Seeing is akin to love

見るってこたぁ、惚れたってことよ

行き止まりの路地

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ある違和感…

堀江さんの逮捕でちょっと思ったこと。

微細な話やこれまでの経緯はテレビや新聞で
十分だと思うが、まだ誰も指摘していないことで
僕なりに感じていることがある。
 
イメージ 1それは、ライブドアという
彼の会社の社名のことである。
報道によれば、彼が起業したときの
社名はオン・ザ・エッヂだったという。
独創的で、いい名前だと思う。
 
僕も小さな会社を持っているが
社名をつけるときは、それなりに
頭を絞り、自分の理想や夢、
やろうとしていることが
表現できているかに心を砕く。
 
きっと20歳そこそこで
友人から借りた600万円を元に
設立した彼も同じだったに違いない。
ちょうど、このブログで
ハンドルネームをつけるときと
同じか、あるいは資本金を委ねる分
ブログ以上の真剣さがあったはずだ。
 
ライブドアという名前は、実は
彼がまだオン・ザ・エッヂとして
仕事をしていた数年前、so-netや
ocnといったプロバイダーが
乱立し始めた時代に、無料で
アドレスがとれる、という
先進的な方針を日本で初めて
打ち出し、旋風を巻き起こした
会社なのである。結局は
その斬新な試みはうまくいかず
ライブドアという社名は
表舞台からさっと消えたのだが
堀江さんがこの会社を買い取って
結局、自分の会社の社名を
変更したようなのだ。
 
彼は、オン・ザ・エッヂを
なぜ棄てたのか。
 
自分のやっている事業が
オン・ザ・エッヂでは、誰が見ても
不都合だ、というなら理解できる。
しかし、僕の国語力では、その名前で
重大な支障があったとは、どうしても思えない。
本来、愛着あるはずのものをあっさりと棄てて、
人々の記憶に残る社名のほうを選んだ男。
 
彼という人物がマスコミに取りあげられ始めた頃から
僕は、そのことにずっと違和感を感じ続けてきた。
芸能人にとっての芸名のように、イメージの塑像こそが、
大切なのだと、考えた末の決断だったのだろうが…。
投資家という「他人のお金」を集めるとことに
腐心してきた男の、ここが原点なのかもしれない。
         ★
おとといの日曜日、上野の森の中で見かけた
木に取りつけられた時計。
誰が、何のためにつけたのか…。
森のこびとたちの時計台?
 
そんなことを考えていたところに
飛び込んできた、逮捕のニュース。
違和感というものは、次から次に
わき上がってくるものである。

3丁目の伯爵家

イメージ 1僕の子供時代の、
最初のリスマスの
プレゼントは「三銃士」の本だった。
アレクサンドル・デュマの
確か岩波の少年文庫だった。
いま、このブログでデュマの
ハンドルネームを使ってるのも
元はと言えば、そこが原点である。
昭和30年代の、ささやかな
古きよき時代の思い出である。
最近の話題とからめれば
映画「3丁目の夕日」の時代…
まさにその同時代に生きてきた。
 
そんな時代の円形のバターケーキこそがが
クリスマスケーキと思っていた人間が
ブッシュ・ド・ノエルを初めて知ったのは、ずっと後、
昭和も、もう終わりに近づいていた頃の女性誌で、だった。
こんなコテコテのケーキ、と辟易したりすることなく
何てエレガントで、メルヘンチックなんだろうと素直に思った。
 
デュラ家のクリスマスの食卓には、当然のように
そのブッシュ・ド・ノエルが飾られていた。
最近の日本では見かけなくなった「重厚さ」。
イメージ 2
クリスマスから新年明けの公現節までの12日間
暖炉の中で燃え続ける薪を模したケーキなんだそうだ。
ブッシュ・ド・ノエル
=クリスマスの薪…。
イメージ 3
村のシェフが
デュラ家のために
作ったクリスマスの
ディナーメニューは
このケーキの前に
オードブルと
ローストチキンの
メインディッシュ。
そしてワイン…。
 
ちなみに、クリスマスに
七面鳥を食べる、という
言い伝えは、アメリカで
11月の感謝祭の日の
定番メニューが、どこかで
誤って伝えられたようで
フランスでもアメリカでも
クリスマスのごちそうは
ロースト・チキン
というのが、どうも
お約束のようである。
 
日本のグルメ情報では
フランス料理の話題を
このごろよく耳にする。
最近、ずっとイタリアンに
押されっぱなしだった
フレンチの反撃らしい。
 
シャネルがA・デュカスと
コラボしたレストラン、
ベージュ・東京
銀座にオープンしたり
厨房のピカソの異名を持つ
ピエール・ガニエールの店
青山にできたり、と
パリの三つ星レストランが
続々と日本上陸を果たして
いるせいかもしれない。
 
