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ライフワーク(自称)の絵本の紹介と乳がん体験記

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赤ずきん

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今日は、知らない人はいない!と いうお話の絵本の紹介です。
『赤ずきん』
(グリム 作 バーナディット・ワッツ 絵 生野 幸吉 訳  岩波書店)

このお話も、いろいろなストーリー展開があります。
大まかなあらすじは、みなさん知っての通り。
赤ずきんちゃんが、病気のおばあさんのところへ、お使いを頼まれていくのですが、
狼に出会い、森で花を摘むため道草をしてしまう。
その間に、オオカミはおばあさんの家に行き、おばあさんを食べてまい、おばあさんになり済ます。
そこへ、赤ずきんちゃんが来て、「どうしておばあさんの耳は大きいの?」と聞きます。
そうこうしている間に、赤ずきんも狼に食べられてしまう。
おなかいっぱいになったオオカミは、その場で大いびきをかきながら寝てしまい、
家の近くを通った猟師に見つかり、おなかを割かれ、赤ずきんとおばあさんを助けだし、
代わりに石を入れられて、懲らしめられる。
という感じのあらすじですよね。

今、TVコマーシャルで、仲間由紀恵さんが、赤ずきんの話をまとめてやってますよね(*^_^*)

この、岩波書店の赤ずきんは、グリムの童話を忠実に再現したものだそうです。
絵もとても素敵な絵本です。
が、やはり、改めて読むと、昔からしっているお話とはちょっと違うんですよねぇ〜。

たとえば、出だしはこうです。
『むかし、小さな女の子がいました。ひとめ見ただけで、みんなこの子が好きになりました。
 中でもおばあさんのかわいがりようといったら大変なもので、なにをこの子にやったらよいか、
 わからないほどでした。
 あるとき、おばあさんはこの子に赤いビロードの小さなずきんをあげました。
 ずきんはとても良く似合いました。この子もそれしかかぶりたがりませんでした。
 それで、この子は赤ずきんと呼ばれるようになりました。』

さらに、挿絵を見ると、この赤ずきんは3人兄弟のようです。
3人いる中で、この子だけがきっと特別扱いをおばあさんがしていたんでしょうねぇ〜。

そして、おかあさんがある日、おばあさんのところへ行くことを頼むのですが、
この絵本だと、口うるさいお母さんなんですよ((+_+))
『あさ、赤ずきん、
 ここに、おかしが一つ、ワインひと瓶あるよ。
 これをおばあさんのうちへ もっておゆき。
 おばあさんは、病気で、体が弱っているからね、これを食べれば 力がつくよ。
 あつくならないうちに、おでかけ、
 外へ出たら、お行儀よくするんだよ。
 道から外れてあるかないようにね。
 瓶を落として割ってしまったら、おばあさんに何ももらえなくなるよ。
 おばあさんの部屋に入ったら、おはようございます というのを忘れないようにね、
 入る早々、きょろきょろしてはいけないよ』
こんなに、一気に言うのよ・・(>_<)

なのに、このお母さんは、オオカミの恐ろしさを赤ずきんには伝えていなかったの。
『赤ずきんが、森に入ってゆきますと、オオカミに出会いました。
 赤ずきんは、オオカミがどんなに恐ろしいけだものなのか知らないので、
 怖いとは思いませんでした』
ってあるんです。

さて、この絵本の最後はどうなるかと言いますと。
猟師がオオカミを見つけ、おなかをハサミでチョキチョキと切ります。
そして、赤ずきんが出てきて、「おおかみのおなかは真っ暗だった」と感想をいいます。
その後、オオカミのおなかに石をいっぱい詰め、オオカミが目を覚ますと
飛んで逃げようとしたのですが、石が重すぎて、すぐにばったりと倒れ、地べたに
転がって しんでしまいます。
『これで三人ともまんぞくでした』
という言葉が出てきます。
ここでも、昔話の残虐さを伺えますよね。

