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日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであつて、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。われらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めてゐる国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思ふ。われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免かれ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する。
これは日本国憲法の前文の中段部分です。このようなものを持ち出さなくても、日本国民は信義を重んじる民族です、そうだったはずです。
チベットでの支那共産党による虐殺に端を発した聖火リレーを通して支那共産党への抗議活動が世界中で行われています。来る4月26日にはその聖火が日本へ来ます。その時の対応いかんによっては日本は世界から、「支那の傀儡」「チベット人虐殺容認派」「人権軽視派」と見なされる危険があります。新聞記事によれば長野市などには、聖火リレー中止を求める電話が殺到しているようです。
ですが、日本の政界、マスコミ、仏教界では人権に対する意識が希薄なようです。高村外相はチベットでのシナの蛮行の事実確認を行なう前から「ボイコットしない」と表明しています。マスコミでは、アナウンサーやコメンテーターがロンドンやパリの聖火リレーへの抗議行動に関して「ヨーロッパは、人権に対する関心が高いですからね」とのん気なことを言っています。また、宗派は違えども、同じ仏教徒である日本の仏教界の今回のチベット虐殺に関する声明はまるで人事です。以下その声明文を紹介します。
チベット情勢についての声明
日本の伝統仏教界唯一の連合体である財団法人全日本仏教会および世界仏教徒連盟日本センターを代表し、現今のチベット情勢について、以下の通り表明いたします。
全日本仏教会は世界仏教徒連盟の唯一の日本センターとして、世界仏教徒連盟に加盟する各センターとは、その所属する国家・地域の政治形態の如何に関わりなく、同じ仏・法・僧の帰依三宝の立場から対等な関係を築いてきました。その立場は今後も変わることはありません。
ラサ市はチベット仏教の聖地です。今回、そのラサ市をはじめ中国各地において僧侶・市民と治安部隊の衝突により多くの死傷者が出ている深刻な事態に対し、私たち日本の仏教徒は深く憂慮しています。関係者に対しては、暴力に訴えることなく、対話による問題解決の可能性を模索するよう強く求めます。
なお、私たち日本の仏教徒は今後ともチベット情勢の推移を注視してまいります。
合 掌
二〇〇八年三月十七日
財団法人全日本仏教会
理事長 安原 晃
死者が多数出てしまったことを一応心配はしているようですが、虐殺したシナ当局に対し、何一つ抗議を行っていません。仲間が次々殺されているのに、なぜ見て見ぬフリをするのでしょう?自分たちだけが栄えれば良いとでもまさか考えているのではありますまいな。
ところで4.26長野の聖火リレーは善光寺から始まります。ですが、これはよろしくない事態を呼び起こす可能性を秘めています。それは、仏教寺院である善光寺から聖火リレーがスタートする映像は、善光寺自身の意見云々という話を通り越えて、日本の仏教界がシナのチベット政策を容認していると世界に映る危険性があるというものです。いや、この映像がそういうメッセージを発してしまうことは間違いないでしょう。日本のお寺から聖火リレーがスタートする映像を世界に配信することに関して、シナは大喜びするでしょう。
世界各地では聖火リレーを通しての抗議活動が行われています。シナ政府は各国に「無事に聖火を通過させる義務がある」と言っていますが、その抗議の原因を作った人たちにそのようなことを言われる筋合いはありません。シナ政府がその抗議の原因である過酷なチベット抹殺政策を改めることがまず先に求められます。それに北京でオリンピックを開催すると決まった時にその条件として、シナ国内の人権状況を改めるというものがあったと思いますが、それが履行されていない(むしろ余計なことをさせまいと弾圧の頻度が増している、つまり状況は酷くなっている)のなら、開催地の変更を求めるなどの意見も出てしかるべきです。
日本での聖火リレーが何の抗議もなく過ぎれば、日本の国家としての信用や矜持が失われてしまいます。政治とスポーツ(オリンピック)とは別だと言う言葉がありますが、それは合っているようで間違っています。オリンピックは国家を代表して参加するもので、政治的な意味合いも多分に含まれています。また、チベット国内では言論が封殺されており、対外的に意見表明の場などなく、その惨状を訴える術がありません。こういう世界が注目する場を借りて、チベットで何が行われているのかを訴え、それに対してシナに抗議することを許容しても良いのではないでしょうか?あくまでも非暴力的なやり方であるなら。
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