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皇室関係

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皇居の桜並木「乾通り」初の一般公開 陛下の傘寿お祝いで

天皇陛下の80歳を記念し、桜の咲いた皇居乾通りを4月4日から一般公開(写真は4月7日、皇居にて撮影)

宮内庁の山本信一郎次長は7日の定例記者会見で、天皇、皇后両陛下が一般公開されている皇居中心部の乾いぬい通りを5日に見学されたことを明らかにした。

両陛下は5日午前、混乱を避けるため、宮内庁庁舎3階の窓から開門後の様子を眺められた。この日は約9万人が詰めかけたが、桜が散らずに残る中、大勢の人が来場していることを喜ばれたという。

また、7日早朝には、お二人で皇居外周の歩道を歩きながら桜を楽しまれた。同日は8万9280人、初日からの累計では31万6230人が訪れた。一般公開は8日まで(読売新聞)。

桜などの並木が美しい皇居・乾通りの初の一般公開が4日午前、始まった。天皇陛下が80歳の傘寿を迎えられたことを記念して初めて実施され、来場者は、初めて目にする「皇居の春」を楽しんだ。

乾通りは、宮内庁庁舎前と皇居北西の乾門を結ぶ約650メートルの並木道。ソメイヨシノやヤマザクラなど5種の桜76本やクロマツなどが並ぶ。新年一般参賀以外での開放は初めて。

側近によると、見頃の桜などを広く楽しんでもらいたいとの両陛下のお気持ちもあり、公開が実現。初公開とあってツアーを組む旅行社も複数あり、クラブツーリズム(東京)は、企画した計44ツアーがほぼ満席だという。

8日まで毎日午前10時〜午後4時(入門は午後3時まで)の間、公開する。事前申し込みは不要

皇居は、天皇の平常時における宮殿・住居である。現在は東京千代田にある。「皇居」の呼称が広く用いられるようになったのは現皇居からである。

現在は、第二次世界大戦後に宮城(きゅうじょう)の名称が廃止された東京の江戸城跡一帯を指して皇居と呼んでいる。英名は「The Imperial Palace」。天皇の住居である「御所」、各種公的行事や政務の場である「宮殿」、宮内庁庁舎などがある。

江戸時代には京都にあり、御所、禁裏、内裏などと呼ばれていた里内裏であったが、明治維新後の東京行幸の後に留守となり、天皇の指示で保存されて現在に至る。現在は京都御所と称され、英名は「Kyoto Imperial Palace」。行幸後、首都機能が東京に移った際、明確な遷都の法令が発せられなかったので、京都御所を現在も皇居とみなす向きもある。しかし明治以降、京都御所に近代的居住機能が付加されることはなく、平安時代の様式を伝える最高格式の紫宸殿(正殿)や日常生活の場である常御殿などが保存されている文化財となっている。それ以前の御所については遺構が残るのみである。

皇居の呼び名は、内裏(だいり)、御所、大内(おおうち)、大内山、九重(ここのえ)、宮中(きゅうちゅう)、禁中(きんちゅう)、禁裏(きんり)、百敷(ももしき)、紫の庭(むらさきのにわ)、皇宮(こうぐう)、皇城(こうじょう)、宮城(きゅうじょう)、蓬が洞(よもぎがほら)、大宮、雲の上、雲居など非常に多い。

皇居内の施設

天皇誕生日の際、一般参賀に訪れた人々に対し皇族が皇居長和殿ベランダにて応える
宮殿 1969年(昭和44年)4月から使用されている。鉄骨鉄筋造で、地上2階、地下1階、延べ面積22,949平方メートル。基本設計は吉村順三。表御座所棟、表御座所附属棟、正殿(せいでん)、豊明殿(ほうめいでん)、連翠(れんすい)、長和殿(ちょうわでん)、千草の間・千鳥の間の7棟からなり、これら建物に面して中庭(ちゅうてい)、東庭(とうてい)、南庭(なんてい)がある。表御座所棟 天皇が日常の執務をする部屋(表御座所)のほか、侍従の部屋などがある。

正殿

松の間
宮殿内で最も格式の高い部屋で、新年祝賀の儀、信任状捧呈式、親任式、認証官任命式、勲章親授式、講書始の儀、歌会始の儀等の主要な通年の儀式に使用される他、朝見の儀、即位礼正殿の儀などの皇室の重要儀式でも使用される。

