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お正月の元旦は、静かだった。南半球にあるパタゴニアのお正月は、北半球とは、逆で、真夏にあたる。でも、今年は、雨が降って、寒かった。3月まで学校が夏休みなので、いつもは、子供たちが川で泳いだり、家族連れがピクニックしたりしているのだけれど、今年は、ビーチも静かだった。

ここのところ、本当に変な天気だ。11月から12月にかけては、異常に暑くて、3週間、雨が降らなかったのに、クリスマスの少し前から、急に集中豪雨が続いて、気温も下がり、まるで、冬に逆戻り。野菜たちも、混乱して、水菜やからし菜は、11月に急成長して、もう、種をつけてしまった。庭に生えている雑草も同じで、例年より、ずっと早く成長し、草刈りをするのに、毎日、忙しい。

「草を刈りに行ってくる」と、今朝も、ポールは、外へ出て行った。私も、鎌を持って、梨やリンゴ、プラムやサクランボが植わっている畑へ草を刈りにいった。果物の木は、どれも、食べた果物の種を蒔いて育てたので、まだ、小さく、長く伸びた草に隠れてしまっていた。草を刈ってみると、思いがけない発見があった! 梨の木に、小さな実がなり始めていたのだ。

「ポール、見て!梨の実がなってる!」
叫ぶと、ポールが、こちらへやって来た。
「本当だ。自分たちで育てた初めてのフルーツだね。何年か前に買ったプラムとリンゴの木にも、たくさん、実がなり始めたよ。今年は、フルーツの大収穫が見込めそうだね!」と、ポールは、嬉しそうに言った。このところの晴れたり、雨が降ったりという天気が功を奏したようだ。

私は、草を刈り続け、果物の木の根元に草マルチを厚く敷いて行った。草を刈りながら、私は、羊のペッパーのことを思い出していた。

この土地を買って、最初にしたのは、フェンスを作って、牛や羊が入ってこないようにすることだった。すると、見る見るうちに、草が伸び始めた。あちこちに、若い苗木を植えたので、牛や羊を入れることはできない。でも、羊をロープにつないで、あちこち、移動すれば、草を食べてもらえる。そこで、知り合いから羊を一頭、買った。メスの羊で、ペッパーという名前だった。

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「ロープにつないで、草を食べさせても、大丈夫ですか?」
羊のオーナーに聞くと、彼は、「問題ないよ」と言い、杭を打って、ペッパーを長いロープにつないでおけるようにしてくれた。ところが、少したって、様子を見に行くと、ペッパーは、ロープにがんじがらめになって、窒息しそうな勢いで、「メー、メー」と呻いていた。

「オー、ノー!」私たちは、急いで外へ出て、ペッパーの身体にぐるぐる巻きになったロープを外そうとした。でも、ペッパーは、怖がって、逃げ回り、ロープは、身体にからみつくばかりだった。やっとのことで、ポールが、ペッパーの足を抑え、からまったロープをほどいていった。
「やれやれ」
私たちは、ペッパーがこの経験から、学んで、もう、ロープに絡まったりしないだろうと思っていた。ところが、数時間して、チェックしに行くと、ペッパーは、前と全く同じ格好で、ロープにがんじがらめになって、「メエー、メエー」と呻いていたのだった。

結局、私たちは、2、3時間おきにペッパーをチェックして、ロープをほどき続けなければならなかった。自由にしてあげたかったけれど、植えたばかりの若木を食べられては困るので、そうもいかなかった。ペッパーは、隣りの農場の羊の群れを見て、一日中、悲しそうに鳴いていた。ペッパーを羊の群れに返してあげることが、一番いい解決策のようだった。

そんなある日、友人のアリロが、家の建築用に買った材木を運んできてくれた。
「羊は、一匹で飼うと寂しくて、ストレスがたまって、草を食べないんだよ」と、アリロは言った。そして、
「ちょうど、息子が動物の世話の仕方を覚えられるように、羊を一頭、飼おうと思っていたんだ。よければ、引き取ってあげるよ」と言ってくれたのだった。願ってもいない、申し出だった。さらに、彼はお礼にと、羊一頭の値段に相当する材木をくれた。

「羊の代わりに、馬に草を食べさせたらどう?僕の馬を連れて来るよ」とアリロは言った。馬は、木を食べず、草だけ食べてくれる。馬なら、うまくいくかもしれない。

翌日、アリロが馬を連れてきた。とても、美しい、若いオスの馬だった。まだ、2歳になっていないので人が乗るように訓練されていず、ロープでつなぐことはできないとのことだったので、私たちは、馬を放し飼いにした。馬は、嬉しそうに、敷地内を駆け回り、どんどん、草を食べてくれた。

でも、あちこち、走り回って、ローズマリーやハーブの木を踏み倒し、家の周りの芝生の壁を登って、草をむしゃむしゃ食べ、窓ガラスに突進しそうな勢いだった。私たちは、馬が窓を割らないように、角材を使ってバリアをしなければならなかった。
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「うーん、馬も諦めないといけないね」
翌日、アリロに電話して、馬を引き取ってもらうように頼んだ。

数日後、アリロは友達を連れて戻って来た。今度は、草刈り機を使って草を刈り、それを、ストローベイル(藁を圧縮したブロック)にして、冬越し用の馬の飼料にしようという計画だった。彼らは、炎天下の中、草を刈り、隣りの農家から借りてきたストローベールを作る機械を使って、ストローベイルを作って行った。

この機械は、手動で、他の国だったら、博物館に展示されていそうな代物だった。大きなレバーを押し下げて、草を押しつぶし、四角いブロックにしていく作業は、重労働で、みな、汗だくだった。

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アリロと彼の友達は、早朝から夕暮れまで働いて、たくさんの ストローベイルを持ち帰って行ったけれど、かなりの重労働だったらしく、それ以来、二度と、戻って来なかった。

