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♀ = Alice’s !!=泪瀬?=吉瀬?

STORY

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日本人は 感情を表現する ”文字”を何種類も持っている
漢字 ひらがな カタカナ ローマ字 英語 ・・・

ほとんどが 輸入もん RE−MIX 
で できたものは ORIGIN !!

どうして ”オリジナル” といえるかというと
”通用”するから 日本国内では

”意味”を 共有できるから
その作者の 選択し使った ”文字”の種類で

作者の”感情”を読み取ることができるから 

最近じゃ 韓国映画の影響か 韓国語覚えてる人も多い
そのうち TVCMに ひょっこり現われそうだ

外国人の方 うらやましいでしょ?
とくに 詩人のかたには !!
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 「ドンドン!」

 ドアをたたく音がした
 『センコウかいな』

 「ドンドン!」
 『誰や今ごろもう授業始まっとろうに』

 「だれや!名前言え」

 「・・・・・」

 「開けちゃらんぞ!誰や」

 「ドンドン!」
 『センコウやったらどうしようか?でもまだたばこスッとらんし煙もなかろ?』

 「カチャ」

 ドアを開けたするとそれは後藤だった

 「なんやおまえや?センコウかと思ったおまえちゃんと名前言えっていったろうが」

 「言ったぜちゃんと」

 「聞こえんかったやんね」

 「おまえヤニある?」

 せっかくの空想も今の緊張でおしまい

 「持っとうハイライトやけど」

 「もうなんでもよかやんねはやく煙くれはやく!手が震えようやんね」

 「ギャアギャア騒ぐでない今やるけホレ!」

 やっとのことで落ち着きを取り戻した後藤が言った

 「おまえら自習や?」

 「おおっ水野が休すんどろうがあれ病気やけん」

 「おまえらいいね自習ばっかりでおれたちいっちょんないちゃけん」

 「へぇっ!おまえら今自習やないんか?」

 「馬鹿!おもろうないけんぬけだしてきたやんね」

 「またや!おまえ3年になれるや?」

 「なん言いよるとやまだ10時間しかさぼってないやんね海野なんかもう15時間もさぼっとっちぇ」

 「なんやたった5時間しか変わらんやないか?」

 「馬鹿!その5時間が決めてじぇ」

 こんなこと話すうちもう話すことがなくなったふたりはたばこの煙を眺めてたへやの中には動きはなかった 突然後藤が言った

 「夏休みどっか行こうや!春休みみたいに酒飲んでドンチャン騒ぎしようや」

 後藤の言葉を聞きながらかれは春休みの旅行のことを思い返していた
 『山陰まで行ってあのきれいな海を見てあのきれいな砂浜を歩いて・・・よかったな!酒飲んで高田がいろんなこと話しよった“おれ馬場のこと好きなんよあいつもおれのこと好きげな!”あいつがたばこ吸って・・・よかった!・・・』