そんな、華やかで華奢な
ヌーベル・フレンチと違って
村のシェフの作る料理は
オールド・ファッション。
騎士の甲冑のような
ずしんとした存在感のある
伝統的フレンチの趣だ。
18世紀の三銃士たちは
A・デュカスの店では
落ち着かないだろうし
満足しないに違いないが
こういう料理なら
皿ごとたいらげそうな
そんな雰囲気である。
 
こうしてみると
食欲やグルメの趣味や
クリスマスの有り様も
僕たちのいる日本では、時代によって、どんどん変わっていく一方で
フランスの片田舎の貴族の館では、何ひとつ変わらずに
同じスタイルが連綿と続いている。
 
三丁目の夕日は
思い出だから尊いのか
今も毎日、同じように
輝き続けているから
すばらしいのか、いったい、どちらなんだろう。
 
そうそう、ちょっと蛇足なんだけど
この伯爵邸の裏庭の光景をちょっとお見せしたいと思う。
駿馬がのどかに佇んでいる…。
ほら、やっぱり三銃士がこのシャトーに来てるのかも?
イメージ 4

静謐の奥深さ

イメージ 1東京女学館という名門女子校の先生に
ずっと昔に聞いたことだが
昭和40〜50年までの良家の子女は
おさいふの中は10円玉ひとつ、
電話代だけ、というのが普通だったとか。
セーターや制服も、かぎざきを
ていねいに繕ってあったりして
どんな名のある家の子供でも
質素、簡素な生活であるように
躾られていたそうだ。
この頃は、お金持ちの子供は増えたが
良家の子、というのは少なくなった
というのが先生の話だった。
 
たぶん、貴族的ということは、そんなひっそりした
静謐な文化のことかもしれない、と感じたのは
デュラ家の写真を眺めていたからである。
イメージ 2
さて、デュラ家のサロンには、すでに伯爵夫人を囲んで
その子供たちが集まっていた。
左から2番目、暖炉のそばの方が伯爵夫人。
部屋の右隅にはツリーがあり、
その枝の下にあたるところにキリストの降誕の様子を
表した人形たちのジオラマ…が
飾られている。イメージ 3
僕も親がキリスト教だったので
これに似たものが実家にあった。
「キリスト雛」なんて
いい加減な名前で呼んでいたが、
ほんとうの名前は知らなかった。
先日、アルゼンチンにお住まいの
naganagataさんから、現地では
ナシミエントと呼ばれている
ということを教わった。
 
調べると、スペイン語圏では
nacimiento(誕生)と言うらしい。
このデュラ家のフランスでは
クレーシュ(creche)と呼ばれ
お隣のイタリアでは
プレゼピオ(presepio)の名。
どちらも「かいば桶」
という意味の言葉だとか。
カトリックの国では
クリスマスには
これを飾ることのほうが
ツリーより大事なことと
されているようだ。
 
で、英語では? と思って
webで調べてみたが
ぴったりとヒットしない。
英語圏である
プロテスタントの国には
これを飾る習慣が
ないのかもしれない。
 
デュラ家のクレーシュは
プロヴァンス地方の
民芸品であるサントンという
土でできた人形のもの。
フランス革命後に教会が閉鎖されていたために、
このプロヴァンス地方で独自に作り始めて広まったのだと言う。
ちなみにサントンも「小さな聖人」を意味するのだそうだ。
 
それにしても
なぜ、降誕の場に
象がいるのか「謎」。
イメージ 4
伯爵家の廊下の踊り場には
こんな絵も飾られていた。
誰の作品かわからなかったが
かなりの年代物のようだ。
 
もうひとつ、この家の
家宝というのがこの衝立て。
デュラ家の紋章が
入ったもので、わざわざ
持ってきてくれて
撮影をさせてくれた。
 
これがどれほどの価値を
もつものなのかは
遠くアジアの貧乏人には
まるで見当がつかない。
 
日頃、カルティエや
エルメスが貴族文化のシンボル
などと聞かされている身には
物足りないほどの素朴さだが
そう感じてしまうことがすでに
消費文化に毒されている
ということなのかもしれない。
 
東京女学館の先生の言う
「ほんとうの良家というのは
親や姉からのおさがりを
きちんと使い、それを
大切に受け継いでいける
家風のことなんです」という言葉が
ずしりと重みを持って
思い出されてくる。
 
高価であることや
きらびやかなものとは違う大切なもの、
子に受け渡していくものを
僕たちはいくつ持っているのだろう。
(次回につづく)

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ため息のフランス

イメージ 1物知りの人に教わったのだが
ジュエリーのブランドに
IKUOというのがあるらしい。
一森育郎というフランス在住の
デザイナーがいて、パリコレなどで
作品がひんぱんに使われている
人気作家だとか。その彼の仕事場は
パリから南に300kmほど離れた寒村、
メイエ村の田舎家と聞いた。
 
この村、今は人口が200人ちょっとという
小さな、寂しい村なのだが
ブルボン王朝の発祥の地なのだそうだ。
 
きょうのバーチャル散歩はその歴史あるメイエ村。この村のクリスマス風景を
数年前に撮影をしたことがあって、
イメージ 2僕自身、感動したので、
それをこのブログで
ご披露してみようと思う。
古くはなってるけど、まだ
賞味期限は残ってそうだ。
 