考えてみれば、あれは、ちょうど7年前のお正月だった。7年で、土地の様子も随分、変わった。当時、小さかった苗木は、6メートルから10メートルぐらいの大きな木になり、牧草地だったところは、森と畑と果樹園になり、ベリー類もたくさん増えた。当時は、うちでは、使い道がない、邪魔なものと思っていた雑草も、今では、草マルチとして大活躍している。

草刈りを終えると、今度は、ベリーを摘みに行った。ラズベリー、イチゴ、グースベリー、パタゴニア特有のカラファテなど、1月は、ベリーの最盛期で、ボールに山盛りになった。

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キッチンに戻ると、ポールが草刈りを終えて、戻って来た。
「今日の夕食は、何?」
「餃子だよ!」
「おお、いいね〜」

畑に戻って、キャベツやグリーン・オニオン、ターツァイなどを取り、それを刻んで、ニンニク、ショウガ、砂糖、塩、醤油と混ぜ、餃子の中身を作った。餃子の皮も、小麦粉と塩と水だけで、作り、具を包んで、フライパンで蒸し焼きにした。自家製のリンゴ酢と醤油でソースを作り、カリカリに焼けた餃子を浸して食べると、それは、それは、美味しく、頬が落ちそうだった。
私たちは、うーん、うーんと言いながら、餃子を食べた。

12年前のお正月、私たちは、木を植えながら、中国を歩いていた。その時、大学生の女の子に出会い、彼女の家に招いてもらって、お正月を過ごした。
「お正月に餃子を作るのが、中国の風習なのよ」と、彼女は言い、私たちも参加して、たくさん、餃子を作った。その時のことを、思い出した。

「あけまして、おめでとう!ポール」
「あけまして、おめでとう!木乃実」
餃子を食べながら、改めて、新しい年を祝い合った。

すると、ふと、楽観的な気持ちになった。世界中で「良くない出来事」が起こっているにもかかわらず、「見通しは、明るい。大丈夫」 なぜか、そんな気持ちになったのだった。

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パタゴニアでの暮らしが本になりました
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「Beautiful Life 世界の果てで暮らしてみたら」 菊池木乃実著

【読んだ方は、こんな感想を寄せています】

●読み終わりたくないくらい豊かな本

●全世界の人にとって、これからの生きる指針の教科書になる本。
 
●老子の言葉を彷彿させてくれる良書です。

●自然体で人がより幸せに生きるためのスピリチュアルな要素を持った本。

●とても具体的な暮らしのあれこれが紹介されていて面白いのと同時に感動。自分の暮らしにも少しずつ取り入れていきたい。

●ワクワクに従って生きる、お金を手放す、宇宙を信頼する、など、幸せになるためのたくさんの指南を実行に移され、幸せに生活されている、その実例をこうして紹介してくださるだけで、勇気をいただきました。

●私たち文明国と言われるところに住んでいる人間に、気づいてもらいたい珠玉のメッセージがあちらこちらに詰まっています。自分を見直す機会を与える素晴らしい本。

日本人が普段あまり気が付かない素晴らしいことがたくさん書かれています。特に第9章は、今私たちが直面している問題の解決策が、文章とたくさんの写真付きで、心を打つ美しい文章で述べられています。

都会に住む私たちに自然とのつながり・エネルギーを伝えてくれるパワフルな本。必要なメッセージがどんどん入ってくる。私にとってのヒーリング本です。

目次
第一章 ポールとの出会いと結婚
第二章 世界で一番美しい場所を求めて
第三章 地の果て、パタゴニアへ
第四章 中国を三千キロ歩く
第五章 パタゴニアで家を作る
第六章 地球と暮らすサスティナブル・ライフ
第七章 パタゴニアの人と自然と動物
第八章 心も身体も豊かに生きる
第九章 美しい人生のために

この本は、パソコンやスマートフォンなどで読んでいただける電子書籍です。

本文313ページ、フルカラー写真76ページの豪華本が可能になったのは、電子書籍ならでは。
本文と共に、美しい写真もご堪能ください。

【購入方法はこちら】
①以下の必要事項を記入し、下記のメールアドレスに「Beautiful Life希望」と書いてメールを送信してください。  
→ dragon.tree.an@gmail.com
●お名前とメールアドレス。(メールアドレスは、Gメール、Hotmailなど携帯メール以外のものをお願いします)
●ウィンドウズ、マック、スマホ版のいずれかを選択。(iPhone 、iPad、タブレットはスマホ版です)

☆フェイスブックを持っている方は、フェイスブックのメッセージで私宛にメールアドレスと希望のファイルの種類を送ってくださっても大丈夫です。
www.facebook.com/konomik1

②折り返し、電子書籍のファイルをお送りします。

③ダウンロードが完了したら、代金を送金してください。

【支払い方法】
支払い方法は、ゆうちょ銀行か、三井住友銀行へ振り込み。PayPalでのクレジットカード決済もあります。

【代金】
代金は、本を買っていただいた皆様に決めていただく、《ギフト・オブ・ギビング》制です。
お好きな金額を送金してください。目安は、2000円です。
「誕生日、おめでとう!」朝、起きると、ポールが言った。

「ありがとう!」そう、今日は、123日。私の誕生日。パソコンを開けると、フェイスブックのタイムラインにたくさん、お祝いのメッセージが届いていた。

「わあ、お祝いのメッセージが、こんなに来てる。全部、返信するのに、何日か、かかりそう」私が言うと、「時間をかけて、返事すればいいんじゃない?」とポールは、笑った。そうだった。急いで何かをしなくてはいけないということは、ないのだ。


天気が良いので、朝食の後は、庭に出て、草を刈った。このところ、ずっと晴れて、暑い日が続いたので、あっという間に草が伸びて、ルバーブを植えた所が、すっかり、草に覆われてしまっていた。