よく、この赤ずきんには、子どものための昔話の他に、深層心理的なものがあるといわれますが、
グリムの童話は、グリム以前のペローの赤ずきんの童話の性的描写などを抜いて、
さらに、親の言うことを聞かないと、痛い目にあいますよ!という教訓も入れてできたものです。
なので、その深層心理的なものとは、性的なものということなのです。
オオカミという恐怖の対象は、グリムでは18世紀ヨーロッパでは日々の恐怖そのものでなのですが、本当は、男の野蛮さを表しているそうです。
現に、ペローの赤ずきんでは、おばあさんに化けたオオカミが、一枚ずつ赤ずきんの服を脱がせ、
ベットで一緒に寝るというようになっています。
このグリムでも、「オオカミがどんなに恐ろしい獣」という表現が残っているのは、
やはり原作のものが残った感じなのでしょうねぇ〜。
あんなに口うるさいお母さんが、オオカミの恐ろしさを教えていないなんて、ヘンでしょう(*^_^*)

この「赤ずきん」は男性が最も好む理想的な感じらしいです。
それは、「赤ずきんがよい子で、しかも誘惑に弱いから」なんだって。
男性諸君、そうなんですか??

まぁ〜こんな深層心理的な話を出しちゃうと、子供たちの前で平気な顔して
読めなくなるので、この辺で・・・(^_^;)

シンドバットの冒険

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今日紹介する絵本はこちら!
『しんどばっとのぼうけん』
(文・秋原 秀夫  絵・むかい ながまさ  学研)

シンドバットの冒険・・知らない人がいないほど有名なお話ですよね。
シンドバットの冒険は「アラビアンナイト」の中のお話の一つになります。
「アラビアンナイト」とディズニーでもアニメ化されているので、冒険とお姫様とのロマンス的な
ものがあるかもしれませんが、
「アリババと40人の盗賊」「アラジンと魔法のランプ」といったように、
9世紀頃、アラビアを中心とした国々の伝説・民話を集めたものです。
アラビアに栄えたイスラム文化は千年も続いたといわれています。
その、交易圏の伝承的な話の集成というわけです。

さて、このお話(シンドバットの冒険そのもの)の内容は。
お父さんが金持ちの商人で、その遺産でゆっくり暮らしていたのですが、お金を使い果たしそうに
なったので、商売のために冒険にでかける・・という、なんともすごい設定なのです。
要するに、ボンボンが遺産で暮らしていたけど、なくなりそうになったので、
残りの遺産で貿易を始めた!って訳ですよね(~_~;)
その貿易の為の船旅が、またとてつもない困難ばかりで・・。
それが、船乗りシンドバットの冒険となったわけです。
今回のお話は、シンドバットが7回航海しているのですが、そのうちの2回目の冒険となります。

昔、ペルシャの国のシンドバットという船乗りがいました。
あるとき、商売の品物を船にいっぱい積んで、航海に出ました。
何日もたったある日、美しい島が見えてきました。
みんなは島に上陸し、休みました。
シンドバットが一眠りして目をさますと、船が沖に出て行くところでした。
「おーい、待ってくれ!」といくら叫んでも、声が届きません。

「困ったな、どうしよう」
シンドバットは、島中を歩きまわりました。
でも、誰にも会いません。
その島は、人の住んでいない島だったのです。
突然、目の前に白くて丸い、大きな建物が現れました。
でも、どこにも入り口がありません。
そのとき、急に空が暗くなりました。
空いっぱいに羽を広げたロック鳥が舞い降りてきたのです。
シンドバットは、大きな鳥のロック鳥の話を聞いたことがあったので、
ロック鳥とそのたまごだということがわかりました。
ロック鳥は、たまごを抱いたまま、眠ってしまいました。
シンドバットは、「きっとどこかへ運んでくれるだろう」とターバンで自分の体を
ロック鳥の足にこっそり縛り付けました。

