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女の敵は重力
という言葉を知ったのは社会人一年目の冬だった。高校の同窓会があり、そこで女の子が胸を抑えながら言っていたわけだ。
意味はわかる。
でも銭湯あがりのおばあちゃんが言うならまだしも、そんな若くして気にすることでもないだろう、と思っていた。
あれから4年半、彼女の気持ちを今日ようやく理解した。男は鈍感だから気付かないかもしれないけど、女性本人にしたら由々しき問題なのかもしれない。
さっきコンビニに入ると、アイス付近で女子中学生がキャッキャキャッキャ騒いでいた。体操着にジャージ、部活帰りだろう。奴らが互いの胸を触り合って遊んでいたので、チラッと視線をやると…
た、高い!
表現がおかしなことはわかっているが、鎖骨の上におっぱいがあったのだ。いや、ないよ。でも、最初の視線では捕らえることができなかった。想定の範囲外。
翻って、男の敵は何だろう。最近では髪の毛がブームだ。友人のお別れ会も、前半はほとんど髪の毛の話題に費やされた。あんなに熱くなれる話題は他にない気もする。
ただ万人に共通する敵ではないし、異性からも十二分に認識されるわけで、「女の敵」ほどの敵ではないような気がする。
真の敵はなんだ?
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