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持久戦(居飛穴、ミレニアム、天守閣美濃)vs四間飛車藤井システムの駒組みをこれまで研究してきた。 これまでの研究結果をわかりやすく下の表にまとめてみた。 【前提条件】△4二飛を早めに決める(居飛車は指さないと決めている場合) 1.△3一銀+△5二金左型⇒ミレニアム △3一銀を活用するためには、どうしても△2二飛と回る必要があり手損である、 居飛車側は逆にその手得分でミレニアムの囲いに手をかけられる。 後手の攻めの体勢が完成したころには、ミレニアム側から攻めることができる勘定になる。 ※しかし、ミレニアム早めの▲3七桂型には△2二飛〜△4二角〜△6四角の形を狙うことになるので、実はこの△3一銀+△5二金左型が振り飛車にとって、一番よい布陣ではないかと感じている。(2012/02/25追記) 2.△3二銀+△5二金左型⇒居飛穴▲7七角(▲2五歩保留型) この形は一例であり、あくまで△9四歩が突かれていないため、 ▲9五角がいつでも生じるということであり、明らかに居飛車の利点である。 実際はじっくり金を寄ってから組む手順の方が有力だろう。 どちらにしろ▲2五歩を保留した一手分、穴熊に速く潜れるので先手が指しやすい。 3.△4一金+△4三銀型⇒天守閣美濃(▲6六歩から4枚美濃に組まれる) 下図はそれを阻止しようと 3.1△4五歩と突くならば、▲6五歩と角交換を狙われる。 以下△4四銀▲6四歩△7三銀▲3六歩△6四銀▲2四歩△同歩▲3五歩△同銀▲3三角成△同桂▲8八角△4三金▲3六歩△4四銀▲2四飛として先手がよい。 3.2△4五歩で△5四銀ならば、弱くなった角頭を狙って▲3六歩△7三桂とし、以下▲3五歩と▲3八飛があるので両方検討してみる。 3.2.1▲3五歩の場合 以下△同歩▲4六銀 3.2.1.1 以下△4五歩▲3五銀△6五歩▲2四歩△同歩▲3四歩△2二角▲2四銀△6六角▲同角△同歩▲3三歩成で先手よし。 (【結論】△5四銀には、この変化で咎めることが可能) 3.2.1.2 また△3六歩は▲3五銀(▲2六飛もありそうだが、以下△4五歩▲3五銀△6五歩▲2四歩△同歩▲3四銀△4四角▲2四飛△2二歩ではっきりしない)△3七歩成▲同桂△3六歩▲2四歩△3七歩成となる。以下 3.2.1.2.1▲2六飛ははっきりしない。以下△2四歩▲同銀△2二飛▲2三歩(▲2三銀成には△1五角▲2五飛△3三桂▲1五飛△2三飛となる)△3二飛▲3三銀成△同飛ではっきりしない。 3.2.1.2.2▲2五飛が正解。以下△2四歩▲同銀△2二飛には▲2三銀成があるので先手よし。 (【結論】△5四銀には、この変化で咎めることが可能) 3.2.2▲3八飛はNG。 以下△4五歩▲3五歩△同歩▲同飛△6五歩▲3八飛[下図] 以下△6六歩とされ▲3四歩△4四角▲6六角△同角▲同銀△4四角で咎めることができていない。 これらから、四間飛車側はどの駒組みを選んでも、 持久戦の囲いに易々と組まれてしまうということがわかった。 どうしようもない状態である。 ここで、解決へのアプローチは3種類ある。 1つは、×がついている箇所の変化を細かく研究して、現在存在しない戦法を開発するということ 私の第一感では、△4一金+△4三銀型を選択するのがよいのではないかと考えている。 理由は、対天守閣美濃では四間飛車がどんな形で待っても端玉銀冠に組まれてしまうからである。 それならば天守閣美濃については無視してもよいということになる。 ※これについてはじっくり検討していきたいと思う。 2つめは、上記の前提条件を取り除く、つまりは居飛車を視野に入れた駒組みをするということである。 具体的には△4二飛はぎりぎりまで保留し、△3二銀、△9四歩を先に指す。 そして飛車を振る前に▲6八玉を指したならば飛車を振らずに居飛車を指すということである。 この戦略は、振り飛車の場合は、自然に×の変化を避けることができ、かつこれまで慣れ親しんだ四間飛車の経験をフルに活かせる作戦である。 これがいわゆるアマ棋士流である。 3つめは、四間飛車を完全に捨ててゴキゲン中飛車など他戦法を指すということである。 ゴキゲン中飛車は居飛穴にも組まれにくい。 現在プロアマ間で流行っている理由がここにある。 しかし、一からの勉強が必要であるのは言うまでもない。 |
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