|
という音を聞いたのは、この電車で俺だけなのだろうか。ガタガタ音を立てる東海道にあって、乾いた瞬発力のある音が響いたというのに。確かにそんな大きな音ではなかったが、周りに注意を払っていれば気付くはずである。
いったい何の音だったのか。結局、判明することなく川崎駅に近づいたので、立っていた俺は荷物を棚から取り、扉の方に歩を進めた。そのとき踏んだものがあの音の犯人と理解するまで、あまり時間はかからなかった。
ボタン?
黒いボタンである。自分のは3つちゃんと付いている。そのとき俺の前に座っている女のボタンがないことに気付くや否や、もうひとつ大変な事実を発見してしまったのだ。静かに寝息を立てるチャコールグレーのスーツを纏った若い細身の女が…
信じられない巨乳!
最初はあまりのことに唾液が喉に詰まったさ。言い訳じゃないが、俺はおっぱい星人*1ではない。だけど、さすがに一定の規模を超えてくると、興味を持つなと言われても不可能だ。
*1おっぱい星人…女性の価値≒バストサイズという立場を取る種族。タモリ、ナイナイ岡村、TY清水、OP大石などが有名。
果たしてそれが生物学的な興味なのか性的な関心なのかはわからない。まあ性欲も種の繁栄の下の手段に過ぎないので、両親に境界線を設けることが適当な行為なのかも定かではない。とにかく一瞬、相対性理論に従い時間が止まったのは事実だ。
とりあえず娘を起こし、ボタンを差し出した。女も目を丸くしていたが、ちょうと駅に着いてしまったため、俺の興をそそるリアクションを凝視できなかったことは無念この上ない。
思えば、俺が同期に怒られることの半分は、女の胸を見てないことに起因する。「なんで見てないの?」「何を見てたの?」ってなもんだ。まあたいていは肌を見てるんだけど、怒り心頭の同期の前では言い訳さえはばかられる。そういえば、同じ電車で帰ったことのあるあの子のあれも、本人が申告してくるまで気にも留めなかった。
いま夏だ。この夏、俺は新しい成長を遂げるだろう。まず、歯科助手が胸をくっつけてくる例の歯医者に行ってきます。保険証が明日までなので…。
|
私の廻りにも、おっぱい星人が結構いるなぁ〜って思った。(笑)。大きいのが好きとか、いや「形」だよ、とか。まぁ…平和であれば、いいや。ところで「保険証」が明日迄、って暫く使えるシステムって無かったかしら?
2006/8/1(火) 午前 10:26