外は、静かだった。鳥が一匹、近くの木に止まって、美しい歌を奏でていた。聞こえるのは、「ザク、ザク、ザク」と、カマで草を刈る音だけ。草を刈っているうちに、心が静まっていった。草がどんどん刈られて、辺りがきれいになって行き、草の山が高く積まれていくのが、嬉しかった。


ルバーブの周りの草刈りが終わると、その周りに、草マルチを積んだ。今年の夏は、暑く、乾燥しそうなので、水を節約するために、今のうちにマルチを積んで、土が乾かないようにし、土の表面の温度が上がりすぎないようにする必要があった。


それが終わると、ブロッコリー、カリフラワー、キャベツなどが植わっている畑に移った。畑の周りに生えた草を刈って、同じように、ブロッコリーなどの根元に分厚く草のマルチを積んでいった。すると、すぐ近くの木から、鳥の歌声が聞こえてきた。先ほどと同じ鳥が、すぐそばの木に移動してきたようだった。どんな鳥なのか、見てみたいと思って、しばらく、観察していたけれど、生い茂った木の葉の陰に隠れて、姿を見ることができなかった。草を刈る手を止め、背中を伸ばし、あたりを見渡した。滔々と流れる川と広大な森が美しかった。私は、深く、静けさの中に沈んでいった。


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ここに住んでから、静寂が自分にとって、どんなに大切で、どんなに貴重なものなのか、ということに気づくようになった。日常の中で、ふと、静寂に包まれている瞬間に気づくたび、何か、特別なものを見つけたように嬉しくなるのだ。日ごろ、当たり前に受信している音たちが突然、消えると、耳が休まり、心が静まる。深く静寂を吸収し、静けさで自分を満たす。そこには、何とも言えない、歓びがある。


草を刈り終わり、マルチを積み終わると、キッチンに戻って、ランチを作った。ちょうど、ランチを食べ終わった時、「ハロー!」という声が聞こえた。


外へ出てみると、友達のベロニカが、娘のパウリーナとエリナと一緒に立っていた。ベロニカは、隣りの村、プユアピで、羊毛から美しい手織りのカーペットを作る小さな工場を経営しており、ベロニカの旦那さんは、地ビールの醸造所を持っていて、森から流れる滝の水を使って、3種類のビールを作っている。


「これ、ポールにプレゼント」ベロニカは、地ビールが入った箱を差し出し、「ポールが撮ってくれたビールとカーペット工場の写真がとても気に入ったので、お礼に持ってきたの」と言った。


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ポールは、去年、出版された「パタゴニアのご馳走」という本のために、地元の特産物やレストラン、有機農園、地ビールの醸造所などの写真を撮った。その時、ベロニカのカーペット工場にもお邪魔して、手織りのカーペットが出来上がる工程を撮影させてもらった。ベロニカの旦那さんの地ビールも、その時に撮影したのだった。

「こんな形で報酬をもらえるなんて、嬉しいなあ」ポールは、予期せぬプレゼントに、大喜びだった。


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「実は、今日、来たのは、いろいろ聞きたいことがあって。新しく野菜畑を始めるので、アドバイスが欲しいの」とベロニカは、言った。なるべく、自然農法に近い方法で野菜を育てたいので、雑草マルチについて、いろいろ知りたいとのことだった。私たちは、畑を見て回りながら、雑草マルチの説明をした。ベロニカの家の裏庭には、旦那さんがビールを作るために使った麦芽の残りかすを長年、捨ててある場所があって、そこは、肥沃になっているはずだから、そこにまず、畑を作るとのことだった。


ベロニカは、種も有機のものを蒔きたいので、うちの畑から取れた種を買って帰りたいと言い、20種類以上の野菜の種とハーブの苗をいくつか、分けてあげた。

「チロエ・ガーリックは、いつ、蒔くの?帰る間際に、ベロニカは尋ねた。

4月だよ」

「OK。じゃあ、4月にガーリックを買いに来るわね」

ベロニカとパウリーナ、エリナは、笑顔で手を振りながら、帰って行った。


私たちは、丘の上のデッキに座り、ポールが池で冷やしておいたビールのボトルを開けた。

「楽しかったね!思いがけなく、誕生日を祝うためのビールもいただいたし」と、ポールが言った。

「誕生日、おめでとう!乾杯!」

「ありがとう」

アルコールは、あまり飲めないのだけれど、ベロニカの旦那さんが作った黒ビールは、味が濃くて、美味しかった。


太陽が西に傾き始め、ツバメたちがあたりを飛び回り始めた。若いツバメらしく、追いかけっこをして遊んでいる。すると、一匹のツバメがデッキの屋根に止まって、可愛らしい声でさえずり始めた。私たちは、ツバメの歌声に耳を傾け、沈んでいく夕日を眺めた。


「そういえば、僕らは、お互いの誕生日に、特別にお祝いしたり、プレゼントを買ったりしたことないよね」ポールが言った。

「ある意味、僕らにとっては、毎日が楽しいし、毎日が誕生日みたいなものだもんね。だから、特に、年に一日だけ、お祝いしなくちゃいけないっていう気がしないのかもしれないね」

「うん、そうだね。私も、今、同じこと考えてた」

私たちは、誕生日も結婚記念日も、特に何も特別なことはしないで、いつもと同じように過ごす。結婚してから、離れて過ごしたことは、ほとんどなくて、毎日、24時間、一緒に過ごしているし、お互い、一緒にいることを楽しんでいる。毎日、違うことが起こるし、毎日が特別。だから、特に、誕生日や結婚記念日が特別だと感じないのかもしれない。


そんなことを考えているうちに、空の色が青からピンク、紫へと、変って行った。刻々と色が変っている様子は、まるで、ショーを見ているようだった。空全体がすっかり、濃い藍色に染まり、一番星が輝き始めるまで、私たちは西の空を見つめていた。


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太陽が沈むと、急に肌寒くなった。家に戻り、キドニービーンズのスープを作り、夕食を食べ、映画を見た。それから、ポールが水を汲むために、外へ出て行った。出がけに、何を思ったか、ホウキをまたいで、空を飛んでいるかのような仕草をし、ポールは言った。

「魔女の男版!」

思わず、吹き出した。ポールは、ホウキにまたがって、部屋の中を何度か飛び回った後、外へ出て行った。すると、外から、ポールの声が聞こえた。

「木乃実!」

「何?」

「外に出ておいでよ。プレゼントがあるよ!」

プレゼント?何だろう?不思議に思いながら、外へ出ると、ポールが夜空を指差した。そこには、大きな月が輝いていた。スーパームーンだ!