竹の間
主に、天皇・皇后が外国国家元首・外国政府要人と会見し、又は皇居を訪れた日本政府関係者及び民間人を引見する等の儀式並びに行事に使用される。

梅の間
主に、皇后関係の儀式・行事(皇后誕生日祝賀、皇后引見等)等に使用される。

豊明殿
宮殿内で最も広い大広間で、宮中晩餐会、天皇誕生日の宴会の儀等の多人数の宴会に使用される。

連翠
午餐会、晩餐会等の小人数の宴会に使用される。

長和殿
南北163メートルにおよぶ細長い建物で、参殿者の休所や、もてなし、拝謁等多目的に使用される。部屋名は北から南へ順に、北溜、北の間、石橋(しゃっきょう)の間、春秋の間、松風の間、波の間、南溜。一般参賀の行なわれる東庭に面しており、一般参賀の際には皇族は長和殿ベランダの中央部に立つ。1969年(昭和44年)1月2日、新宮殿完成後初の皇居一般参賀で昭和天皇らが長和殿ベランダに立った際、パチンコ玉で狙われる事件が発生した。皇族は負傷しなかったが、この事件の後、長和殿ベランダ中央部には防弾ガラスが設けられた。

春秋の間
宮内では豊明殿に次いで広い大広間で、各国賓客の歓迎会や拝謁等に用いられる。平成に入ってからは、各種レセプションに使用される機会も多くなった。

石橋の間、松風の間
春秋の間に隣接した広間で、参殿者の休所等として利用される。

北の間、波の間
参殿者の休所等として利用される部屋。

北溜、南溜
北車寄、南車寄につながる玄関ホール。北溜は記帳所として利用されることもある。波の間と正殿の間には長さ70メートルほどの回廊があり、国賓等は長和殿から回廊を経て正殿に向かう。

北車寄、中車寄、南車寄
北車寄は長和殿の北端、南車寄は長和殿の南端、中車寄は長和殿の地下にある。長和殿と東庭の地下は、参殿者のための地下駐車場となっている。

回廊、千草の間、千鳥の間

庭園(中庭、東庭、南庭) 東庭は新年・天皇誕生日の一般参賀の場として使用される。

御所
御所 今上天皇及び皇后の住居。吹上御苑内にあり、1991年(平成3年)に着工、1993年(平成5年)12月8日から使用されている。設計は内井昭蔵による。

吹上大宮御所
吹上御苑内にあり、吹上御所として1961年(昭和36年)に建設され、生前の昭和天皇と香淳皇后の住居として使用された。昭和天皇の崩御後は吹上大宮御所と改称され、皇太后(香淳皇后)の住居として使用されていたが、2000年(平成12年)の香淳皇后の崩御後は使用されていない。

宮中三殿(賢所・皇霊殿・神殿) 宮中三殿に付随して新嘗祭の行われる神嘉殿、鎮魂祭が行われる綾綺殿等がある。

宮内庁庁舎
宮内庁内郵便局

生物学研究所
1928年(昭和3年)、昭和天皇が生物学の研究を行うために建設された施設。現在は今上天皇がハゼを始めとする魚類学の研究を行ったり、その年の新嘗祭を執り行う際に用いられる新穀米を栽培するなど多岐に亘って供用されている。米の栽培は職員の手を借りつつも、種まきから田植え、稲刈りまでを自ら行なっている。かつては「生物学御研究所」とも称されたが、2008年10月に今上天皇の意向により、「御」が外されて現名称に統一されている。なお今上天皇自身は単に「研究所」と呼んでいる。

紅葉山御養蚕所
1914年(大正3年)に貞明皇后の命により建てられ、以来、歴代皇后が蚕を飼育している施設である。
御養蚕所で飼われる蚕から出来た絹製品は、主に皇室の儀典用衣裳等に用立てられる。

皇居東御苑 1968年(昭和43年)10月1日から一般公開されている。

桃華楽堂1966年(昭和41年)2月に建てられる。香淳皇后の還暦を記念して建てられた音楽堂。名称は香淳皇后のお印「桃」や画号「桃苑」にちなむ。

三の丸尚蔵館 皇室に受け継がれた美術品が1989年(平成元年)6月に国に寄贈されたことから、これを保管・展示・研究するために建てられた。1993年(平成5年)11月3日に開館した。

皇宮警察本部庁舎
宮内庁書陵部庁舎
宮内庁病院
出典・ウィキペディアフリー百科事典。

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【水平垂直】皇統の維持 懸念

 藤村修官房長官が25日、「女性宮家」検討の必要性を指摘した背景には、10月に秋篠宮家の長女、眞子さまが20歳になったのをはじめ、女性皇族が相次いで結婚年齢に近くなられていることがある。悠仁さまのご誕生で皇位継承問題は一段落したものの、宮内庁は天皇家を支える皇族方が減ると、皇統の安定的な維持に影響が出かねないとして焦燥感を強めている。

