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はからずも“岸田國士賞”後、第1作
# 岸田國士賞
岸田國士戯曲賞は、「演劇界の芥川賞」とも言われる。本年度の
受賞作は2本。
三浦大輔『愛の渦』 佃 典彦『ぬけがら』
「愛の渦」は、三浦の主宰するポツドールで、昨年4月このシアター
トップスで公演したものだという。
他に最終選考に残ったのは、長塚圭史(ラストショー)・本谷有希子(乱暴と
待機)・前田司郎・岩崎正・小里清・東憲司。
# 女優A
劇団ポツドールは、わたしには初見。今回、賞をとったから見る
わけではない。女優Aこと、安藤玉恵さんとのメールでチケットの
約束をしたのが1月。賞どころか、台本も未完成らしかった。
安藤を知ったのは、去年の9月。五反田団の芝居に客演したのを
見て、わたしが絶賛した。11月、本谷有希子の芝居を見た後、2人で
批評しあった。そんな、縁だ。
わたしは、ポツドールの芝居と女優・安藤玉恵を見に行く。
# 『夢の城』
ポツドール1年ぶりの本公演、作・演出は三浦大輔、主演・安藤玉恵。
劇場へ入る。薄暗い客席、ヘビメタというのか、ロックがガンガン
響く。これだけで、わたしが知っている芝居とは別の空間。
音楽がさらに高まり、カット・オフ! 暗転、闇!
明かりが、灯く。舞台手前の全部が窓、観客はアパートの1室を
外から覗く趣向らしい。
万年床の敷かれた、散らかった部屋。男が2人寝そべって、下手の
テレビを見ている。その後ろでは、男が1人、女2人と笑いあっているが
声は聞こえない。
あとから入ってきた別の男が、女にちょっかいをだす。全裸になり、
性交を始める・・・・・・・・その最中に、もう1人の女が帰ってくる・・・
・・・・暗転。
明かりが点くと、翌朝。窓がなくなり、音が聞こえる。
# セリフのない芝居!
“今回、いろいろな意味で行き着く所まで行こうと思ってます。
行き着いた先に何があるのかわかりませんが・・・。
とりあえず、この作品でそれを確かめようと思っています。
「夢の城」というタイトルはそこに何か「希望」のような
ものがあればという願いを込めてつけました。
最低な人間達の最低な生活の最低な光景をお見せします。
でも、最後には泣けると思います。どうぞ。よろしく。“
(チラシにある作者の言葉)
暗転で時間を区切りながら、5人の男と3人の女の1昼夜が
舞台で演じられる。
テレビを見る者。雑誌を見る者。寝そべる者。性交をするもの・・・。
誰一人、何かに執着している人間はいない。テレビのチャンネルを勝手に
替えても、スイッチを切っても、何か言う者もいない。
腹がへれば、勝手に何かを作り、食いたい者がつつく。
音はするが、言葉を発する者がいない。セリフは、ない。聞こえる
言葉は、テレビから出るものだけ。
この暮らしは、“人としての言葉を必要としていない”ということか。
# R指定?
それにしてもだ、やたら性交をする。やたら全裸になる。イチモツを
隠そうともしない。ラストシーンも、男2人が全裸。
観客は、ただただ唖然。終わったあとの拍手も、なし。そそくさと
帰って行く。
隣の席は、若い女性の2人連れ。感想は、「意味不明」。
本当に、こんなのでいいの。今までのポツドールの芝居の中で、
これはどんな意味を持つのだろう。
今日まで、16ステージ。千秋楽が、終わる。
安藤玉恵は、どう思っているのだろう。メールで、聞いてみよう。
※ 観客の中に『愛さずにはいられない』の鈴置洋孝、
『歌わせたい男たち』の小山萌子もいた。
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yoshidaさんが見に行ったとは意外ですね。見切りをつけるのは早いかもしれませんが個人的には次回を見たいと思いませんでした。どなたが安藤さんか存じませんがyoshidaさんが評価する方なら次回作は女性による舞台との事なんで考えたいと思います。でも今回はほんと「息苦しかったです」
2006/3/12(日) 午後 3:39 [ ヒカル ]
安藤玉恵は、最後にはいってきた女です。次ぎは、メールをしてから考えます。
2006/3/12(日) 午後 5:11 [ e_y*s*da55 ]
ワタシは結構スキだったんですね。ワタシの周りでも結構評価高かったんですけど(笑)ただ、お芝居とは違うとろこにベクトルが向かってる感じはしますね。友達は安藤さんが書く次の公演行くって言ってました。ワタシは迷い中です♪
2006/3/12(日) 午後 7:30
わたしも、迷っています。ところで、ヨッシーさんの記事、面白かったです。「交尾」「動物園」て言う表現が、ぴったりハマッていて笑っちゃいました。
2006/3/13(月) 午前 10:07 [ e_y*s*da55 ]