「わあ、きれい」

「よく見て。スマイリー・ムーンだよ!」

スマイリー・ムーン?何のことだろうと思いながら、もう一度、月を良く見てみた。私は、自分の見ているものが信じられなかった。金色に輝く満月の表面に、丸い、灰色のスポットが2つ見え、その下に、灰色の線が弧を描いていて、本当にスマイリーの顔のように見えたのだ!

「わあ!スマイリーだ!信じられない!」

「だろう?君だけに贈るバースデイ・ギフトだよ!」

私は、スマイリー・ムーンをじっと見つめた。大きな月は、夜空に輝き、楽しそうに笑っていた。


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パタゴニアでの暮らしが本になりました
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「Beautiful Life 世界の果てで暮らしてみたら」 菊池木乃実著

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目次
第一章 ポールとの出会いと結婚
第二章 世界で一番美しい場所を求めて
第三章 地の果て、パタゴニアへ
第四章 中国を三千キロ歩く
第五章 パタゴニアで家を作る
第六章 地球と暮らすサスティナブル・ライフ
第七章 パタゴニアの人と自然と動物
第八章 心も身体も豊かに生きる
第九章 美しい人生のために

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今朝は、晴れて、日差しが強かった。丘を降りると、昨日の雨で草が濡れていて、靴がびしょ濡れになった。空は青く、雲ひとつない。春を飛び越して、一気に夏が来たようだ。

「おはよう!」ゲートの外で、ハビエルが待っていた。挨拶をして、ハビエルの車に乗る。今日は、チリのIDカード(身分証明書)を更新するために、チャイテンにある住民登録所に行くのだ。チャイテンは、ラフンタから150キロ北にある太平洋に面した小さな港町である。

車に乗ると、道路に沿って流れているパレナ川が見えた。パレナ川は、毎日、色が変わる。今日は、空の青を映して、濃い青だ。森は、芽吹き始めた新緑で輝き、山々は深い雪で覆われていた。
「春は、いいなあ。どこを見ても、新緑がきれいだ」と、ハビエルが言った。
「今日、チャイテンに行けてよかった」窓の外を眺めながら、私は、昨日のことを思い出していた。

IDカードを更新するために、元々は、300キロ南にあるプエルト・アイセンという、もっと大きな町に行くはずだった。政府のサイトで調べたら、IDカードの更新するには、外国人は、出入国管理部門がある警察署に行かなくてはならないと書いてあって、それがある最寄の町は、プエルト・アイセンだった。

でも、プエルト・アイセンへ行く道は、工事中で、土砂崩れた起きたりして、何日も閉鎖される可能性があったし、往復の日にちを入れて、5日ぐらい家を明けなければならない。今、ちょうど、野菜の苗が育っている時期で、毎日、水をやる必要があるので、家を空けるのは、避けたかった。

「もしかしたら、奇跡的にラフンタで更新できるかもしれない」
そう思いついて、昨日、最近オープンしたばかりのラフンタの住民登録所に行ってみたのだった。
すると、住民登録所の女性は、こう言った。
「警察署に行かなくても、ここで、IDカードの更新、できますよ。でも、外国人の方が登録できる設備が整うのは、12月15日以降になります」
なんと、残念な。私たちのIDカードは、11日で期限切れになってしまう!
「期限が切れた後でも、更新できますか?」試しに聞いてみた。
「できないことはないけど、手続きが複雑になるので、期限が切れる前に更新した方がいいですよ。プエルト・アイセンに行かなくても、チャイテンで更新できます。バスは、週に3回出ています」

がっかりした。どうしても、家を数日、空けるのは、避けられそうもなかった。すると、友達のマカレナが通りかかり、とても、いいアドバイスをくれた。
「チャイテンへ行く道路は、ほとんど舗装されていて、車で行けば、2時間で着く。IDカードの更新はすぐできるから、日帰りできる」と言うのだ。それは、願ってもないことだった。早速、ハイヤーサービスをしているハビエルに連絡すると、運良く、スケジュールが空いていて、車の手配もできた。

ところが、一つ、忘れていたことがあった。提出書類のコピーを取らなければいけなかったのだ。気づいた時には、夜遅く、ラフンタのオフィスは閉まっていた。
「もし、チャイテンにコピーする場所がなかったら?あっても、コピーマシンが壊れているとか、トナーがないとか、店が閉まっているとか、何かの理由で、コピーができなかったら???」
不安が、どっと押し寄せてきた。チャイテンは、9年前の火山爆発で町が灰に埋まり、住民は全員退去。数年前に、やっと復興し始めたばかり。不安が募るのも、無理はなかった。そこで、必要な書類を写真に撮り、プリンターで印刷した。
「150キロも旅して、書類不足なんてことのないように、全部、書類を揃えておくに越したことはない」と、ポールは念を押したのだった。

「今日は、ラッキーだ」ハビエルの声で我に返った。車は、順調に走っていた。道路工事で何度か、止められたけれど、5分も待たずに通してもらえた。書類も全部、揃えたし、何も問題はない。この分なら、11時ぐらいに着きそうだった。