 「長崎!おまえ聞きようとや?ぼけ〜っとしてから」

 「いや思い出しよったったい春休みのことば」

 「そうか聞きよったとか どうや行きたかろ?」

 「そうやの 何処行くんや?」

 「それがたい 瀬戸内海の小島があるったいそこがいいじぇ遊園地もあるし」

 「遊園地げなガキやないちぇ」

 「いいやないかおんながイッパイきとろうが!」

 「 ・・・・・ 」

 「そしてよ そこに3泊しようとおもうんよ」

 「だれが行くとや?」

 「そうやのぉ俺やろおまえそれから高田 梅本それに林山 吉野も行くなら連れて行こう」

 「吉野行かんめ金がないっていいよったけん」

 「まっまだ6月やけ中間テスト終わってから考えよ」

 「中間テスト?なんやそれ?いつあるとや?」

 「おまえ知らんのか?21 22 23 24日たい」

 「今日16日やけもう5日しかないやないか?勉強せないかん」

 「同じ同じどうせ変わらん」

 「しゃーしい!おれ赤点は取りたくないけん今日から勉強しよう!それにしてもおれたちのセンコウ何も教えんちゃけん」

 「誰や?おまえたちの担任」

 「小森田たい」

 「あぁあれや!あれ意地の悪かろうが蛇みたいな顔してからに」

 「そうたい!あれしつこいけんね それにしてもどうしようか!あと5日げなおまえ勉強したや?」

 「いちょんしとらん」

 「どうするとや?」

 「必殺カンニングたい!」

 「ふぅ〜ん見つかるじぇ!」

 「大丈夫!1年のとき成功したけん」

 「今何時や?」

 「あと10分で終わる」

 「あと一服したら出て行こう」

 後藤はこう言って上手そうにたばこを吸い終わると出て行ったかれの頭は混乱してた 浩子のこと試験のこと旅行のことしかしやっぱり浩子のことがいちばん気になった
 『あいつ好きな奴おるんやろうか?どうしたらあいつをものに出来るやろうか?』

 「キンコンカンコンキンコンカンコン」

 3時間目が終わったかれはそこで思考を中断して教室へ戻って行った


             To be continued


画 : 鍋島哲治 ”GHOST&CHILDREN GARDEN” より

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 次の日も雨だった 梅雨に入ったのだからしょうがなかったがそれにしても憂うつな空気だった昨日と同じようにまたあのコタツの中でときをスゴすかと思うとかれは寒気がした 7時半を過ぎたので彼はあわてて家を出た 『今日もあの子に会えたらなぁ』そんな考えが彼の脳裏にムラムラとわき上がってきた バスはもう来ていた彼は大急ぎで傘をたたみ途中水溜りをひとつふたつ飛び越した バスの中は昨日と同様汗臭い嫌な気分がただよっていた

 「発車します 次は刑務所前」

 運転手の甲高い声はこの雰囲気には不似合いだった かれはあの娘を探した乗客はいっぱいで横を向くのも大変だった そのうち刑務所前を通り過ぎた

 「満員通過します次は若葉」

 バスの中は動きがなかったちょうどあの波のように誰かが逆らおうとしたが結局大勢には勝てなかったかれも身動きできなかったんであの娘を捜せなかった

 「若葉若葉お降りの方はありませんか?」

 「チン!」

 「次停車」

 かれはほっとした コレで少しは動けるようになると思った 事実バスの中は少し楽になって乗客たちもほっとしたようだった かれはあの娘を捜した だがいなかった
 『そう簡単に毎日会えるわけがない』
 そうかれは自分をなぐさめた 今日はスムーズに電車の駅までいけた バスを降り雨の中を駅に向かって早足で歩いていたすると赤い傘が眼にはいった
 『おっ!あれはあの娘の傘やないか?』
 ゾクゾクして足早に赤い傘を追いかけた 赤い傘なんて何万本いや何十万本とあるもんであるかれの期待は見事にあざむかれたかれは歩くのが嫌になった 失望の思いを胸にかみ締め電車に乗りかれは学校へ向かった

 彼らのクラスは3時間目が自習だったんで部室でたばこでも吸おうと思って教室をでようとした時あの娘とばったり出会った いや出会ったのではない話をした言葉を交わしたのだ かれは惚れ直した観れば見るほど彼の好みだった

