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サッカー女子W杯決勝を。。。。。
 
サッカー女子W杯決勝を未明のテレビ中継で観戦しながら、何度「もう、だめだ」とつぶやいたことだろう。しかし、佐々木則夫監督(53)がいうように、「ちっちゃな娘たちの粘り強さ」は驚異的だった。
 
 ▼過去24回戦って一度も勝ったことのない世界最強の米国を、最後に突き放した。キャプテンの沢穂希選手(32)は、MVPと得点王に輝いた。加えてチームは、フェアプレー賞を受賞している。まさに栄光を独占した観がある。
 
 ▼フェア(fair)の原義は「美しい」だ。体格とパワーで勝る米国選手が嵐のような攻撃を仕掛けている間は、歯を食いしばって耐え忍んだ。PK戦では、プレッシャーに押しつぶされそうな米国選手とは対照的に自信に満ちていた。そして戦い終えて、笑顔と歓声がはじけた。なでしこジャパンは、どんな場面でも美しい表情をしていた。
 
 ▼もちろんフェアプレー賞は、反則の少ないプレーをたたえたものだ。皮肉なことに、日本に奇跡の勝利をもたらしたのは、反則だったかもしれない。延長戦終了間際、先制点を挙げた米国選手がボールを持ってペナルティーエリアに入ろうとした瞬間だった。
 
 ▼岩清水梓選手(24)が足元に滑り込んで阻止した。即退場となった岩清水選手は、初めて経験するレッドカードだという。日本のピンチを救った、美しい反則とでも呼びたいプレーだった。
 
 ▼ところで、フェアは品評会などの意味もある。選手の品評会でもあるW杯で大活躍した日本選手に、海外のチームから移籍の誘いがくるはずだ。機会を生かして、さらに技量を高めてほしい。来年の五輪では、米国はそれこそ目の色変えて、日本に挑んでくるだろうから。
 
 
産経抄
2011.7.19 03:01
産経新聞
 
華やかに一度だけ大輪の花を。。。。。

「華やかに一度だけ大輪の花を咲かせることは私の性格からもできないし、咲かせようとも思わない。しかしいつも道行く人がふと足を止めるような小さな花を咲かせ続けたいとは思っている」。昭和32年から45年間にわたって、TBSラジオの番組でパーソナリティーを務めた秋山ちえ子さんが、長続きの理由をこう語ったことがある。
 
 ▼大相撲の魁皇(38)が、23年余りの土俵人生に別れを告げた。史上最多の通算1047勝をはじめ、幕内在位107場所、大関として戦後最年長など、数々の「長続き」の記録を塗り替えてきた。
 
 ▼何度か横綱という「大輪の花を咲かせる」チャンスがあったが、果たせなかった。だからといって、通算勝ち星で、元横綱千代の富士(九重親方)に並んだとき、「比べものにならない」と謙遜することはなかったのに。いかにも「気が優しくて力持ち」を地でいく魁皇らしかった。
 
 ▼野球賭博から八百長問題まで、大相撲を揺るがす不祥事に、現役唯一の評議員として対処に追われた。その心労がなかったら、まだ記録は伸ばせたかもしれない。今はゆっくり休んで、大相撲の将来に思いをめぐらせてほしいと思う。
 
 ▼話は違うが、「なでしこジャパン」の世界一を取り上げた一昨日のコラムで、来年のロンドン五輪では米国とドイツは目の色変えて挑んでくる、と書いた。間違いだった。欧州では開催国のほか、W杯の結果により、フランスとスウェーデンがすでに出場を決めている。
 
 ▼これに対して、日本は9月から始まるアジア最終予選を勝ち抜いて、出場権を獲得しなければならない。なでしこには、過酷な戦いの前に少しの間でも、「戦士の休息」を取ってもらいたい。
 
産経抄
2011.7.21 03:06
産経新聞
 
 
 
アガサ・クリスティの。。。。。

アガサ・クリスティの『ナイルに死す』では、アスワンとワディ・ハルファとの間のナイル川を行き来する遊覧船で殺人事件が起きる。クリスティ自身、1937年に作品を書く前にナイルを旅行している。欧州の人々にとって文明発祥の地、ナイルは憧れだったようだ。
 
 ▼今月初め正式に独立した南スーダンは、そのナイル川をさかのぼった上流に位置している。憧れの地とは裏腹に、宗教の違いなどに端を発した20年以上の内戦を経てスーダンから分離独立を果たした。日本が承認している194番目の国である。
 
 ▼いったいこの194という国の数をどう考えればいいのだろう。かつての日本には子供たちに「君たちが大人になるころには、世界はひとつの国になっている」と教える能天気な先生がいた。「世界連邦」という言葉に魅力を感じ、賛同する人も多かった。
 
 ▼だが現実の世界はそんな生やさしいものではない。アフリカ諸国の独立をはじめ、旧ソ連邦の解体などにより国の数は増える一方である。しかも南スーダンがスーダンとの間で原油分配の問題を抱えるように、194の国があれば194の国益がぶつかり合う社会だ。
 