と、その時、カーブを曲がったところで、ハビエルが、ブレーキをかけた。一方通行なのに、大きなコンクリートミキサーが、こちらへ向かって来たのだ。私たちの車に気づいて、ミキサーは方向転換をしようとバックした。そして、そのまま、道路の側溝にズルズルと、はまってしまい、道路をブロックしてしまったのだった。

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「ああ、起きてほしくないことが、起こった!」ポールが、叫んだ。
ミキサーの運転手は、前進しようとしたけれど、車は傾いて、さらに側溝にはまった。横転しなかったのは、ラッキーだった。運転手が、車を降り、こちらへ向かって歩いて来た。
「牽引してもらわないといけないから、他の作業員がいる所まで乗せて行ってもらえないか?」と、運転手は言った。
「トランシーバー、持ってないの?」と、ハビエルが聞くと、「持ってない」と答えた。
仕方がないので、運転手を乗せて、他の作業員がいる場所まで戻り、牽引できる大きなトラックを探して、行ったり来たりした。道路は通行止めになり、車の長い列ができて、人々はいらいらし始め、車を降りて、抗議し始めた。チャイテンには、空港と港がある。長蛇の列の中に、飛行機やフェリーに乗るために、先を急いでいる人たちがいた。

この時点で、もう、30分が経過 していた。ようやく、大きなトラックが来たけれど、牽引に失敗し、もっと大きなブルドーザーを探しに行った。

住民登録所は、午後2時に閉まる。十分、時間があると思っていたけれど、それも、怪しくなって来て、心配になり始めた。すると、もっと大きなブルドーザーが来た。でも、それも、牽引に成功するかどうか、わからなかった。ポールも、そわそわし始め、車を降りて、魔法瓶からコーヒーを注いで飲み始めた。ポールは、いつも、最悪のシナリオになった時のことを考えて、解決法を探す。

コーヒーを飲み終わると、ポールは、言った。
「もし、2時前にチャイテンに着けなかったら、ハビエルにはラフンタに帰ってもらって、僕らは、チャイテンに一泊しよう。オフィスには、明日の朝、行けばいいし、帰りは、ヒッチハイクで帰ってくればいい」
「うん、そうだね。OK」
次の行動を決めると、ポールは、ずっと、リラックスしたように見え、私も、安心して、気が楽になった。
すると、面白いことが起こった。執着を手放して、必要な手続きは明日やろうと決めた途端に、道路がオープンしたのだった。
「わーい!」私たちは、喜びの声を挙げた。チャイテンまでは、あと、1時間。午後12時には着きそうだ。しばらく走ると、氷河が見えた。氷河から流れてくる川に沿って走り、雪山を背景にして、美しいイェルチョ湖が見えると、まもなく、チャイテンに着いた。

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「わあ、潮風だ!」チャイテンに着くと、海の匂いがした。

チャイテンは、3年前に来た時とは、比べ物にならないくらい復興していた。3年前は、まだ、建物が灰に埋まっていたのに、その面影はなく、新しい店やレストランができて、銀行まであり、住民登録所も、新しい設備が整えられていた。

係りの女性は、親切に笑顔で対応してくれた。オフィスには、日本人形がたくさん飾って、驚いた。「私、日本のファンなの。庭に、今、日本庭園を作っているところなのよ」と、彼女は言った。役所の人が、親しみやすいのは、ありがたい。(チリでは、役所に行くと、気さくに対応してくれることが多い)笑いながら世間話をしている間に、あっという間に、手続きは終わり、準備した書類も半分以上は必要なかった。

「思ったより簡単に済んでよかった!」オフィスを出ると、ポールが溜息をついた。
「さて、バケーションだ!」
ハビエルを誘って、魚料理で有名なレストランに行き、白身魚のフライを食べた。外はカリッと揚がっていて、肉厚で、中は、ジューシー。とても、美味しかった。

それから、波止場に行った。青い海と白い砂浜があり、どこまでも続く森が見えた。

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私は、ハビエルに言った
「私たちが、初めてパタゴニアに到着したのが、この波止場だったんだよ。フェリーから、この壮大な森を見た時に思ったの」
すると、ハビエルが後を続けた。
「探していた場所は、ここだって!」
「そう!」
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ベンチに座って、しばらく、寄せては返す波を眺めていた。森と谷に囲まれたラフンタとは、全く違う世界だった。潮風を胸一杯に吸い込んで、私たちは帰路についた。

帰り道、ポールが川に降りて、氷河の水を水筒に入れた。水は、きーんと冷たく、甘かった。
「本当に素晴らしい場所だよね。3時間、車で走って来る間に、海と氷河と原生林と川と湖が、全部あるんだから」と、ポールが言った。

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10年前、初めてパタゴニアに来た時に通ったのは、この道だった。壮大な森から、圧倒的なエネルギーを感じて、感動したことを覚えている。森は、命で溢れていた。何千万本もの、木々が生い茂った、未だ、人が入ったことのない密林。広大なスペースの中で、私の存在も大きく広がったような気がして、無性に嬉しかった。

今では、3日、ラフンタを離れると、森が恋しくなる。私は、すっかり、森の住人になってしまったようだ。

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パタゴニアでの暮らしが本になりました
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「Beautiful Life 世界の果てで暮らしてみたら」 菊池木乃実著

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●老子の言葉を彷彿させてくれる良書です。

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都会に住む私たちに自然とのつながり・エネルギーを伝えてくれるパワフルな本。必要なメッセージがどんどん入ってくる。私にとってのヒーリング本です。

目次
第一章 ポールとの出会いと結婚
第二章 世界で一番美しい場所を求めて
第三章 地の果て、パタゴニアへ
第四章 中国を三千キロ歩く
第五章 パタゴニアで家を作る
第六章 地球と暮らすサスティナブル・ライフ
第七章 パタゴニアの人と自然と動物
第八章 心も身体も豊かに生きる
第九章 美しい人生のために