由緒ある村だけあって
たった200人の村にしては
教会も、立派である。
写真で見ると、かわいい
感じもあるが、玄関前の
車の大きさと比較すると
なかなかどうして
豪壮といっていい大きさだ。
ロマネスク様式の
石造りの建物は
我が師、A.Dumas先生の
三銃士の舞台にも
似つかわしい風情。
ダルタニアンが屋根から
飛び降りて、下の敵を
やっつける光景が
目に浮かんでくる。
 
そしてその近くにある
ビストロ。これも
村の規模からすれば
相当な佇まいである。
東京にあっても
おしゃれな店として
評判になりそう。
 
このビストロのシェフ、
クリスマスの当日は
お店は休業だが
仕事は休みではない。
 
村長をつとめるギイ・ド・デュラさんの実家、デュラ家での
クリスマスのディナーのために、出張シェフとして
出向くことになっているのである。
 
では、そのデュラ家を訪ねてみよう。イメージ 3
なんと、ギイ村長さんの実家は、こんな豪奢なシャトーなのである。
ここは、村長さんの母君である伯爵夫人の館。
きょうはその伯爵家のクリスマスなのだ。
 
ふー、とため息をつきたくなるすばらしさだが
せっかくの機会なので、次回は
お城の中をすこし覗かせてもらおう。

Seattleの幸福のかげで

イメージ 1たとえば、サンタクロースは
自分の親が演じてるのだ、と
友だちから聞かされたとき…
1]そのからくりに気づき
  自分の発見を、親にも
  周囲にも伝えてしまう子供。
2]事実がわかってしまっても
  親の作った世界を壊さぬよう
  自分だけの胸の内に、じっと
  しまいこんでおくタイプ。
3]友だちの言ってる意味が
  わからずに、結構、歳を
  とってからも、まだサンタの
  実在を信じてるような子…
どんな子供たちにも、クリスマスは
もうすぐやって来るのだが…。

というわけで、前回に引き続きシアトルファミリーの登場。
階段からツリーをのぞき込むお嬢さんは、
当時まだ3歳。イメージ 2
サンタクロースの存在を
疑いもなく信じている。
こういう時期に、親たちは
サンタさんが来たときに
ケガをしないように、
遊んだおもちゃはきちんと
片づけるのよ、といった
教育をしておくんだそうだ。
 
イブの夜、サンタクロースを
今か今かと待ちわびていて
何度もベッドルームから
抜け出しては
ツリーを眺めにやって来る。
オーナメントのチカチカより
木の下に、プレゼントが
置かれているかどうかが
気になって眠れない。
寝る前に暖炉の前に置いた
ミルクとクッキーに
異常がないかも確かめて。
さて、このお嬢ちゃんは
待ちくたびれて、
ようやく眠りにつく…。
 
なんだか、この光景は
コメント欄の書き込みが
気になって、数時間おきに
チェックしている
ブログ・ビギナーと
どこか似てなくはない。
 
そして、翌朝。イメージ 3
クッキーがかじられて、
ミルクが半分ほど
減っているのを確認するや
歓声を上げる!
 
サンタクロースさんが来た!
 
このミルク&クッキーは
深夜にあちこち動き回る
サンタさんへのおやつ、と
いうことで、どこの家でも
用意するものなのだそうだ。
パパサンタ、ママサンタは、プレゼントを置くと同時に、
おやつを少しかじり、ミルクも少し飲むようにする。
サンタさんは忙しいので全部食べたり、
飲み干したりはしないというのが
サンタ業界の常識なのだとか。
 
こんななごやかな時間と共に、25日の朝が始まる。
プレゼント交換や、教会に行ったり
親元に戻らなかったシアトル・ファミリーのような人は
友達を呼んでランチorディナーパーティを開いたりする。
この日のごちそうはコレ!
イメージ 4
クリスマスの夜は早く寝るのだそうだ。
それというのも、26日からはアフタークリスマスセール。
クリスマス前は人さまへのプレゼントを揃えるため、
アフタークリスマスは、 自分の欲しいものを買うために…。
モールは早朝からオープンし、大セールの開始。
そうそう、気にいらなかったプレゼントを
返品することができて、そういう人たちが長蛇の列、
っていうのも、いかにもアメリカらしい。
          ★
こんな幸福家族の写真を眺め直しているうちに
広島や栃木で、無垢な子供たちが
今年のクリスマスを迎えられなかったことに思い当たる。
考えるだに、自分ごとのように怒りがこみ上げてくる。
子供たちは、みんな、サンタの正体を見抜き
そして、10年、20年後に、今度は
自分がサンタクロースになっていく…。
そんなバトンタッチを無惨にも壊す人間がいるなんて。
神様や法律家には申し訳ないが、
私刑の場があるなら参加したい気持ちである。

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