次の日の朝、ロック鳥は大きな翼を動かして、空をとんでいきました。
シンドバットは心の中で「どうか、人のいるところへ運んでくれ」と祈りました。
やがて、ロック鳥は別の陸地の深い谷底に舞い降りました。
シンドバットは、今のうち!と大急ぎでターバンを解いて逃げ出しました。
走りながら足元を見ると、ピカピカ光る石がたくさんありました。
それはダイヤモンドだったのです。
シンドバットは、ダイヤをポケットに入れ、そこを出ようと思いましたが、
周りは切り立った崖で出口がありません。
良く見ると、近くには黒い大きな蛇が何匹もいます。
急いで岩穴に隠れ、大きな岩でふさぎましたが、その岩もとぐろを巻いた蛇だったので
シンドバットは驚いて気を失ってしまいました。

朝になって、やっと気がついたシンドバットは、穴から飛び出しました。
すると目の前に、大きな肉の塊が落ちていました。
肉にはダイヤモンドが突き刺さっています。
「これは、きっとダイヤ拾いの男達が、ダイヤのついた肉を大鷲に運ばせようとしているに違いない」
と、シンドバットは自分の体を、肉の塊にまた縛りつけました。
思ったとおり、どこからか大鷲が現れ、肉の塊と一緒にシンドバットをつかんで飛び立ちました。
大鷲は、山の上の自分の巣に舞い降りました。

山の上では、ダイヤ拾いの男達が待ち構えていました。
大声を上げながら、太い棒で大鷲を脅かしましあた。
驚いた大鷲は肉の塊を置いたまま、とんでいってしまいました。
ダイヤ拾いの男達は、肉の影からシンドバットが出てきたので、ビックリしました。
「みなさんのおかげで、助かりました」とシンドバットはポケットからダイヤを出して
男達に分けてあげました。
男達は大変に喜び、シンドバットを町までつれて行ってくれました。
シンドバットは、ダイヤを売ったお金で、大きな船を買い、
そしてもう一度仲間を集め、商売をしながら自分の国へ帰ることができたということです。

このような内容です。

なんか、嘘っぽいあほらしい話なのですが、なぜこのように世界でも愛され続けているのか。
それは、「難を乗り越えていく」不屈の精神がそこにあるからだと思うのです。
その「難」がありえないような感じの話なのですが、
シンドバットはそれをものともせずに、知恵と勇気で解決してさらに飛躍していく。
そこに誰もが憧れるのではないでしょうか?
自分にもこんな「知恵」と「勇気」があるだろうか・・。
そう置き換えて読んでいるのではないかな?

ボンボンだったシンドバット・・。
それでも、なにがあってもポジティブに生きている、そこは本当に見習わないとね!
クヨクヨしたってはじまらない!
人生という大冒険、知恵と勇気で果敢に乗り切ろう!(*^_^*)
だって、そこにしか道は開かれてこないから。
むかしばなしからは、いろんな事が学べます!

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今日の紹介する絵本は、
『まちのねずみと いなかのねずみ』
(文・岡本 一郎  絵・黒井 健  学研)

このお話も、小さいころから慣れ親しんでいるお話ではないでしょうか?
なぜ、この絵本をチョイスしたかといいますと、
明日からまたまた始まる 4連休!!
きっとどこかへ出かける片も多いのでは?
で、出かけて我が家に戻ると、ホッとする気持ち。
これが、きっとわかるのでは?

さて、ないようです。

田舎のねずみの家に、ひよっこり街のねずみが遊びにきました。
久しぶりに会ったので、田舎のねずみは「まっててね、今、おししいご馳走を作るから!」と大喜び。
その間、街のねずみはあたりをきょろきょろ見渡して
「きみはずいぶん汚い家に住んでいるんだね」と。

田舎のねずみは、「たくさんめしあがれ」とおさらいっぱいに、にんじん、じゃがいも、さつまいも
を入れて運んできました。
が、街のねずみは、一口かじって「なんだ、こんなもの。まずくて食べられない」といいました。
街のねずみは、田舎のねずみに自分のうちへ来るようにいいました。
どれだけ街の暮らしが裕福か。

田舎のねずみは、街のねずみと一緒に、街へ向かいました。
立派なお屋敷がたくさんあって、田舎のねずみはびっくりです。
街のねずみは「おっっほん、これが僕の家さ、遠慮しないで入りたまえ」と、家の中へ案内してくれます。
田舎のねずみは辺りをキョロキョロ見渡し、本当にすばらしく、自分の家とは大違いだと感じます。
街のねずみはおお張りきりで、「今、ご馳走を用意するよ」と言って
チーズにケーキに、アップルパイ。おいしいフルーツもたくさんもってきました。
「こんなものを、毎日食べているなんて、なんて幸せな街のねずみさん」と
田舎のねずみは思っていました。