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本文313ページ、フルカラー写真76ページの豪華本が可能になったのは、電子書籍ならでは。
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今日は、雨が降っている。昨日、たまっていた洗濯物を手洗いしたら、4時間かかってしまった。そのせいで、腰が痛むので、ゆっくりするには、ちょうどいい。外に干した洗濯物は、雨が濯いでくれている。


肌寒いので、今朝は、ポールが蒔ストーブに火をつけた。私は、昨夜一晩、発酵させておいたチアバタ・パンの種を二次発酵させるために、焼き型に移した。パンの準備が出来たところで、次は、ココナツ・クッキーを作ることにした。「ココナッツ・クッキーを作る」と言うと、「おお、ファンタスティック!」と、ポールは、大喜びだった。


ココナッツ・クッキーは、砂糖を使わないので、甘過ぎないし、とても、簡単に作れる。材料は、ココナッツ・フレーク、ココナッツ・オイル、熟したバナナ、オートミール、砕いたアーモンド、レーズン、ココア、乾燥ラズベリー(これは、うちの庭から採れたものを使った)。これらを混ぜ、スプーンで掬って丸め、オイルを薄くしいた焼き型に載せて、焼くだけなのだ。


そうこうしているうちに、ストーブの薪の火が弱まったので、まずは、チアバタを入れた。ストーブは、オーブンではないので、温度計や火の調節機能はない。火の加減を目で見て、手を入れて、温度を確認するというアナログ式。もちろん、火傷をしないように、さっと手を入れて、さっと出す。パンを焼くのには、少し高めの温度。クッキーやケーキを焼くには、低めの温度。これも、試行錯誤しながら、何度もパンを焦がして、感覚的に習得した。チアバタは、やや高温で30分。その後、低温になったところで、ココナッツ・クッキーをストーブに入れ、20分で焼き上がった。

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考えてみれば、子供の頃から、お菓子を焼くのが好きだった(食べるのは、もっと好きだったけれど)。15歳の誕生日には、父にねだって、電気オーブンを買ってもらった。私には、妹たちとお菓子やケーキを分け合って食べるのではなく、全部、独り占めにしたいという夢があった。そこで、私は、自分でお菓子を焼くことにしたのである。


電気オーブンを買ってもらってからは、チーズケーキ、クッキー、アップルパイ、シュークリーム、イチゴケーキなど、夢中になってお菓子を焼いた。ノートにレシピを書き込んで、自分専用のレシピ本も作った。でも、大学に入ってからは、お菓子作りのことは忘れてしまった。それが、今、この歳になって、また、お菓子を焼く喜びを味わっているのだから、嬉しい。


「うーーん」ポールも私も、ココナッツ・クッキーを頬張った。外はサクサク、中は、しっとり。バナナとココナッツ、ラズベリーとココアの味と香りが広がった。


「さて、次は何をしよう?」

雨は止みそうもないので、次は、苗ポットを作ることにした。今年は、30種類以上のハーブや花の種を買った。その中には、アニス、キャラウェイ、フェヌグリークなど、「生成分解する苗ポット」に植えなければならないハーブがいくつかあった。でも、「生成分解する苗ポット」など、ラフンタには売っていない。ならば、作るしかないのである。


そこで、段ボール箱を探し、ハサミと紙の粘着テープを使って、苗ポットを6個作った。そこに、コンポストと土を入れ、アニス、キャラウェイ、フェヌグリークの種を蒔いた。これもまた、子供に戻ったようで楽しかった。子供の頃、大好きだった図工の時間を思い出した。


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そう言えば、6歳か7歳の時に、みかん箱を使って、リカちゃんマンションを作ったことがある。買ってほしいと、父にねだったのだが、「そんなもの買う余裕はない」という一言で却下されたので、自分で作ることにしたのだった。ドアや窓を切り抜き、テーブル、椅子、ベッドなども、ダンボール紙で作った。なかなか、立派な出来だったけれど、本物のリカちゃんマンションを持っている友達のことが、うらやましく、自分で作ったリカちゃんマンションは、恥ずかしくて、見せることが出来なかった。


当時は、欲しい物が買ってもらえず、地団駄を踏んで大鳴きしたりしたけれど、子供の頃、何でも買ってもらえる環境でなかったことは、良かったと今では思う。必要に迫られて、私の中にある創造性が発揮され、物づくりの喜びを味わうことを覚えたのだから、父に感謝しなければならない。


物づくりの喜びは、パタゴニアに住んでから再発見したことの一つである。畑で野菜を育てるのだって、物づくり。そこには、創造性が必要とされる。学びの連続。試行錯誤。うまくいった時には、喜びと達成感があり、自信につながる。


私たちの家も、創造性の賜物だ。家を設計したことも、建てたこともないポールが、世界に一つしかないユニークな家をデザインし、建築することができたのは、彼が創造性を発揮したからだし、その上、家具まで全部作ってしまったのだから、それには、彼自身も驚いていた。(家具は、ラフンタに売っていないし、売っていたとしても、市販の家具は買いたくないというのが理由だった)


ポールが、最初に作った家具は、食料が収納できるベンチである。6年間、ほとんど、毎日座っているし、この日記も、ベンチに座って書いている。家具の出来栄えは、職人並みで、ポールは、隠れた才能を発見したことにとても喜んでいた。若い頃、ヨットで働いていていて、ヨットの本体をやすりがけし、ペンキ塗り、ニス塗りなどをした経験も役立ったらしい。


造園デザインが大好きだということも、ポールは、ここで発見した。もともと、牧草地でたった2本しか木が生えていなかった土地に、木を植え、森を作り、遊歩道を作り、池や段々畑、ハーブガーデン、花壇を作った。今、この土地にある全てのものは、彼の想像力(イマジネーション)と創造力)クリエーション)から作られた。


