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♀ = Alice’s !!=泪瀬?=吉瀬?

STORY

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 そのCD店には万引き防止装置 タグを付けていなかった すべて人海戦術 人が人を見張った 大手スーパーなんかにいる万引きGメン 彼等は私服を着 それだけの仕事をすればよかった

だがおれ達は違った 制服を着 名札をつけ 普通の接客をしながら 万引きを見張った
まだ20前後の子供らが見張った
彼等にワカルだろうか?万引きする奴としない奴の違いが

“目で制する”?それでいて愛想よく接客?
上司はスーパーマンになることを欲した自分では出来ないことを他人にやらせた 子供らは人間不信に陥った 
『まさかあんな子が・・・』 
そんな言いようの無い思いを胸に抱いた
それが苦痛で止めていった心優しい男もいた
彼は介護ヘルパーへの道に入った

 オレはこの仕事について20年ほどたっていた だから他の奴等よりも少しは万引きの兆候を気付くことが出来た 悪いことにオレと同年代の男がふたりとも辞めた 後は年の離れた奴等ばかりだった 

それでなくともこの店は『客を変な目で見る』 『商品知識の無い奴等が集まってる』と悪評がたっていた オレは毎日神経をすり減らしていた

 オーナーは『少しぐらい万引きされたほうが店の宣伝になる』とのんきなことを言っていた
『万引きしやすい店』と評判になり5人が一斉に万引きすると とても捕まえることなど出来やしない オレは過去の苦い経験から知っていた 

『気を抜いたらやられる』オレは万引きされた後のあのどうしようもない感情を嫌と言うほど知っていた 捕まえても捕まえられなくても 来ている客全てが万引き常習者に思えることもあった それでもオレはフロアーに立ち続けた 

忙しさについ自分の精神状態を忘れた 何かに没頭してなければならないやるせない心をも抱いていた
・・愛した女との不意の別れ・・・バンドを音楽をやり続けることの意味・・・そして表現者としての壁・・・
その頃確かに行き詰っていた
 
 次の幻聴はオレを徹底的に否定した オレに恐怖を与えた 『万引きして捕まえられた奴等が仕返しに来る』『やくざの女に手を出した』『殺す』

 それはビルの中だけでは無くなった 通勤時の行き帰り街を歩いている時にも聞こえ始めた 
 『これは幻聴だ 現実じゃない』頭の中ではわかってるつもりだった だがそう聞こえると言うことも現実だった 耳をふさいでいても聞こえてきた オレの神経はいつも戦闘状態だった 神経を高ぶらせ一人の部屋に帰る
   
 そこに待ってるのは書きかけの“歌詞”作りかけの“曲”創作しかけの“オブジェ”
 オレはラムをストレートで流し込み バンドの録音を聞き足りない何かを探していた

 いつも何かが足りなかった 満足できるのは作品が完成してからのわずかな時間だった
 『もっとやれる!もっといいものになる』
 頭の中では完璧な音が鳴っていた なのにどうして現実の音となると・・・・

 眠れない夜が続くようになった 幻聴はますますひどくなってきた 昼夜問わず聞こえるようになってきた オレは“CIA”に狙われていた“KGB”に追われていた 盗聴器を仕掛けられていた 隠しカメラを仕掛けられていた 

そう言った声が聞こえるようになるとその原因を探したくなる 過去のほんの些細なことまでも思い出そうとした そしてその中から原因を作った 自分で勝手に思い込み“原因”を作り“敵”を作った

 オレは友人にもこのことを話せなかった
話すとそいつの命が狙われると感じた オレはぢっと耐えた
『いつかはこの幻聴を無くすことが出来る』

だが 聞こえる! そいつはオレを反射的に動かした 幻聴とわかっていてもそれが続くと現実味を帯びる どれが現実か?その区別はついていた オレは仕事を続けてた 街を歩いた 敵が何処に潜んでいるかわからない状況でもオレは歩き続けた ブッシュの中を


                TO BE CONTINUED

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