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今日の絵本の紹介は。
『ダンプえんちょうやっつけた』です。
(さく●ふるた たるひ ● たばた せいいち 童心社)
この、コンビの作品は以前にも紹介しましたが(おしいいれのぼうけん)、
今回も、ちょっと長めの絵本になっています。
が、奇想天外でおもしろい!!
今の保育園や幼稚園の教育ではありえない!というおはなしです。
でも、読んでいると、実際は子ども達のためにこういう教育の方がいいのになぁ〜と
思うはずです。
昭和の平和なよき時代・・って、感じでしょうか・・(なんか、段々年を取ってきている実感はなんだ?)
さて、この絵本も先日本屋へ行きましたら、
入園・入学おめでとうキャンペーンの棚にたくさん積んでありました。
そうかぁ〜この絵本は、今の時期がいいんだぁ〜ということで、今日の紹介になりました。(*^_^*)
このおはなしの舞台は、
ひがしはまという町で、港と工場があり、たくさんの人が働いていて、その町の真ん中に
「わらしこほいくえん」というのがあります。
その保育園は、運動場もなく、ブランコも滑り台もないような小さな保育園です。
この、保育園の先生と子ども達の楽しい遊びのおはなしなんですよ。
この小さな保育園には、からだの大きな男の園長がいます。
(挿絵では野球の松井選手に似た感じで、ランニングシャツに、昔あった、足の裏にゴムをかける
タイプのジャージをはき、鉢巻をしていて、園長と言う感じではないんですよ(*^_^*))
このからだの大きな園長が「ダンプえんちょう」なんです。
小さな保育園で何もないのですが、この園長が「町中がわらしこの運動場だ!」と
いろいろなところに連れて行ってくれます。
滑り台は、近くの神社の石段です。
(私も学校の階段の手すりにまたがり、滑ってよく先生に注意をされたっけ(^_^;))
ブランコは山のふもとにある太い木のつるです。
この保育園の一番年上の子ども達のクラスは「くじら」組で、子ども達は9人います
一人一人の説明もおはなしの中にあって、
このおはなしに一番出てくるのは、このクラスの中でも一番ちいさな「さくら」という女の子。
「こわいんだもーん」というのが口癖で、みんな弱虫だと思っています。
そして、画像ににもある男の子「たかし」です。
この「たかし」私、好きなんです(*^_^*)
なんで、リボンのついた、花模様のパンツをはいているかと言いますと、
お母さんが忙しくて、たかしのパンツを洗えないとき、たかしはお母さんのパンツを
はいてくるのです。なのでみんなから「ガラパン」と呼ばれて言います。
ねぇ〜、お母さんのパンツをはくなんて、ありえないでしょぉ〜(^_^;)
ある日、園長が「今日は、ひなたやままでいってみよう!」と言います。
この、「ひなたやま」と言う所は、保育園からちょっと遠いので今まで行ったことが
なかったので、子ども達は大喜びです。
みんなで、車におにぎりや、水を入れた一升瓶(←一升ビンだよ(+_+))、ロープを持って出発!!
運転手はもちろん園長ですが、この車・・実はリヤカーなんです・・。(*^_^*)
さて、ひなたやまのはらっぱにつきました。
たかしはまっさきに洞穴をみつけて、みんなで急いでかけて行きます。
洞穴に入るとひんやりしてふしぎな感じがします。
そこの洞穴はきっと海賊の秘密基地だったんだ!と言う事になり、
「海賊はお姫様をさらったんだ」「宝物もいっぱいもっていた」「海賊は、海の上をふんどし1本で
あばれていた」(?)という子ども達の発想がふくらみ、ここから海賊ごっこが展開されます。
お姫様はさくらです。なぜかというと、いつも恐くて何もできないからです。
たからものは持って行ったおにぎり!
そして、海賊は・・そう・・ダンプ園長です。
この、ダンプ園長、やはり一人でも子ども達より強いんです(*^_^*)
子ども達は、このダンプ園長をやっつけるために一致団結して、作戦をねり
試行錯誤の結果、園長をやっつけます。
この展開は見事ですよ(*^_^*)
そして、この弱虫さくら・・じっとしていてもつまらない・・。
お姫様だけども、自分も勇気をだして、海賊をやっつけて、
宝物を盗んでみんなの所へ自分から脱出するのです。
本当に子ども達が、のびのびと遊び、自分達で考え、行動する。
子ども達はひとつになり、困った人を助け、弱いものを応援する。
良くできたことにはみんなで褒めあう(*^_^*)
それが自然にできる環境作り・・本当に大切だなぁ〜と痛感しますよ。
さくらはこの日以来、いままでできなかった石段の滑り台も、つるのブランコもできるように
なりました。
「こわいこと やるの おもしろいって きのう わかったんだもん」と挑戦します。
みんな、そんなさくらを見て、嬉しくなって叫んだり、わらったりしました。
と言う感じで終わっています。
私は以前住んでいた所に、高等養護学校がありました。
比較的程度の良い生徒ばかりがくる学校で、全寮制なので生徒が町で買い物を
したりするのですが、町の人との交流と言うのはありませでした。
正直、町の人たちはこういう子供たちを見て「気持ち悪い」「あぶないんじゃない?」
という感情の方が強かったように思います。
小学校も学年1クラスしかないような小さな町でしたので、当時仲良くしていた
小学校の先生とともに、この養護学校の生徒との交流を子ども達の為にもなにかしたい!
と言う事で、北海道の大イベントである「YOSAKOIソーランまつり」に参加する事に
しました。
それはそれは、ここまで行き着くには大変な苦労もあったのですが、
とにかく「一人はみんなのために、みんなは一人のために」というスローガンをかかげ
練習に励みました。
地元の小学生は、図体はでかいが何もできなく、何を話しているかもわからない
高校生に戸惑いを感じたようで、まったく近寄りませんでした(^_^;)
が、練習をしていくうちに、だんだんと打ち解けていき、
小学校1年生の子が、高校生に「おにいちゃん、ここはこうやって踊るんだよ」と
教えていた姿は本当に微笑ましく、やって良かった!と思う瞬間でもありました。
2年出場をして、私が引っ越すことになったため、そのチームは解散になってしまいましたが、
そこの高等養護学校では、いまでもクラブとして残っているようで、
町のイベントにも参加させてもらってると聞いています。
良いライバルは人生の上で大切ですが、蹴落とすためのライバルはどうなのかな?と思います。
子どものうちは、のびのびと、おおらかに育てたいなぁ〜と思うのですが、
どうなんでしょうか?
今の世の中、そうはいかないのでしょうかねぇ〜。治安の問題も最近はありますからねぇ〜(-_-;)
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