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小学校一年生のとき
宿題で「どんな雲があったかな?」というのがあった。
雲の形を見てきなさい。という、先生の言葉に従って、
帰路、宿題にとりかかった。
すぐに目に入った雲は
人・・・。 横から見た立ち姿。
長い白い服を着て、長い髪、鼻が高くて、髭があって、
手には木の芽が生えた杖を持ち、
背中には大きな翼。
見上げながら、ランドセルが重くて、ひっくり返りそうになりながらも、
宿題の出来のよさに、るるらんらん。
次の日、さあ、宿題やってきた人?
さっと、手を上げたのは、私ひとり。
元気に大きな声で
「神様!」と発言した。
先生が「よく見つけたね。」と、誉めてくれるのを待ったけど、
他の生徒が真面目に宿題に取り組んでこなかったことに
先生は気分を害したのか
授業の雰囲気が険悪になっていた。
居心地の悪い教室の中で
私は
昨日見た
大空に
みるみると姿を現した
白いシルエットを
もう一度浮かべながら
あれは本当に神様だったんじゃないだろうか?
そんなことを考えていた。
神様に関する一番古い思い出である。
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