これからどうか、よろしくお願いします。」

塚本くんはその礼儀正しさと抜かりないお世辞(笑)で、がっつり年上女のハートをキャッチ。
でもいやらしさのないところが、さすがゲイ…(☆o☆)

「あら〜綺麗だなんて…♪ なお、あんたも彼氏に浮気されて別れちゃったりで
ここんとこほんとに不幸だったけれど、こんないい子が来てくれて良かったわね。
塚本くん、どーぞこの子をよろしくお願いします!!」

そう言って塚本くんにふかぶかと頭を下げる奈美。

「いえいえこちらこそ。なおさんのことはお任せください。」

調子を合わせる塚本くん。

やめてけれーーまるで私がだめな子みたいじゃないかぁぁぁーーっ(><)
しかも『浮気された』だなんて、余計なことをっ(怒)



奈美もやがて帰り、私たちはやれやれと順番にシャワーを浴びました。 
ソファで構わないという塚本くんのために、一緒に寝室へ寝具を取りに行った時です。

いやでも目に入る、部屋の真ん中にどどーんと鎮座ましますダブルベッド!!!!
なぜか激しく緊張(><)!!!! 何もねーよ(笑)

「…なおさん。」


えっ?

だっ、だっ、駄目よっいけないわっ、そんな、まだ前の彼と別れたばかりで不謹慎な―…!

いいね〜こんなおっきいベッドをひとり占め♪ 贅沢〜っ!!!」

―妄想劇場終了…。(-_-)

「でしょ〜! ってそれ、さびしくない(笑)!?」

「あっ…! ごめん、そういうつもりじゃなかったんだ。」

「えっ!? あっ、そんな!ごめん全然気にしないで(><)!呪われてるしね〜そのベッド。
ほんとに塚本くんが使ってくれた方が、かえっていいかもしれないわ。」

呪われてる?

「そ。 何を隠そう、そこが『浮気の現場』ってヤツよ。―燃やしちゃおうかなマジで(笑)」

「なおさん…。」

枕とタオルケットを手に笑いながら振り返ると、思いつめた表情の塚本くんが立っていました。


「こっち来て。なおさん。」

塚本くんは何を思ったかベッドに横たわると、上半身を起こして私を手招きしました(@o@)!!

なっ、何してんの塚本くん? 冗談やめてよ―…。」

心臓が今にも爆発しそうなくらい脈打っています。
平静を装おうとしても声が震えるのが自分でも分かりました。

「いいから、早く。」

まるで催眠術にかかったように、それでも私の体は差し伸ばされた手の方へふらふらと…。

ぐいっ、と手を引かれ、次の瞬間には塚本くんと並んでベッドに横たわっていました。
驚きと緊張で息もできないでいる私の耳のよこで一言―。

「ベッドの厄払いさ。これで彼氏と『おあいこ』だよ(笑)!」

思わず塚本くんのほうへ向き直りました。
いたずらっぽい、でもいたわりに満ちた塚本くんの目―。

「…ほんとだ〜。いぇーいザマミロ〜!・・・」

自然とあふれてきた涙を拭いもせず、顔をぐしゃぐしゃにしながら、私は笑いました。



それから、このベッドで悪夢にうなされることは二度となくなったのでした―☆


つづく

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