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織物会館 南ポーランドの主要都市クラクフは、ポーランドが世界に誇る「古都」であり、クラクフの町そのもの、その空気までも含めて、有形無形の文化財の宝庫といえばす。事実、ポーランドにおける最初のユネスコ世界遺産として町全体そのものが遺産に指定されました。 はるかな歴史、古い街並み、数多くの博物館を持つこの年はポーランド歴代国王の住まいであり、ポーランド文化の発信地でした。かつての国王の居城で戴冠式の場でもあったヴァヴェル城、ヴィト・ストフォシュ作の祭壇を備えた聖マリア教会、ヨーロッパ最大の中欧広場、かつて独特な雰囲気のあるユダヤ人街だったカジミェシュ地区、さらに有名なコレギウム・マイウスを持つポーランド最古のヤギェウォ大学があります。 コレギウム・マイウス クラクフ旧市街には、中世の都市計画による建物配置がそのまま残っています。ユニークな形の公園プランティがある場所には、ぐるりと市街地を囲む防壁がありました。かつての堡塁のうち、フロリアンスカ門、数基のやぐら、突き出たバルバカンをもつわずかな断片が残っています。クラクフきっての交流の場になっているのは、4ヘクタールもある中央広場です。この周りに織物会館、聖マリア教会、聖ヴォイチェフ教会、旧市庁舎があり、さらにこれらを囲むのは、ほぼ中世そのままの姿を保っている石造りの中層住宅群です。 広場をかこむ小路には、市街の価値や雰囲気をつくるほとんどすべてのものがそろっています。まず何よりも、教会、修道院、宮殿、堅牢な住宅群、大学の建物といった貴重な史跡があります。また、芸術的価値の高い作品を集めた様々な博物館もあり、クラクフの36の博物館にはなんとポーランド全土の博物館の所蔵品の1/4を超える、200万点以上が保管されているのです。 聖マリア教会と中央広場 クラクフの語り尽くせない魅力は、ここにいる旅人の瞳を見れば明らかです。だれもがこの町の文化を、歴史を、味覚やアトラクションを心まで満喫し、去りがたい思いを抱えて帰ってゆきます。ひとたびクラクフに足を踏み入れ、その旅の途中に「ふたたびクラクフを訪れたい」と思い始めたら、もうあなたもすれ違う旅行者と同じ瞳の光を放っていることでしょう。 毎年開催されるベートーヴェン音楽祭、ユダヤ文化フェスティバル、短編映画祭、国際大道芸フェスティバル、そして古きよき時代へのノスタルジアにあふれるクラクフ音楽祭は、「クラクフ系」と呼びたくなるほどクラクフらしく、国際的にも評価の高いイベントです。 世界最大のユダヤ文化フェスティバル では「クラクフ系」とはどういったものでしょう?たとえば、カロル・フリチのデザインによる1911年完成の歴史的カフェ、ヤマ・ミハリカに一歩足を踏み入れれば、その答えはのずとわかってくるはず。アール・ヌーヴォーの内装はまるで世紀末のパリのムード、でもウィーン風の朝食を食べながら交わされるのは「クラクフ系」・・・・つまり、芸術、文学、そして恋についての話題は尽きることがないのです。 |
クラクフ&その周辺