 「だんだん緊急性が高まっている、というのが大きな変化だと思います」

 宮内庁の羽毛田信吾長官は10月27日の会見で、宮家の将来的な減少について危機感を口にした。

 未婚の女性皇族8人が結婚し皇室を離れられるとすると、天皇陛下の孫の代の皇族は悠仁さまのみとなる。皇族方の果たす役割の重要性は今月、陛下が入院された際に、皇太子さまと秋篠宮さまによる公務分担で注目されたばかりだ。

 羽毛田長官は「実際にどうするかは政治、国会の議論」としたうえで「皇室をめぐる問題の状況は時の内閣に伝えてきている」としている。

 陛下も平成21年の記者会見で皇統の維持の難しさについて尋ねられ、「現状については質問の通りだと思います」と、懸念していることを明らかにされている。

 これまで、安定的な皇位継承については「女性宮家創設」のほか、元皇族の男性の皇籍復帰などが選択肢として議論されてきた。

 「女性宮家」創設の場合、お子さまは男子であっても「女系」となり、皇位継承権の有無についての議論が避けて通れない。元皇族の復帰については、宮内庁幹部も「皇籍離脱から年月がたっており、国民の理解が得られるかどうか」と慎重だ。

 「女性宮家」の創設など皇室典範の改正は、皇位継承の男系・女系問題と密接に関連する。藤村官房長官が会見で指摘したように「国家の基本にかかわる重要事項」であり「さまざまな議論を十分踏まえて検討する必要がある」ため、制度改正は困難が予想される。

 国学院大の大原康男教授(皇室制度史)は「陛下のご公務を手伝う皇族を確保するという喫緊の課題への対応として、今できるのは女性宮家しかない、という論は、一般の人の耳に入りやすい。しかし、皇位継承についての議論をせず女性宮家の創設を語るのでは、本来の議論から外れる。皇位継承問題の議論ならば、男系維持か、女系を認めるかという基本に立ち返るべきだ」と指摘している。

 ■制度創設検討 要請されたものではない

 ≪藤村官房長官記者会見要旨≫

 10月5日に羽毛田信吾宮内庁長官から新内閣発足に伴う野田佳彦首相への所管業務説明の中で、「現行の皇室典範の制度のもとでは、女性皇族の方は婚姻によって皇室を離れられる制度となっており、女性皇族の方々がご結婚年齢に近い年齢になってこられている」という話があった。

 そうした中で「皇室のご活動という意味においては、緊急性の高い課題がある」との認識が示されたということは事実だ。ただ、具体的な制度創設の検討を要請されたものではない。

 現在、皇太子殿下、秋篠宮殿下の次の世代の皇位継承資格者は悠仁親王殿下お一方であり、安定的な皇位継承を確保するという意味では、将来の不安が解消されているわけではないとの認識をしている。

 今後、安定的な皇位の継承を維持することは国家の基本に関わる事項であり、政府としても、国民各層のさまざまな議論も十分に踏まえながら、今後、検討していく必要があるという認識だ。(政府として)具体的な制度創設の検討ということに、今、ただちに入るということではない。

 首相は宮内庁の説明を聞き、受け止めたということだと思う。私との話の中でも、そういう(将来不安が解消されていないとの)認識があることは承知している。具体的な制度創設、あるいは(皇室典範)改正等を今、検討しているということではない。まだ、段取りがあるわけではない。(検討に入ることも)ございません。

【用語解説】皇室典範

 皇位継承や皇族の範囲、皇室会議など皇室に関する事項を定めた法律。第12条に「皇族女子は、天皇及び皇族以外の者と婚姻したときは、皇族の身分を離れる」と規定している。小泉純一郎内閣時に設けられた有識者会議は、平成17年、現行制度のままでは安定的な皇位継承は難しくなるとして、女性・女系天皇の容認を提言する報告書をまとめたが、翌18年に秋篠宮ご夫妻の長男、悠仁さまが誕生されて以降、皇室典範改正の議論は進んでいない。

【用語解説】宮家

 皇族の中で、宮号を天皇から賜った一家のこと。男性皇族が結婚や成年に伴って設ける。現在の皇室には、いずれも大正天皇の子孫にあたる秋篠宮、常陸宮、三笠宮、桂宮、高円宮の5家がある。
 
産経新聞 11月26日(土)から。

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