と、そのとき、ガタンとドアが開いて、家の人が出てきました。
「あっ!大変だ!そら、にげろ!」
あわててテーブルの下に隠れる、二匹のねずみ。
街のねずみは田舎のねずみに言います。
「声を出してはいけないよ。動いてもいけないよ」
でも、すぐ近くを人間が行ったりきたりするので、田舎のねずみの胸はドキドキです。

「もう、大丈夫!」といって、街のねずみが再びご馳走を食べようとテーブルにあがり
チーズに手を伸ばしたとき、
また、ドアが開いて、女の人が「きゃーっ!ねずみ!」と叫びました。
二匹のねずみは大人や、子供、犬や猫にまで追いかけられ。あわてて壁の穴に逃げ込みました。
壁の穴を通って、外へ逃げ出した二匹のねずみ。
田舎のねずみは「あぁ、驚いた。ご馳走はあっても、街は怖いね。街のねずみさん」
そういって、おなかのすいているのも忘れ、田舎に帰っていきました。

街から帰った田舎のねずみは、のんびりとニンジンをかじりながら、思いました。
「やっぱり、ここが一番さ!」

このようなお話です。

このお話は、田舎の暮らしと、街の暮らしとが、比較できるお話です。
「きたない家」と「綺麗な家」・「にんじん、じゃがいも、さつまいも」に対して「チーズ、ケーキ、アップルパイ」
どちらがいい暮らしなのか、はっきりしていますよね(*^_^*)
が、「いつも危険にさらされて、ビクビクした暮らし」と「質素だけど、平和な生活」
こうした展開の中、子供たちは、順序を立てて考え、しっかりと≪判断する力≫をつけれる
そうです。
さて、自分はどっち派なのでしょうね。(*^_^*)

冒頭でも言いましたが、大型連休、なかなかいけない遠くまで足を延ばす人もおおいのでは?
毎日の生活の中で、不満がいっぱいたまって
「たまにはおいしいものをたくさん食べたい!」とか「ホテルのような生活をしたい」etc・・。
そのような生活を満喫しにお出かけになる方も・・(^_^;)
でも、そんな生活って飽きがきちゃうんですよねぇ〜。
何ででしょうね。
数年前、「カニをはらいっぱい食べたい!」ということで、
三代がに食べ放題旅行に行ったのです。
1日でもうギブアップですよ(~_~;)
たまに少しだけ食べれるから、おいしいのであって、
あれだけ食べ放題となると、ありがたみがなくなりますね・・
でも、また食べたいですけどね(>_<)(はぁ〜なんて欲深なぁぁぁぁ)
それにしても、我が家ほど長く居れて、落ち着くところはないですよね(*^_^*)
そうでない方もいるのかな?

特に、子供たちには、そのような家庭であってほしいです。
自分のうちが一番落ち着くところ!
一番安心なところ!
でもね、子供って、よそのお家が良く見えちゃうのよねぇ〜。
自分の家が一番良かった!って思えるのは・・そうねぇ〜自分が家庭を持ってからかなぁ?(~_~;)

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今日の紹介する絵本は・・。
『十二のつきの おくりもの』
(文・八百板洋子  絵・岩本康之亮  学研)

今日は、世界のむかしばなしから、スロバキアの民話を紹介したいと思います。
まぁ〜お決まりのパターンで、継母と継母の連れ子の義姉が、意地悪なんですよ(~_~;)
そして、正直者は救われる!という、落ち着くところに落ち着くといったないようです。

それでは、このお話の内容です。

むかし、あるところに、お母さんと、娘が2人いました。
お姉さんのホレナは、本当の娘。そして、おしゃれでなまけんぼ。
マルシカは、まま娘。でも、心の優しい働き者。
いつもニコニコしているマルシカは、どんどんと綺麗になっていきます。
お母さんとホレナは、そんなマルシカが憎らしくてたまりません。

