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教授:まずはこちらのスライド(動画)を見てもらいましょう。
| 教授:地球温暖化、今地球が暖かくなっている、といわれていますね。それは、産業革命以来のCo2排出によるものが原因ではないか、ということで、現在、京都議定書の定めるとおり世界各国はCo2の排出を削減するべく、その対応に追われています。ただ、過去の気候の歴史を調べてみると暖かい時もあれば寒い時もある、ということなのです。千年単位というある程度大きなスパンの中で調べてみると、地球の気温変動には周期がある、ということもわかるわけです。地球温暖化の歴史というのは、確かにここ100年ほどの間に着実に上昇していると思われがちですが、実はそれ以前にも今と同じくらい暖かだった時代がある、ということも確かです。地球温暖化というのは実は自然のサイクルの一部なのではないのか?という疑問が湧き上がってきます。では、今日は地球温暖化問題に対して、皆さんと考察していきたいと思います。皆さんの中で一般的に言われている人為的要因による地球温暖化の仕組みを説明できる人はいますか? |
| 学生A:はい、私が。地球は、太陽から届く太陽光で暖められています。ただ、太陽光だけで直接地球を暖めているわけではありません。まず、太陽からふりそそぐ光が地表を暖め、熱を放出します。その後、大気中に含まれるCo2などの温室効果ガスに吸収され、このガスがさらに地表をあたためる、という仕組みになっています。つまり、太陽光だけでは地球は暖かくなりません。地球を取り巻いている「温室効果ガス」と呼ばれる気体層があるために、ちょうど温室のような原理で地球は暖められています。 |
| 教授:そうですね、地球温暖化の原因をCo2に求めると、Co2のような温室効果ガスが増加すれば、それだけ地球をとりまく温室効果が高くなり、温度は暖かくなるだろう、というわけですね。車の排気ガス、工業化、火力発電などによるこのCO2の排出量増加がすすめば、さらに地球温暖化は進み、取り返しがつかなくなるという理屈ですね。それでは、皆さんは地球温暖化に対してはどのような認識でしょうか? |
| 学生B:大変深刻な問題です。Co2排出を削減しないと大変なことになるのではないでしょうか。ゴアさんの著作『不都合な真実』が示すように。 |
| 学生C:まずは何が原因で地球が温暖化しているかを突き止めなければ対処のしようが無いと思います。また、この温暖化が通常の地球の自然の寒暖の範囲内なのかどうかを含めて検証すべきです。もし、Co2が地球の温暖化の原因でなければ、とんでもない無駄金を費やしたことになると思います。公金をつぎ込むからにはその支出には慎重になるべきです。 |
| 学生D:地球温暖化は全人類の課題です。なのに、Cは自分の家が石油会社だから、そんなことを言っていると思います。そんなに利益を得たいのか。 |
| 学生E:そうだ、Cは自分の利益しか考えていない。 |
| 学生F:地球温暖化に反対する科学者が石油会社や電力会社から研究費を受け取っているのと同じだな、Cは。 |
| 教授:まあまあ、この場はC君の実家の事業は関係ないはずですね。人為的な要因による温暖化についての考察ですから。それでは考察の助けとなるべくプリント(ブログ上は画像)を配ります。 |
(図1)過去140年の地球の平均気温の変化
(図2)太陽活動周期の長さと北半球の気温変化
(図3)気温と二酸化炭素濃度の観測値
(図4)二酸化炭素の大気中濃度
(図5)燃料別に見る世界の二酸化炭素排出量の推移
| 教授:では少しプリントについて説明します。まず、図1ですが、細い棒グラフは、年毎のデータです。実線は、10年平均の値です。特筆すべきことは1940年から1980年まで平均気温が下がっています。この時期は小氷河期とも呼ばれていますね。次に、図2ですが、相対黒点数から求めた太陽活動周期の長さの経年変化(破線)と北半球における平均気温の変化を示したものです。これを見ると、地球の気温変動が、太陽活動の変動によって何らかの影響をうけていることがわかります。図3ですが、これをみると、実際に大気中のCo2濃度と気温にはなんらかの関係があることが分かります。良くグラフを見ると、気温の曲線とCo2の濃度曲線は少しずれているのが分かります。先に気温上昇があり、それをCo2の曲線が追いかけています。つまり、気温が上昇したから、Co2の濃度が増していると読み取れます。Co2は温暖化の「結果」であって、「原因」ではないことが分かります。図4・図5では、Co2の濃度と化石燃料の使用によるCo2排出量が右肩上がりになっていることが分かります。ただ、ここでおかしなことが分かります。20世紀以降、Co2排出が増えていますが、1940〜1980までは逆に平均気温が下がっています。この矛盾についてIPCCは明確に説明できていません。 |
その後、延々と議論は続き、時間も残りわずか
| そろそろ時間のようなので、最後に議論を総括し、私見もついでに述べさせて終わりたいと思います。 |
| 教授:地球温暖化は地球環境に関する問題ですが、とても政治的な要素を含んでいます。例えば、京都議定書は人為的な産業活動が地球を異常に温暖化させるという仮説に依拠しています。その人為的温暖化論の科学的妥当性に関する検討が行われずに、あたかも常識のようになっています。京都議定書は、会議での合意に基づく国際協定である以上、紛れもなく政治的な産物です。世界中を巻き込む政治協定が50年、100年先のあやふな予想に基づいています。地球規模の環境学はまだ歴史も浅く分からないことも多いのですが、この予想に対する異論や疑問が全体主義のように封殺され、次々と既成事実を積み重ねていることには危険を感じざるを得ません。地球温暖化防止という甘い魔法の言葉に踊らされることなく、まずは頭を冷やして冷静にこの問題を考えないと、人類は大きな過ちを犯すのではないでしょうか。人は間違いを犯しますが、引き返して過ちを正すのもまた人なのです。 |
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