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♀ = Alice’s !!=泪瀬?=吉瀬?

’81 WORDS

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アーティスト 鍋島哲治は32歳独身 最近彼女と別れたらしい
路上で作品売っている upしてある画はポスト・カードになっていて
購入可能だ もしご入用の方はコメントにでもその用を
奴のメル・アド教えます またいろんなイベントにも顔出してますんで アート関係の情報で確認してみてください
ホームページアドレス 
http://16.xmbs.jp/whitepet
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イメージ 1

コナゴナに砕けたカップを拾うきみを 悲しいと思いながら
ひとつのことが 消えていったのを知った

沢山の昔を満たしたカップは その重さに耐え切れず消えていく
とても長い時間が 過ぎてしまった


きみは背中を向けたまま 明日に向かって歩き出す
でこぼこの坂道を たったひとりで

傍には あの娘が 居なくてはいけないはずなのに
きみはふり返れない すれちがいに つまずいた


砕け散った夢を冷たい風にさらすのは可哀相 と
たくさんの断片ばかりを 仕舞い込んで きみは沈んでいく

一歩も踏み出せなくなっても 捨てようともせず
時計の影に 潰された


昔が 汚く見えたのは 眼をつぶってしまわなかったから
広がりすぎた涙の跡がひとつになったところで
あの娘の笑顔が見えてくる

捨ててしまわなくちゃ コーヒーは飲めやしないのに
  ・・・・・ ぬくもりは 消えた



画:鍋島哲治 ”Ghost&Children Garden”より

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みんな居なくなってしまった 十字架の微笑を持って歩いたら
ベツレヘムの星はピラミッドに吸いこまれ

ボクは 彼女の足跡に 同化され
奴は 酒に息を止められた

この薄暗い丸テーブルの片隅の煙でかすんだ窓から見える
ヘッドライトで 照らされた女の口

全てのものや事を吸い込もうって 
よだれをたらして 男を消化してしまう


いつも淋しくて ボーッ ボーッ って 吠えているのは ボクの好きな人たちばかりで
やたらと いなくなった詩を歌う

もう ずっと前に僕らを残して旅に出た詩の話
青い青い空や 夕陽で塗られた ハイウェイ達のこと

奴らもきっといつかは 僕等の横で
あぐらをかいて笑っているだろうって

その日が待ち遠しくて
ボーッ ボーッって 悲しい朝に 迎えられている


でも 結局のところ 立ち止まっているのは頭だけで
手や足は たえず動こうとしている

この丸テーブルにも カワイイ女の娘が座ることもあるだろうってネ  

でも その時にだって この窓からは 僕の歩いた道や ボクの吐いた息は
きっと 見えやしないだろうってネ !!



画 : 鍋島哲治 ”Ghost&Children Garden”より

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あした 病院へ行くわ
受話器の 向こう 

わりと 明るくて ・・・・

途中まで ついて行こうか

いいわよ あんたらしくもない
すこしは 気にしてくれてるの


でも 男かしら 女かしら
受話器が重たく

サンドバッグ みたい ・・・・

たぶん 男じゃないか

あんた おとこが良かったの
あたしは どっちでも いいのよ

  なんて言いたいかわかるかい Baby
  なんて言いたいかわかるかしら Darlin
  でも くちがさけても 言わないわよ
  でも くちがさけても 言わないぜ

もう 切りたいでしょ
受話器の向こう

変に 悪女 ぽくて ・・・・

いいんだぜ 気が済むまで

いいわよ あなたらしくもない
すこしは 気にしてくれてるの

いいわよ あなたらしくもない
すこしは 気にしてくれてるの



画 : 鍋島哲治 ”GHOST&CHILDREN GARDEN”より

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クリーム色のコートが変わらないのを見て
三年も愛しているのに気付き

ポケットの手が冷たいのを知って
三年も一人でいるのに気がついた

誰もが寒さに耐え切れずコート取り出すように
今年も思い出を取り出し

笑顔の暖かさが 心のどこかで ダンロに炎を燈す
くべる薪なんて夢の中にも残ってないはずなのに

燃え尽きてしまった 数多くの昔までが
こんなに背中が 丸くなるまで


ラッシュの人ごみの中で探し当てて
まだ 愛していることに気付き

プレゼントのエプロンが真っ白なのを見て
まだ 愛していることに気付いた

拡声器の話は 冗談と他人事で
咳払いにも オドオドし

ひとりで喋って ひとりで笑って ひとりで恥ずかしがって
ファッション雑誌に眼を落としてるなんて知りもせず

笑い声だけを 憶えてて 明日の靴にしてる
こんなに 足が重くなるまで



クリーム色の足音が 遠くなるのを感じて
冬が厳しいことを知り

クリーム色の砂が 海の香りをなくして
春が遠いことを知る

この冬が過ぎればクリーム色が消えいくように
思い出も消し

エプロンはカウンターの女に
砂は ヘドロの海へ

寒くなる前に 投げ捨て
冬が届かないところへ

消し去ってしまうよ クリーム色の昔を
こんなに指が短くなるまで


クリーム色のコートは色褪せて
むかしの美しさはない

何度 コートを破こうとしただろう

その度 心だけが褪せ
あの駅を通り過ぎるように ポケットに穴を開ける

ホラ 沢山の想い出が みんな落ちて行く
ホラ クリーム色の笑顔が 落ちていく



画 : 鍋島哲治 ”Ghost&Children Garden”より

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死んでしまったおんなの眼を思い出しながらも
奴は 笑ってくれる

酒に酔った重たい頭を持ちながらも
奴は 笑ってくれる

過去に潰された 二匹のキリギリスを凍えさせまいと
靴を履かせてくれる

だから 奴の眼には暖かさがあって
キリギリスは 自分勝手

奴が凍えたなんて知りもせず
ギターを 爪弾く


亡くしてしまった昔を 思い出しながらも
奴は笑ってくれる

約束の時間を気にしながらも
奴は座っていてくれる

明日を恐れる 二人のキリギリスを歩かせようと
道を開いてくれる

だから 奴の腕はあんなにたくましく
キリギリスはやせっぽち

奴が力尽きたなんて知りもせず
ギターを爪弾く

だから 奴のへやには悲しさがあって
キリギリスは気付かない

奴が知って欲しいなんて 知りもせず
ギターを爪弾く

奴が知って欲しいなんて 知りもせず
ギターを爪弾く


画 :鍋島哲治 ”GHOST&CHILDREN GARDEN”より

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