 「あのぅ佐藤さん呼んで?」

 「だれ?佐藤?チョット待ってね!」

 たったコレだけである しかしコレだけでかれは十分だった有頂天でかれは部室に走っていったまさに風のように・・・部室には吉野がいた

 「どうしたとや?うれしそうな顔して?」

 「話したんよ浩子と浩子ちゃ〜ん!」

 「くるったとちゃうかおまえ!」

 「しかしいい声しとうけん」

 「なんて言ったとや?」

 「『あのぅ佐藤さん呼んで』『誰?佐藤?チョット待って』これだけたい!!」

 「なんやそんだけや?それだけでそげん喜びようとや?おまえアホとちがうか?」

 「アホでもいいやん!しかしいい娘あ〜浩子浩子ちゃ〜ん!」

 『こりゃ〜ほんとにいかれとるんかもしれん』吉野はこう思った『こいつがおんなのことでこんなにはしゃいだことなかったもんな』

 「長崎!おまえ本当に浩子のこと好きなんか?」

 「うん!」

 「本当に本当や?」

 「本当に本当!!」

 『こりゃ友達としてなんとかしてやりゃにゃぁ』

 「長崎!浩子何組やったかいな?」

 「1組!おまえ手だすなよおまえ手が早かけん!」

 「馬鹿!人のおんな誰が取るか!」

 「キンコンカンコン」

 3時間目が始まった

 「おまえいかんとや?」

 「おれたち自習やけん」

 「そうかいいのぉおれたちぜんぜん自習ないっつぇ!まっ浩子のことでも考えとけじゃぁな」

 「しっかり勉強してこいよ」

 「わったわかった」

 吉野は出て行ったかれは部室の暗闇の中にひとり取り残されたしかし寂しいとは思わなかった浩子のことを考え一人楽しんでいた
 『デートは何処行こうかいな中洲に踊りにでも行こうかいなそれとも海にまだ寒いけ泳げんかいな新天町に買い物に行って映画観てパチンコして・・・しかしありふれておもしろないやんねぇ浩子の家行って彼女に飯作らせて酒飲んであれしていいかいな彼女バージンやろうか?どっちでもいいけどバージンはやりにくいけんね』
 そんなこと考えてひとりで赤くなっていた



             To be continued


画 : 鍋島哲治 ”Ghost&Children Garden より

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 『ドンドン!ドンドン!』 せっかくの夢を打ち砕くようにドアを打ち鳴らす音がした
 みんなたばこをもみ消し煙をまきちらした

 「開けれ!おれたい!」

 こういう声がした 新賀だ!彼は3年でこのクラブの部長 いつもうるさい

 「おまえらまたタバコば吸いよったろうが
 やめれっていったろうが写真部やめさすぞ!」

 なんとなく気まずい空気が流れた

 「この前からやめれって言ったろうが まだわからんとや ほんとうに写真部やめさすぞ!!」

 「・・・・・・」

 『あぁまた始まった 言いたいだけ言わしておけばよかっちゃけん』

 『一年前までは自分もどうどうと吸いよったくせに部長になったとたんこうやけん』

 『なんやあの馬鹿3年とおもっていばってからにクラサルウゾ!』

 色んなことを思っただろうみんな 新賀はぶつくさつぶやきながらその不満をドアにたたきつけて出て行った 一時誰も話さなかった 何もいうことがなかったのである べつに自分たちは悪いことしたとは思ってなかったから・・・・

 「なんやあの態度 なんも思わんや?」

 「変わった!一年前とぜんぜん違うやないか?」

 「しょうがない!しょうがない! ♪時が変われば〜」

 「あぁおもろなくなった せっかくのヤニがまずくなったやんね」

 「やめろと言われたらまた吸いとうなったやんね」

 「やめとけ!あれ本当に怒っとうけん あいつが帰ってからにしようぜ」

 「それにしても変わった・・・小便しとうなったやんね 吉野!着いてきちゃりぃ?」

 「おれもしたかっちゃん!」

 
 彼等が学校を出たのは6時だった まだ雨は降り続いていた 新賀は頼まれた写真があるので遅くまで写真を焼いていた 結局たばこはおしまい まだ光の残った道を歩きながら彼は吉野に言った

 「みんな変わっていくちゃねぇ今にみんな俺のことなんか忘れてしまうンヨ そしておれはひとりで『あの頃はよかった』って寂しいかぎりよ」

 「そう おれたちみたいな馬鹿は誰も相手にせんよ このまえこうせつがいいよったろうが『一方はロールスロイスあと一方は自転車 昔は学生のときは気軽に声をかけられても大人になると何も言えない』って」

 「おれたち自転車にも乗れんかもしれん」

 いつもこんな風だった 吉野といると彼はこんな気持ちになるのだ

 「ところでいい女がおったっていいよったろうが?あれだれや?」

 吉野がつぶやいた

 「あぁあれ?わかった2年1組げな 名前は越村浩子」

 「ふーん おまえまたいつものことやないか?2日もすればすぐ忘れるって!」

 「どうせそうやろ 俺一人だけを好きになることなんてないもんそれに窮屈やないひとりだけとか自由にFreeにした方がたのしかろうが!」

 「そうおれもそう思う おまえいいこと言うよ」

 青い電車がプラットホームに滑り込んできた

 「またなBye―BYE!」

 彼はひとりで電車に乗り込んだ



              To be continued



画 : 鍋島哲治 ”Ghost&Children Garden” より

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 写真部にはもうみんな集まってスケベな話を 朝っぱらから飽きることもなく続けていた 