真冬の寒い日、ホレナはマルシカに言いました。
「すみれが欲しい。服にかざるの!」
そしてお母さんも「早く森で摘んでおいで。見つけてこないと、家に入れないよ」と
大雪が降っているそとへ、マルシカを追い出しました。
マルシカは、雪に埋もれそうになりながら、森に入っていきました。
すみれなんてどこにもあるわけがありません。
そのとき、焚き火を囲んで、十二人の男の人が座っているのが見えました。
マルシカが、凍えそうなので、焚き火にあたらせて欲しいとお願いをすると、
どうして、こんなところに来たのか、十二月が聞きました。
そうです、この十二人の男達は、1月から12月までの月の妖精なのです。
マルシカが、すみれを見つけてこないと、家に帰れないことを話しました。
十二月は可愛そうになり、「三月よ席を替わっておくれ」と十二月から杖を受け取り
三月は焚き火の上で、力強く杖を振りました。
すると、炎が雪を溶かし、春が来て、草原には小さな花が咲き、すみれも顔を出しました。
「さあ、急いでお摘み」と三月がマルシカに言いました。
マルシカは、すみれをいっぱい摘んで、三月にお礼をいって帰りました。

すみれを摘んできたので、お母さんとホレナはびっくり。
二人は花を取り上げ、においをかいだり、服に飾ったりしました。
そして、翌日、今度はイチゴが欲しいと、またマルシカを追い出しました。
マルシカは、森に行き、また凍えて倒れそうになったとき、
また向こうに十二の月の焚き火の明るい火が見えました。
マルシカはまた、訳を話し、今度は6月の精が杖を受け取り、イチゴを実らせ
マルシカはエプロンいっぱいに、イチゴを摘んで、6月にお礼をいって家に戻りました。
お母さんとホレナはまたまたびっくり、イチゴを全部取り上げ、一粒残さず食べました。

翌日、こんどはりんごが欲しいと、またマルシカを追い出します。
マルシカはまた、森に行き、みんなに話しました。
今度は9月が杖を受け取り、秋にさせて、りんごを実らせました。
マルシカは、りんごを2つもらい、家に戻りました。
家に戻ると、お母さんとホレナはまたまたびっくりです。
ホレナがそのりんごを取り上げて、一口かじると、そのりんごがとってもおいしいのです。
ホレナは「なんて、おいしいんでしょう。どうして、もっと取ってこなかったの!まぬけ!
私が行って、みんなとってくるわ」と、大きなかごを持って外に飛び出しました。
お母さんも後から追いかけます。

ホレナは深い雪に埋もれて倒れそうになったとき、十二の月の焚き火が見えたので、
十二がつを押しのけて、火にあたりました。
そして12月が「どうして、こんなところにきたんだね」とたずねると、
ホレナは「りんごをいっぱい取りにきたのよ」と答えました。
12月はいきなり立ち上がり、杖を激しくふり、焚き火を消し、猛吹雪にしてしまいました。
ホレナはたちまち雪に埋もれ、お母さんも深い雪にうずもれ、それっきり帰って来ませんでした。

やがて、春が来て、マルシカのところに、3月の月の精のような、美しい若者が来て、
二人は結婚しました。
二人の家には、十二の月たちがかわるがわるお客に来て、冬でも花がさいていました。

このようなお話です。
まぁ〜残酷っちゃぁ〜残酷です(~_~;)
何も、継母と義姉を殺さなくてもぉ〜・・(>_<)
でもね、これでもきっと読みやすいように脚色してあると思います(*^_^*)

むかしばなしの多くは、正義は必ず勝つ!正直者は救われる!という風になっております。
そうなのです。そうじゃなくては困るのです。
ずるがしこい奴が、いつまでも得をする世の中じゃ、安心して暮らせる世の中ではないですからね。
むかしばなしには、そういう秩序というか、常識というか、そういう教訓が含まれております。
こんなお話を読んで、「自分も幸せになるために、正直者でいよう!」
「今はつらくても、必ず将来はいいことがある!」・・と前向きな、プラス思考でいられるわけです。
どうみたって、継母たちのようになりたくはないですもんね。

