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ひだしょーの営業日誌
最近絵を描いてないじゃないかーい? 平成27年3月16日

書庫小説「恋愛思想物語」

"例の公園"で結局乱闘をすることとなった湘子と泉美。
湘子に一撃で倒された戸田と言えば授業開始後も倒れながら机に突っ伏していた。
そして先生にたたき起こされたとさ。

その日の午後5時。
学校は終わって放課後の時間。
よくカップルがデートを始める時間(?)に例の公園にておどろおどろしい女子高生2人がにらみ合いながら立っていた。

「ほう、良く逃げなかったわねぇ川口さん」
「そちらこそ、覚悟は出来ているのかしらぁ?」

黒い・・・黒すぎる。
この女子の裏の心が表に出てしまっているこの状況・・・
周りは威圧されて声を出すにも出せない状況。
・・・と言っても公園にいた人は逃げてしまっているのは2人だけなのだが・・

「もう一度聞くわよ。まだ好きなのあの馬鹿?」
「ええ、好きで何が悪いのかしらね。」
「もう力でねじ伏せるしかないようね・・・」


あんた男か。

両者は指の関節をパキパキ言わせながらだんだん寄っていく・・・
そして両者とも手を伸ばせば届きそうなところで・・・

「でいやぁぁぁぁぁ!」

先制攻撃は湘子。
右ストレートパンチを繰り出したっ!
すかさず泉美は避けて・・・

「はあっ!」

と、カウンターで右フック!
湘子の左頬にまともに当たったっ!

「・・・や・・・やったわね・・・」

気が狂ったのか、猪のように泉美に突進。
泉美はまともにそれを受けて吹っ飛んだ。
やはり女子は女子。まともに戦ったら短時間で終わるのは間違いない。
2人は共に倒れて立ち上がるのにも苦労していた。


その頃学校。
部活に励んでいた戸田はマネージャーの遥香(大崎遥香)に話しかけられた。

「ねぇ、泉美さんと湘子さ、今朝めっちゃくちゃにがみあっていたけど・・・何かあったの」
「・・・知らん」
「知らないわけ無いでしょお!戸田くんが関係してるんだよね」
「・・・多分」
「んもう、しょうがないんだから・・・」
「・・ごめん、今朝湘子に殴られたおかげで記憶が半分吹っ飛んでるから・・・」
「あ・・そうなんだ・・・。そういえばさぁ・・・あの2人決闘するとか叫んでいたような・・・」
「へぇ・・・・・・って、ええええええええ!?」
「今夜って言っていたけどねえ・・・」
「ば、場所は!?」
「例の公園って言っていたけど・・・分かるのぉ?」
「ああ、もちろん!だってその公園の名前が"例の公園"だから!」
「へえ・・・珍しい名前ね」
「ねえ遥香さん!俺あいつらを止めに言ってくる!先輩に何とかうまく説明して!」
「分かったわ。あの2人は親友だもの。親友が痛い思いをするのを止めてくれるんだったらお安い御用だわ。」
「ありがとう!」

部活を放り投げて戸田は一目散に地元にある「例の公園」に向かって行った。

「おい、戸田は何所へ行ったんだ?」
「あ、先輩、戸田くんは親が危篤と言うことで帰ったようですよ」
「そ、そか・・・気の毒だな・・・」

何もそんな言い方しなくても良いような気が・・・遥香さん。


変わって"例の公園"
あたりは既に暗くなっていて、その暗い公園の中、地べたに2人はしゃがみこんでいた。

「・・・あんた・・・まだやる気なの!?」
「あ・・・当たり前じゃない・・・」

あれから同じ行程を繰り返してはちょっと休憩、ちょっと休憩と言う具合になんと2時間も行っていた。
さすがに休憩が追い付かなくなってきて疲れが見えてきたみたいだ。

「あんた・・・本気で戸田くんを好きなの!?」

泉美が今日何度目か分からないほどの同じ質問を湘子に投げ飛ばす。

「何度言ったらわかるの!?好きって言ってるじゃない!!」
「じゃああの人の気持ちは理解してるの!?」
「当たり前でしょ!?あいつだって好きに決まっているわ!!絶対に!!」
「じゃあ今朝あなたがしてきたことは間違ってないと思っているわけ!?」
「ええ、当然」
「たとえ戸田くんが嫌がっていたとしても!?」
「はっ・・・・・・」
「たとえ戸田くんが本心から嫌がっていたとしても!?あなたは本心を貫き通すわけ!?」
「・・・・・・」
「そんなの間違ってる!!2人が理解しあって初めてお互いに彼氏、彼女って本心から言えるんじゃないの!?」
「私は確かにあなたより戸田くんとの接触期間は短いわよ・・・。でもね、数ヶ月付き合ってみて彼の本当の心が分かってくるようになったのよ。ちょっとした顔の動きとかでね」
「それは本当に言ってるの!?」
「ええ、表情がわずかだけど変わるわよ!でも好きな人のそんなわずかな心の動きも読み取れないようじゃあなたは戸田くんと付き合う権利は無いはずよ!!」
「・・・・・・」
「あなたは本当に彼の心を読んでいるの?いや、読めているの?」
「・・・・・・もういい」
「えっ?」
「もういいって言ってるじゃないの!!」

そう叫んだ後、湘子は公園の出口に向かって走り出した。
しかし・・・

「ドスッ」

暗闇の中で走ってたからだろうか、何かにぶつかったのだろうか。
いや、戸田だった。

「湘子・・・何してんだよ・・・」
「・・・ごめん・・・私・・・間違ってた」
「え?」
「選ぶ人を間違ってたわ。それじゃっ!」
「ちょっと!?・・・しかも泉美さん倒れてるし!?」

走って駆け寄ると気力を使い果たしたかのようにぐったりしていた。

「泉美さん・・・大丈夫?ごめん・・・あの馬鹿が・・・」
「良いよ・・・分かってくれたんだから・・・湘子さん」
「結局どうなったの・・・」
「・・・それは彼女の口から聞いて」

そういうと疲れ果てて泉美は寝てしまった。
戸田は泉美をベンチに寝かせて、自分も座って泉美の頭を自分の膝の上に乗せ、枕代わりにしてあげた。

星空が見える夜空の下で、男一人つぶやいた。

「・・・なにやってんだろ」

  • 顔アイコン

    サブキャラ登場ですね。
    もう小説もどきじゃなくて立派な小説だと思いますが。

    戸田君は「親が危篤」といわれて、後の処理に困りそう・・・

    [ 1500型 ]

    2008/3/26(水) 午前 10:32

  • 顔アイコン

    1500型さん>
    そうとも思いまして、近日中に小説全体の名前でも考えておこうかなとは思っていますが・・・
    危篤・・・不意に言われても困りますよね^^;

    [ ひだしょー ]

    2008/3/26(水) 午後 3:13

  • 1人の男をめぐってここまで争うなんて、男としては嬉しいけど複雑ですね。親が危篤って・・・

    Azusa

    2008/3/29(土) 午後 3:57

  • 顔アイコン

    あずささん>
    良いですけど恥ずかしいですね・・・
    危篤はやりすぎたようで・・^^;

    [ ひだしょー ]

    2008/3/29(土) 午後 6:39

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