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今日はブルブルと来るちょっと怖い博物館をご紹介しましょう。 ドイツ、チェコなどにも拷問器具を集めた博物館がありますが、ドイツとの国境に近いジェロナ・グラにも暗黒の中世の時代をしっかり学べる博物館があります。 ルブシュ県の郷土博物館の中にある拷問道具の常設展示エリアのことなのですが、地下室の中には薄暗い牢獄を再現した展示もあってパリのコンシェルジェリのような雰囲気があります。ここには、中世から近代までのさまざまな拷問道具が常設展示されています。広さは約200平米と小ぢんまりしていますが、ウィーンの同様の博物館から展示品の貸し出し依頼が来るほど貴重なものがそろっています。 source: Muzeum Ziemi Lubskiej ギャラリーにはかつての下シロンスク地方やブランデンブルグ地方の裁判所関係の資料が展示されていますが、ここのメインとなるのは、17世紀に地元ジェロナ・グラで行われた魔女裁判で行われた拷問や刑罰の歴史に関する展示。 ロバや豚の顔をかたどった「恥の仮面」、人間の形をした鉄製の箱の内部に鉄の棘がついた「鉄の処女」、鉄の棘がついた魔女の椅子、地下牢の再現など、よそではちょっと見られないようなものがいろいろあるのです。 source: Wikimedia Commons かつて拷問は殺人や魔女の疑いをかけられた者に対する尋問、窃盗のような比較的軽い犯罪まで広く用いられてきました。しかし、中世には今日のような刑務所というものがなかったそうで、罪人は拷問室が横にある地下室や物置、牢屋に投獄されていました。断末魔の苦しみにのたうちまわるほかの収容者を目の当たりにしてより強く心理的な圧迫をかけられていたわけです。 自白を強要するための道具は時代の流れにしたがって、比較的簡単な構造ものものから、徐々に肉体に激しい痛みを与え、収容者が死に至るまで長くいたぶることができるようなものが開発されたのです。 この博物館には魔女裁判の様子を再現したものも展示されています。ジェロナ・グラでは17世紀のわずか3年間に23人の女性が魔女の判決を受けて、火刑に処せられています。特に1664年に最後の処刑者となったエルジュビェタ・グラッセら3名の記録は異例の富裕層の処刑として貴重なものになっています。 Muzeum Ziemi Lubuskiej(ルブシュ郷土博物館)所在地 Al. Niepodleglosc15, 65-048 Zielona Gora, Poland公式HP 開館時間 6月1日 - 9月30日 水: 12:00 - 7:00 木金 : 11:00 - 5:00 土日: 11:00 - 4: 00 10月1日 - 5月31日 水木金: 11:00 - 5:00 土: 10:00 - 3:00 日: 10: 00 - 4:00 入場料 大人: 6ズウォティ 小人・学生: 3ズウォティ ポーランド語ガイドの案内: 20ズウォティ 外国語ガイドの案内: 30ズウォティ 土曜日は、常設展のみ12歳未満の子どもは引率者の承諾がないと入場できません。 1ズウォティ=約30円
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