そう考えると、ラフンタに私たちが落ち着いたのも、偶然とは思えない。ここは、開拓者の村、自由な精神(フリースピリット)の溢れる村。何かが足りなかったり、壊れたりすると、「工夫しよう!」というのが、みんなの口癖だ。何かが壊れると、ほとんどの場合、針金とタイヤのチューブと、その辺にあるものを使って使って直してしまう。


農場では、男の人が、家を建てたり、フェンスを作ったり、家畜の世話をしたり、馬の蹄鉄をつけたり、家具を作る。女の人は、パンを焼き、ジャムを作り、野菜を育て、羊の毛を刈って、それを毛糸にし、木の皮や木の実で染めて、セーター、ポンチョ、靴下、ベレー帽などを編む。蜂を飼って蜂蜜を採り、、蜜蝋でロウソクを作り、草でバスケットを編み、牛の乳を搾って、ヨーグルトやバター、チーズを作る。パタゴニアに住み始めた当時、何でも買うことに慣れてしまっていた私は、「こんなにたくさんの物を手作りできるんだ」と心底、驚いた。


「もしも、世界が終わることがあっても、ラフンタの人たちは生き延びられるよね」と、よく、私たちは話す。ラフンタの村に、道路が来て、電気や自動車がやって来たのは、つい最近で、村から離れた農場では、まだ、道路がなく、電気がない場所がたくさんある。だから、彼らは、自給自足の生活をまだ忘れていないし、生活に必要な物を手作りしながら、自然と共に豊かに生きる暮らしをしている。それは、失ってはいけない大切なことだと思う。


東京でOLをしていた頃は、創造性を発揮する余地はとても限られていた。仕事は楽しかったし、達成感もあったけれど、心から満たされるということはなかったように思う。いつも、何かが欠けていた。もっと、評価してもらえるように、常に、もっと頑張らなければいけないと自分にプレッシャーをかけていた。息切れして、生きる力が尽きていくような気がして、充実感とは、程遠かった。


今は、仕事をしているという感じは、しない。毎日、楽しんで生きている。喜んで、創造している。どんなにシンプルな物でも、創造すると嬉しくて、また、創造したくなる。


私は、物を作るのが、本当に好き。書くことも含めて、何かを創造している時、心から自分が喜んでいることがわかる。そして、そこから、生きるエネルギーが湧いてくる。

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パタゴニアでの暮らしが本になりました
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「Beautiful Life 世界の果てで暮らしてみたら」 菊池木乃実著

【読んだ方は、こんな感想を寄せています】

●読み終わりたくないくらい豊かな本

●全世界の人にとって、これからの生きる指針の教科書になる本。
 
●老子の言葉を彷彿させてくれる良書です。

●自然体で人がより幸せに生きるためのスピリチュアルな要素を持った本。

●とても具体的な暮らしのあれこれが紹介されていて面白いのと同時に感動。自分の暮らしにも少しずつ取り入れていきたい。

●ワクワクに従って生きる、お金を手放す、宇宙を信頼する、など、幸せになるためのたくさんの指南を実行に移され、幸せに生活されている、その実例をこうして紹介してくださるだけで、勇気をいただきました。

●私たち文明国と言われるところに住んでいる人間に、気づいてもらいたい珠玉のメッセージがあちらこちらに詰まっています。自分を見直す機会を与える素晴らしい本。

日本人が普段あまり気が付かない素晴らしいことがたくさん書かれています。特に第9章は、今私たちが直面している問題の解決策が、文章とたくさんの写真付きで、心を打つ美しい文章で述べられています。

都会に住む私たちに自然とのつながり・エネルギーを伝えてくれるパワフルな本。必要なメッセージがどんどん入ってくる。私にとってのヒーリング本です。

目次
第一章 ポールとの出会いと結婚
第二章 世界で一番美しい場所を求めて
第三章 地の果て、パタゴニアへ
第四章 中国を三千キロ歩く
第五章 パタゴニアで家を作る
第六章 地球と暮らすサスティナブル・ライフ
第七章 パタゴニアの人と自然と動物
第八章 心も身体も豊かに生きる
第九章 美しい人生のために

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本文313ページ、フルカラー写真76ページの豪華本が可能になったのは、電子書籍ならでは。
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【代金】
代金は、本を買っていただいた皆様に決めていただく、《ギフト・オブ・ギビング》制です。
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「ニャオ」というタビーの遠慮がちな声に起こされて、目が覚めた。ドアを開けてタビーを外に出すと、辺りはもう明るかった。時計を見ると、5時半。太陽はまだ、山の向こうに隠れていて、あたり一面、ほのかな藍色に染まっていた。低く垂れ込めた霧が、川の上を流れていく。鳥たちの歌声が、湿った空気の中に響いていた。ほんの数日前まで、この時間、辺りはまだ真っ暗だった。日が長くなっていくのが、目に見えてわかる。夏至は、もう、すぐそばまでやって来ているのだ。冷たい空気を一気に吸い込むと、もう一眠りしようと、ベッドに戻った。

再び、目覚めたときには、太陽が燦燦と輝いていた。サンルームへ行き、野菜の苗たちに水をやっていると、「ズズズ」と音がした。視界の隅に、小さな物体が垂直にホバリングしたのが見えたかと思うと、次の瞬間、それは飛び立ってしまった。
「ハチドリだ!」微笑みながら、ひとりごちた。今季、最初の訪問者だ。ほんの一瞬、その姿をとらえただけだったけれど、「ハロー!戻って来たよ」と挨拶に来てくれたみたいで、嬉しかった。
「まだ、ハチドリ見てないねえ。いつも、今頃、シルエリヨの花が満開になる頃にやって来るのに」とポールと話していたのは、昨日のことだった。私たちの会話を聞いていたみたいに、今朝、ハチドリが現れたのだから、まるで、魔法のようだった。ハチドリたちは、夏中、ずっとここにいて、あちこち、忙しく、ズズズズという羽音を立てながら、花の蜜を吸いまわる。夏の最後、4月にフーシャの赤い花が散ってしまうまで、彼らの可愛らしい姿を見ることができる。