 ▼まさに世界はナショナリズム勃興の時代である。日本も「なでしこジャパン」の世界一などで今、一つになって燃えているように見える。だが政治や経済の現状を考えると、この厳しい世界に伍(ご)していけるのか、はなはだ心もとない気がしてならない。
 
 ▼とりわけ菅直人首相の思いつきの「脱原発」発言は企業に「脱日本」を促し、この国の空洞化を招きかねない。しかしそのことに深刻な危機感を抱く人は少ない。いまだに「世界は一つ」の幻想が生きているのだろうか。

産経抄
2011.7.20 02:47
産経新聞
 
 

大物キャスターの反乱

大物キャスターの反乱
 
 中東のニュース専門衛星テレビ局「アルジャジーラ」の名前は、中東情勢に関心のない方でも、一度は耳にしたことがあるだろう。
 
 今年初めからアラブ世界を襲う大激震では、エジプトのムバラク大統領退陣を求めてカイロ中心部のタハリール(解放)広場に集結したデモの様子を、最もホットにライブ映像で伝えたのはアルジャジーラだった。
 
 ところが最近、同局が誇ってきた人気討論番組が次々と打ち切られ、看板キャスターたちの退職が相次ぐという「異変」が起きている。
 
  中でも、「開かれた対話」という番組を担当していたガッサーン・ビン・ジャッド氏は、「アルジャジーラは動員と扇動の作戦司令室と化した」と批判したとアラブ紙に伝えられ、関心を呼んだ。
 
 1月末から2月にかけてのエジプト政変では、同局が伝える広場の様子に目を奪われ、日々の情勢把握に大いに役立ったことは間違いない。
 
  ただ、デモの規模を「100万人」といった荒唐無稽とも思える数字で伝えたり、中間派の市民の声をまったく無視したり、まさに「扇動」という言葉が脳裏に浮かぶほど、その報道ぶりはデモ隊一辺倒だとも感じていた。
 
 アルジャジーラは1996年、ペルシャ湾岸、カタールのハマド首長が24時間のニュース専門局として設立。報道統制を敷く強権体制がほとんどのアラブ世界で、欧米流の事実報道や歯にきぬ着せぬ討論番組でトップ局に躍り出た。
 
 2001年の米中枢同時テロ後のイスラム過激派の動きや03年のイラク戦争では欧米メディアに手の届かない情報を伝え続け、米国からは国際テロ組織アルカーイダやフセイン政権を擁護していると批判されたこともある。そして今回は、欧米をリードするかのような「民主化報道」だ。
 
 ビン・ジャッド氏に話を戻すと、同氏もエジプト政変では自分の番組で、ある意味、“扇動”に加担していたともいえる。
 
  退職の本当の理由や討論番組の相次ぐ打ち切りなど局内の事情はうかがい知れないものの、エジプトなどでの政変がカタール周辺の湾岸地域にも飛び火してきたため、経営側が押さえにかかったという、うがった見方さえ一部にはある。
 
 ただ一つ確かなのは、アラブ世界のメディア環境は、民主化の波の中で大きく変わりつつあることだ。独裁の桎梏(しっこく)から逃れた国々から第2、第3のアルジャジーラが出現する日も遠くはないと思う。
(編集局次長兼外信部長 村上大介)
 
【from Editor】
2011.6.22 07:13
産経新聞
 
 
サッカーの日本代表として......
 
サッカーの日本代表として、今やなくてはならない存在になった、イタリアのインテル・ミラノ所属の長友佑都選手は、「太鼓の名手」としても知られている。子供のころ習っていた和太鼓の腕が役立ったのは、明治大学時代だ。当時は選手としてより、スタンドで応援団に交じってたたく、太鼓のリズムの方が評判だったそうだ。
 
 ▼世界に太鼓は数多くあれど、大きさや音の迫力で和太鼓は群を抜いている。それは、日本が地震・火山国であることと関係があるのではないか。評論家の片山杜秀さんが、コラム集『ゴジラと日の丸』(文芸春秋)のなかで書いている。
 
 ▼確かに和太鼓の響きは、火山や地震に伴う地鳴りを連想させる。江戸時代の書物などによれば、昔の日本人は、地下に埋まった巨大な太鼓を鬼が下から打ったせいで、地震が起きると考えたらしい。「とすればその力を鎮めるには太鼓を逆側から叩(たた)き鬼だかをへこませるのが一番だろう」と、片山さんはいう。
 
 ▼梅雨入りした東北各地では、例年なら今ごろ夏祭りの準備に忙しく、太鼓を打ち鳴らす姿が各地で見られたはずだ。東日本大震災による津波は、祭りの大切な担い手を奪い、太鼓を押し流した。
 
 ▼それでも関係者は、がれきの下から太鼓を見つけ出し、開催をめざしている。今年の太鼓は、地中に住む鬼をへこますためにたたくのではない。震災で亡くなった仲間の魂を鎮め、復興に向けて力強く前進するために、生き残った人々の心を鼓舞することが最大の目的だ。
 
 ▼その響きにはまた、強い怒りも込められている。言うまでもなく、菅直人首相の姑息(こそく)な延命策に振り回されて、被災者そっちのけで迷走を続ける、政治に対してである。
 
2011.6.23 03:04
産経抄 
 
 

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