ところが、現代は情報社会。(>_<)
そんなわけがない!というように、子供達にも情報が入るわけですよ。
なんていうかな・・推理小説を読む前に最後の結末を教えられる・・みたいな・・(^_^;)
「白馬の王子・・そんなの来るわけないじゃない!結婚するまでで、結婚したら普通のオヤジになるのよ!結婚はどれだけ我慢をし合えるかだ!」とかさぁ〜。
世の中のことも、法律事務所・・みたいな番組で、シビアな部分見てしまったり。
正直に一生懸命にがんばっても、格差社会でがんばっても救われない・・とかさ・・。(~_~;)
将来に恋焦がれ、夢見ることができなくなっているのが現状です。
そんな今だからこそ、このような絵本をたくさん読んで欲しいなぁ〜。
きっと乾いた心に何かが残ると思うんだ。(*^_^*)
正義が勝つ世の中、正直者が救われる世の中にしていかなきゃね!(*^_^*)

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今日はこのおはなしの絵本を紹介しますね。
『おおかみと七ひきのこやぎ』
(文・飯島 敏子 絵・末崎 茂樹 ひかりのくに)

毎度おなじみのグリム童話でござぁいまぁ〜す。
狼は悪い奴でございまぁ〜す。

このお話、知らない人はいないのでは?
グリム童話もいろいろな出版社からいろいろな翻訳をされ、絵本として売られています。
やんわりと仕上げているもの、狼の残虐さをあらわにしたもの、
いろいろありますので、自分で読んでみて、納得したストーリーを選んで
お子さんに与えてあげてください。
(それほど誤差はないとは思いますが・・(^_^;))

我が家にあったのは、この手とちがうものだったのですが、
子供たちが(?)というか、自分が子供たちに読みやすかったんでしょうねぇ〜。
古いせいもあって、ボロボロになってしまい、背表紙からページがはずれて使命終了です。
なので、今回は比較的絵がかわいらしいものをチョイスしてきました。

さて、こちらの絵本の内容ですが、

おかのふもとの、小さな家に、お母さんやぎと、七匹の子やぎが住んでしました。
「みんないいかい、かあさんは食べのものを探してくるからね。狼が来たら、ドアは開けては
ダメだよ。狼は、がらがら声で、足はまっくろだから、すぐわかるよ」
「はい、かあさん。心配しないで」

「うっほっほ、しめしめ。
親が出かけたそのすきに、子やぎどもを食っちまおう。なあに、ちびどもをだますのは
かんたん、かんたん」
したをぺろぺろさせ、よだれをたらりたらり落としながら、はらぺこ狼がやってきた。

トントントン。
「かあさんですよ、開けておくれ。さあさあ、私のかわいい子供たち」
でも、子供たちは気がついた。ドアをしっかりしめたまま、
「そんなガラガラ声は、かあさんじゃないよ!かあさんの声は、もっと綺麗で、かわいいもんね。」
しまった!おおかみは、家に戻って、戸棚からチョークを3本取り出し、それを食べた。
「こうすりゃ、声が綺麗になるのだ。今度こそうまくだましてくっちまうぞ」

トントントン。
「かあさんですよ、開けておくれ。とってもいいもの たくさん もって帰ったよ。」
今度はかあさんそっくりな、かわいい声。でも、まどからみえた足は真っ黒。
「だまされないよ!黒い足はおおかみだ!かあさんの足は白くてきれいだよ!」
ちぇっ、憎らしい子やぎども。
おおかみは、パン屋へ行き、
「おい、こら。おれの足を白くしろ。さっさとやらねえと てめえも食っちまうぞ」
パン屋さんは震えながら、小麦粉をおおかみの足にぬりつけた。