パタゴニアに住んでから、カレンダーではなく、自然の移り変わりによって、月日を知るようになった。メリモヨ火山のちょうど真後ろに太陽が沈んでいくのを見て、「ああ、11月に入って一週間経ったんだ」と気づいたり、今日は、太陽が火山のずっと南側に沈んでいて、太陽の動きの早さにびっくりした。
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日本に住んでいた時には、太陽の動きを気に留めることなど、ほとんど、なかった。でも、ここでは、太陽の動きに気づかずにはいられない。たとえば、夏には、太陽の軌道は、頭の真上を通って行き、一日が、とても長い。12月の夏至の日の夜明けは午前5時、日の入りは、午後10時で、午後11時までは明るく、懐中電灯なしで外を歩ける。

反対に、冬になると、太陽の軌道は、北側にある森の上を、ほとんど平行線に動いて行き、一日が、とても短い。6月の冬至には、朝の9時まで明るくならないし、夕方は、5時前に真っ暗になってしまう。ソーラーパネルを購入する前は、電気がなくて、ロウソクで暮らしていたので、冬の夜が果てしなく長く感じたものだ。きっと、古代の人々も、こうして、太陽や月の動きを見ながら暮らしていたのだろう。春分や秋分、夏至や冬至に、古代の人々が儀式をしていた理由がよく分かる。

私たちの生活も、季節や天気に合わせて営まれていく。天気が良ければ、外で仕事をするし、嵐が来れば、家の中で仕事をする。天気が変わりやすいので、前もって計画することもあまりなく、朝起きて、外の天気を見て決めるという具合だ、
今朝も、朝食後、ポールが尋ねた。
「今日は、何するの?」
「うーん、今日は天気が良いから、一日、畑仕事しようかな」

私は、一輪車を押して、丘を下り、羊歯の葉を集めに行った。ポールが以前、森の中の小道を覆っていた羊歯の葉を刈り取ったものが、たくさん道沿いに積んであった。羊歯の葉を集め、一輪車を押して丘を上がり、畑に羊歯の葉を敷いて行った。これを、数回繰り返すと、最後には、息が切れた。腰を伸ばして、丘の上から見下ろすと、フェンスの向こうの草原では、赤ちゃん羊たちが、母親を探して、「ンギャー、ンギャー」と鳴いていた。彼の鳴き声は、人間の赤ちゃんにそっくりで、初めて聞いた時は、森の中で赤ん坊が泣いているのかと思って、本気で心配したほどだった。

マルチが積み終わると、笹の葉をカマで削ぎ落として、グリンピースの支柱にした。キティーは、私の後をついて回り、何をしているのかと、興味津々に眺めていた。グリンピースは、みるみるうちに大きくなって、蔓を伸ばし、まるで、「何か、掴める物をくれ!」と言っているかのようだった。

私が畑仕事をしている間、ポールは、家の周りの雑草を刈っていた。雑草も、マルチになるので、ちょうどいい。草を熊手で集め、ハーブと野菜の間に厚く敷いた。ポールは、地面ぎりぎりのところで草を刈るので、刈り終わった所は、まるで、毛皮を刈り取られた羊のように見えた。すぐそばでは、タビーが、ペパーミントのガーデンの上でゴロゴロと転がっていた。
「ポール、羊の毛を刈ってるみたいだね」
私が言うと、「今、ちょうど、同じことを考えていたところだった!」と、ポールが笑った。タビーは、仰向けになったまま、土の上で眠ってしまった。
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夕焼けは、美しかった。火山の上にかかった雲は、オレンジとピンクに染まり、金色に縁取られていた。太陽が沈んでしまうと、急に気温が下がった。家に入って、ポールが蒔ストーブに火を付け、私はトルティーヤを作った。グリーンサラダにリフライド・ビーンズ、サワークリーム、目玉焼きなど、トルティーヤにくるんで食べると、お腹が一杯になった。

夜、外に出ると、満天の星空だった。庭の真ん中に立って、きらめく星たちを眺め、池の周りで合唱する蛙の声に耳を傾けながら、ポールが、今日、言ったことを思い出していた。
「考えてみたら、僕らは、今日が何日か、とか、何曜日か、ということも、知らずに暮らしているよねえ。これって、すごく、いいことだと思うんだ」
本当にその通りだった。よく、二人で、「今日は何曜日?火曜日?」「ええ?水曜日じゃないの?」などという会話をしていることがある。

目覚まし時計のない暮らしをする、というのが、ずっと私の夢だった。学校や仕事に行くために、目覚まし時計の音で起きるというのが、まるで、拷問のように思えた。よほど、ストレスだったらしく、ほんの数年前まで、学校の試験に遅れる夢を見たり、大事なミーティングに送れて、冷や汗をかく夢を見たりしていたほどだ。

日付や時間は、ずっと、私の生活の一部だった。けれど、自然の中で暮らすようになってから、日付や時間は、社会の中にある一つの決まりごとのようなもので、人々が、合意するために必要なものなのだ、ということに、気がついた。ここでは、日付と時間が必要なのは、他の誰かとの約束がある時だけで、それも、頻繁にあるわけではない。

今では、猫の静かなニャオという声に起こされるくらいで、時間も日付もなく暮らせるのだから、本当にありがたい。そこには、果てしない自由の感覚がある。

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パタゴニアでの暮らしが本になりました
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目次
第一章 ポールとの出会いと結婚
第二章 世界で一番美しい場所を求めて
第三章 地の果て、パタゴニアへ
第四章 中国を三千キロ歩く
第五章 パタゴニアで家を作る
第六章 地球と暮らすサスティナブル・ライフ
第七章 パタゴニアの人と自然と動物
第八章 心も身体も豊かに生きる
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