東京メトロ・有楽町線の江戸川橋駅からすぐのところに
江戸川公園という、神田川に沿った公園がある。
関口台地の南側にあり、ここは、ちょうど
フォーシーズンズホテルや椿山荘、和敬塾、
細川家の本邸跡の新江戸川公園などの下にあたるため
長さ1kmほどの遊歩道の片側は
うっそうとした森がせり出してきている。

その椿山荘の裏口あたりに、工事の公告の看板があった。
フォーシーズンズホテルでチャペル建設があるようだ。
このホテルの正門側の前には、立派な教会があるので、
そこで挙式し、フォーシーズンズで披露宴という流れが
あったはずなのに、あえて、自前のチャペル建設のようである。
胸突坂を上りながら思い出したのだが、
何年か前に、未婚のOLさん数人が、自分たちの
結婚式場の理想を語り合っている場に居合わせたことがある。
そのとき、異口同音に彼女たちから出てきた言葉は
ホテルなど式場に併設されているチャペルは
「なんか、ニセモノっぽいから、イヤ」であった。
意地悪オヤジとしては、一言、口をはさみたくなって
「そんなこと言ったって、キミたち自身、ニセ・信者でしょ」
……座が白けたのは言うまでもない。

教会は、もともと営利目的で式場を貸しているわけではなく
伝道のために、信者ではない人の司式を行っているはず。
それが証拠に、教会での葬式は信者しかできない。
亡くなった人には伝道が必要ないからだ。
教会としては、ある意味では、好意で
場を提供してくれているのである。だから
借りる方は、その趣旨に沿って、宗教的な関心を
いくばくかでも持って臨むのが、礼、というものである。
そんな宗教的関わりは持ちたくない、という立場なら
付設の「もどきチャペル」でも我慢しなければならない。
それが、道理というものであろう。
隣の家とは関わりなど作りたくないが
ピアノは、ちょっと借りたい。お金払うから
いいでしょ…というのと同じ理屈だよ。
そんな言葉を彼女たちに投げかけたのだが
夢いっぱいの未婚OLさんたちには
通じなかったようである。
坂を上りきると、通りの向こう側に
東京地区のカトリックの主教会である
東京カテドラル教会の尖塔が目に入ってきた。
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東京カテドラル教会へ、私も偽信者としてクリスマスイヴに行った事があります。椿山荘でバイトしていました。学校と下宿との三角形の点にあたりました。田中角栄邸、和敬塾、講談社の野間邸などが、並んでいました。そう、本女もありました。椿山荘に来てい合州国の人はカテドラルの壮大さに驚いていましたよ。
2009/8/10(月) 午前 0:41 [ 虚空妄語 ]