トントントン。
「かあさんですよ、開けておくれ。ほんとうのかあさんが、帰ってきたよ」
かわいい声に白い足。子やぎたちは「わあい!かあさんだ、お帰りなさい」とドアを開けた。
「がおうっ!」
真っ黒なおおかみが、真っ赤な口をあけて子やぎたちに襲い掛かった。
子やぎたちは、大慌てであっちこっちに隠れた。
おおかみは、1匹ずつ見つけては、ぱっくん ごっくん。
6匹の子やぎたちを飲み込んでしまった。

かあさんやぎが帰ってくると、家の中はめちゃめちゃ。
子やぎたちの名前を呼んでも返事が無い。
一番下の子の名前を呼ぶと、小さな返事が聞こえた。
「かあさん、ぼくはここだよう」
時計の中から、一番小さな子やぎが泣きながら出てきた。
かあさんやぎは、子やぎをしっかり抱きしめて、
「さあ もう 泣くのはおやめ。おおかみを探しだして、子供たちを助けなきゃ」
かあさんやぎは、7番目の子やぎを連れてでかけた。

グーグーゴーゴー。
木の下で大いびきをかいて、おおかみが 昼寝をしていた。
おなかの中で何かもこもこ動いている。
かあさんやぎは「よかった、あの子たち、まだ生きている」
といって、7番目の子やぎに家から、はさみと針と糸を持ってくるようにいった。
かあさんやぎは、はさみでおおかみのおなかを切ると、6匹の子やぎが、
おなかの中から飛び出してきた。
今度は、子供たちに石ころを拾ってくるようにいった。
子やぎ達は沢山石ころを集めてくると、かあさんやぎは、それをおおかみのおなかの中へ詰め込んだ。
それから、針と糸で、おおかみのおなかを縫い合わせた。
その、はやいことはやいこと。
あんまり早いので、おおかみはなんにも知らない、気がつかない。

「アーアー、ウーウウ。」
おおかみがううんと伸びをして、目を覚ました。
「喉がかわいた。水を飲みに行こう」
おおかみのおなかは、歩くとごつんごつん音がする。

「はあて、妙だな へんちくりん」と思ったが、おおかみは子やぎだと思っている。
水を飲もうと、井戸にかがみこんだら、石の重みで ドップ〜ン!
おおかみは、井戸の中に落ちて、それっきり、もう、もどってはこなかった。
ああ よかった。もう 安心。

このような内容です。
この絵本を読んでいて、やはりおはなしは進化しているんだなぁ〜と思いました。
私が小さい頃読んで、「ヘン!」と思っていた、おなかを切っても寝ていた事、
ありえんだろぉ〜(>_<)と思っていたのですが、かあさんやぎがあまりにも早くやったので
気づかなかったとなっている。(これもありえないが・・(-_-;))
私の持っていた絵本には、チョークではなく「はくぼく」(はくぼくってナニよ!と思っていた)
パンやに粉をつけてもらうのではなく、自分の家の小麦粉をつけていたなぁ〜。
おおかみが最後死んでしまうものと、おぼれているところに「もうしません」と約束を
させて、助けてあげる・・というのもあります。
このように、ちょっとずつ内容が違うんですよね(*^_^*)

子供の頃は、おおかみは悪い奴だから、このような結末になっても仕方がない。
と読んでいたおはなしも、年齢を重ねると、ここまでしなくても・・(^_^;)
と理不尽さを覚える。
だって、おおかみは肉食なんだからしかたがないじゃない。
この絵本では、おおかみが死んで「よかった」と言っている。
おいおい、まってよ。自分達だけがよければそれでいいのかい?
草にだって命はある。草たちに言葉や行動力を与えると、やぎたちだって、草達に
腹を切られ、殺されて「ああ、よかった。これで安心」といわれても仕方がないんだヨ。
悪いものは死んでも仕方が無い・・。
これは、どうかなぁ〜?と最近思うようになってきた。
そんなこと言っちゃえば、お話そのものが成り立たなくなっちゃいますがねぇ〜(>_<)

最後、殺されるならもっとおおかみを極悪にしてほしいなぁ〜。
ご近所でも、同じような目にあって、泣いている母親やぎがたくさんいるとか、
子やぎたちをもっと残虐に食べるとか・・。
あっ!そうなると18禁絵本になっちゃって、意味ないかぁ〜(>_<)

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