 「ヨー!真性包茎ってなんや?」

 「バカッ!おまえそげんことも知んとかぁ?無知!ガキッ!!」

 「おまえみたいのをいうちゃ!このインポで真性包茎で梅毒ヤロウ!!・・・」

 よくもまぁこれだけそろったもんだ

 「ヤニ持ってない?」
 
決まってそうだ

 「今日おれ学校遅刻しそうになったけん買えんかった」

 「バカが!ヤニ!ヤニ!手が震える 煙りクレ!蚊取り線香もってこい!」

コイツは後藤だ いままで謹慎2回 停学1回 根は純粋なやつだが要領が悪い

 「また発作や?おまえ一回死ね!」

 これは林山 こいつも謹慎2回 停学1回
 やつも後藤といっしょでやはり要領が悪い
 そんな馬鹿話を聞き流しながら彼女のことを考えひとりニタニタしてた

 「長崎!おまえなんばひとりでニタニタしようとか!気色悪るかぁ!」

 「またスケベなことば考えよちゃろ?おまえ根がスケベやけん!」

 (こいつらにあの娘のことはなすもんか!もったない!)
 彼はこう思った 事実彼らはおんなの話になると決まってその娘の教室に行き その評価を娘のいる前で大声で並べ立てるのである
 いつもはそれを面白く眺めている彼だったが彼女に対してはそんな気持ちは持たなかった 
 時計が8時30分を指した みんな自分の教室に向かった 彼はまだ来てない“吉野”を待った やつは彼のほんとの話を聞いてくれてた うまがあった それで彼女のことも聞いて欲しいと思っていた 5分したが奴は来ない また5分すぎた 
 (またさぼりや?)
 やつはちょくちょく学校をさぼっていた
 あきらめて彼は教室に向かった

 やっと6時間目が終わった みんな今日から開放されて生き生きしだした 彼はすぐ写真部へ向かった ここしかないんだ学校の中で心休まるところは・・・ 部室に行くと吉野がいた

 「なんや 来とったとや?」

 「3時間目からきとった」

 「またサボりかと思った」

 「馬鹿もうサボれん!これ以上サボると留年せなならん」

 「ヨー!聞いちゃってん いい娘見つけたんよ」

 「またや!おまえおんな見るとすぐほれて誰でもいいちゃけん で どこのどいつ?」

 「この学校!」

 「何年何組や?」

 「わからん!」

 「おまえまだ調べてないとか!?おまえにしちゃおそいやないか?」

 「それがいい娘なんよ!長いストレートの髪で眼はパチッリ大きくて・・・」

 「わかった わかった ところでヤニくんねぇ?」

 「今日買ってくんの忘れた 誰も持ってないぜ」

 「買ってこようか?おまえ100円カンパせい!」

 「なしておれが100円なんよ!70円たい!」

 「まっいいたい はよう出せ で なんがいいや?」

 「おれハイライト」

 「あぁ!あのドカタたばこか?」

 そういうと吉野は出て行った 彼は一人で考えてた
 (さてさてどうすべきか?名前なんちゅうちゃろうか?男おるっちゃろうか?・・・・)

