トトロの旅日記

開発途上国支援を中心とした世界の旅日記を綴ってゆきます。

ザンビア

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2006年に始めた自然農法ショーは未だかつてこの地方に起った事のないイベントであった。彼等が集まる機会といえば、近所の結婚式か葬式のときだけ、日本にあるような秋祭りの様な、収穫を祝うなど伝統的な行事はないのかと思ったが、全く行われていたかった。収穫を祝いそれにあわせて伝統の文化・芸能を復興したいと、自然農法ショーを提案した。彼等はとても喜び3000名以上が集まる盛大な行事となった。第2回目の昨年、2007年7月、子供達に絵を描かせてそれを展示したらと思い、6月にはたくさんのクレヨンと画用紙を持って行った。7月のショーに行ってみると、子供達の絵は木にしばり付けて展示してあったが、その絵に関心を持って見ている人はだれもいなかった。

たくさんの子供達が来ているのに、プログラムは大人と青年向けのもののみ、日本の運動会とは全く正反対だった。きっと子供の教育に関心を持っている、大人や青年がいるはずだとずっとその出会いを待っていた。今回の訪問で、ある集会に参加した折、一人の女子青年が立って青年のプログラムについて質問を投げかけてきた。後で彼女と話したところ、何と小学校の先生であった。彼女は子供達に絵を描かせるプログラムにとても関心を示し、7月の自然農法ショーに向けて子供達のためのプログラムを企画してくれる事になった。彼女にクレヨンと画用紙一式を渡し、まずモデルプログラムを立ち上げるということで農民リーダー達も賛同してくれた。

昨年自然農法ショーに集まった子供達、子供達の絵、青年教師にクレヨン・画用紙を支給の写真です。

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アフリカの女性達は家庭を守り、子育をし、畑を耕し、水を汲み、正に働きずくめである。しかし男性社会、決定権は男達が持っている。女性を支えるために始まった組合活動。現在2000名の会員がいる。未亡人であったり、離婚したりして、家での決定権を持ったしっかりした女性達は、かなりの面積で自然農法を実施している。しかし多くの会員達は夫が決定権を持ち、自然農法による栽培面積は夫の理解度次第である。しかし、今年の大雨の中で奥様方の行っている自然農法の畑は非常に良く出来ている事に驚き、来年度は栽培面積拡大を約束する家庭が増えてきた。

一枚目の写真はハイブリッド種子を使用して、右半分は化学肥料を施肥出来なかった所、左半分は施肥した所、何れにしても成長は良くなくあまり収穫は見込めない状況。二枚目の写真は同じ場所にありながら在来種の自然農法の畑。この違い差をみて頂けますでしょうか?

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2/18−20 その後回った組合員の畑では、ゆく所行く所自然農法の所は確実に実を付けていた。ハイブリッドで化学肥料を施肥出来なかった所は間違いなく全滅状態。施肥出来てもタイミングが悪いと、うまく育っていなかった。ただ葉の色が異様に濃い緑をしていた。在来種の自家採種推進して3年目の今年、初年度は天候に恵まれ皆いい成績だった。昨年は雨が一ヶ月遅れたため旱魃で苦しかった。今年は逆に記録的大雨で苦しんだ。しかし、どのような状況にあっても在来種による無肥料無農薬、自然農法は生き残る事が出来た。正に一目瞭然!

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2/17 午後青年リーダーのローレンスの畑を視察。大雨のために大きくなっていないメイズ、しかし化学肥料を使用した部分だけが立派に育っている。同じ状況が次の畑でも、その次の畑でも続く。まさしく化学肥料が効き目ある事を見せつけられる感じ。ローレンスは良く育ってない部分をナチュラルと表現したが、同じハイブリッドの種子を植えながら化学肥料を全面に施肥する事が出来なかったため、施肥出来なかった部分をナチュラルと表現していた。最後に彼の自然農法の畑に行った。色は化学肥料のような濃い緑ではないが、立派に育って実が稔っていた。万歳!!! 一ヶ月の後には色も取り戻し、立派な実に育つ事と思う。宿舎に戻り3人のリーダー達と会合を持ち、ローレンスの所で何を学んだか話し合った。化学肥料を買えなかったので施肥出来なかったというのは自然農法ではないこと。自然農法と最初から意識し、そのつもりで無肥料無農薬、ハイブッドではなく在来種を栽培し自家採種してゆくこと。そして、肥料を用いる代わりに農民の愛情を注いだ所こそ、自然農法と言えるのだという事を確認し合った。

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2/17 私達が宿泊しているゲストハウス回りの畑では、まだ生育途中で実が付いていない畑、同じ畑の中で立派に育っている列とそうでない列とがきれいに別れている畑などがあった。農民リーダの一人アーロンに訪ねた所、ある程度の大きさ育った所でタイミングよく化学肥料を施肥した所が大きく育っているのだとの事だった。種子は政府配給のハイブリッドを用いるが、ハイブリッド種子を購入出来るのは農民の1/4程度、種子を購入しても全面に施肥するだけの化学肥料を購入する資金のない農民がほとんどです。この時期に実がついていないと、一ヶ月足らずの雨期を残すばかりで収穫は期待出来ない。ハイブリッド種子を蒔いて化学肥料を程消せなかった所は、ほぼ全滅の状態であった。

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