 「聞いちゃってン!聞いちゃってン!海野 インポげな!海野はインポ海のはインポ!」

 (後藤だ!)彼は思った (奴しかいない あんなアホナコトいう奴は) 予想通り後藤があのにきび面をくしゃくしゃにして入ってきた
 
 「おまえ 知っとるや?海野インポげな」

 「知っとう おまえの声よう聞こえよったぜ」

 「海野がおろうが あいつまだせんずりかいたことないげな あれインポぜ」

 後藤はいかにもうれしげに言った 海野がムッツリして入ってきた

 「インポが来たぜ インポが・・・」

 「キャイン!おにいちゃん!」

 「何んやこれ?馬鹿がなんか言いようぜ」

 「しゃーしい!どっちが馬鹿や?スケベ後藤が!」

 「長崎!どっちが馬鹿や?俺と海野と?」

 「知らん!おまえら二人とも風邪引いてなかろうが?」

 そのとき吉野がようやく帰ってきた

 「何んや?」

 「もうセブンスターなかったけんハイライト買ってきた」

 「ヤニ買ってきたとや!」

 後藤がいかにもうれしそうに叫んだ

 「後藤お前居ったか?」

 吉野がけげんな声で言った

 「お前が居ったらすぐなくなろおが!」

 「いいやないか いっぽんやりぃーおにいちゃん」

 「わかった!わかった!やるけんなくな」

 こうして一番幸せな時間をすごすことになるのだ


          To be continued


画 : 鍋島哲治 ”GHOST&CHILDREN GARDEN” より

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   YOU GOTTA FRIEND

 ほんとはどうでもよかった 恋人なんて お茶につきあってくれるおんながいれば だからあせりはしなかった でも あの時からそんな考えはなくなった どういう理由かは理解らなかった 恋に落ちたのかもしれない
 でも いつものことだ あと2日もすればきっと忘れるだろう 彼は そう思っていた 

 その娘と会ったのは 朝のラッシュのバスの中だった その日はあいにく雨だったんでバスの中にも 憂うつな気分がただよってた
 傘はズボンを濡らし それは足にはりつき
 おまけにバスは交通渋滞のため10分間に1mも進みはしない こんな状態だったんで
 ちょっと理性を失いかけてた さらに悪いことに彼は風邪気味だった 顔面蒼白 額からは汗がにじり落ちた
 
 その汗をふこうと 手を持ち上げた瞬間 ここちイイ感覚が手から頭へと走った その一瞬憂うつな気分は吹き飛んでった 何だろうと思ってその感覚のほうを見た それは おんなのこの髪の毛だった 長くとてもきれいだった 彼女は高校生らしかった 純白のシャツに紺色のスカート まだあどけなさが残ったおおきな瞳 彼女を見つめていると気づいた様子でこっちを向いた 彼はあわてて視線をはずした 
 一時してそっちを見たとき彼女がまだこっちを見てるのに気づいた

 『髪をさわったこと怒とちゃろうか?』 心の中で思った そして彼女に気づかれないよう横目で様子をさぐった 彼女は別に怒ったような顔してなかった けどあんまりこっちばかり見てるんで自分に気があるんじゃないかと思った (後で知ったんだが彼女はそのとき 前の車の列が何時になったら動くのか探ってただけで 彼の顔なんて見てなかった)
 
 彼は心の中ですぐさま彼女とのデートの場面を思い浮かべた 
 『映画を観に行こう“ある愛の詩”をそして帰りには“エム”でコーヒば飲ん・・・・』
そう思ってるうちバスの運転手もしびれを切らしたのかバス停じゃないところでドアを開けた 乗客はやっと解放されるという安堵感と早く降りなければまたこの“こたつ”(バスの中のこと)で過ごさなければならないという不満を力いっぱい顔に出して我先にと出口に向かった やっと放免され外の新鮮?な空気を吸い込んで電車に乗り遅れるという不安に襲われながら足早に駅に向かった あいかわらず雨は降り続いていた

 先を急ぐうち赤い傘が妙に気になった 通せんぼしてるんだ 悪気があってやってるわけではなさそうだが歩くのが遅かった 彼は急いで強引にその傘を追い抜こうとした瞬間 それが彼女であることに気づいた で
追い抜くのを止めにして赤い傘の後ろをゆっくり付いてった 背広姿の何人かが横を足早に通り過ぎてった もう学校のことはどうでもよかった
 
 『遅刻したっちゃ別に命とられるわけじゃないちゃけん・・・』 交差点で彼は彼女の横に並ぶことが出来た 横目を使って様子をうかがっているとこっちのほうはまったく気にしていない それでも『カワイイこ』とひとりでぶっとんでた(このときの彼の顔想像付く?) そしてかれは大大大発見をする それは彼女が同じ学校だということだった 彼は自分を悔いた『ああ なしてあんなかわいい娘に今まで気づかなかっちゃろうか!やっぱ眼が悪りぃのがわるいちゃ そいつが原因だ!』


                            To be continued


画 : 鍋島哲治 ”Ghost&Children Garden” より

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