|
前回、EF64型で大分長い能書きを垂れましたが、実は、それが今回の「前振り」であるという……というのも、このEH200型、愛称「ブルーサンダー」(略して”ブルサン”)は、それまでEF64型が重連で牽引していた列車を単機で牽かせるために、試作機の901号が平成13年に落成、各種試験の後、量産機は平成15年から製造が始まりました。要するに「EF64型の後継機」なわけで、「最新型」みたいに思っていたのですが、もう15年選手もいるのか……
試作機の901号のほか、1〜24号機全機が高崎機関区の配属で、中央東線、篠ノ井線、しなの鉄道の坂城や北長野など、長野方面の運用のほか、新潟貨物ターミナル〜隅田川貨物駅・新鶴見など、首都圏の拠点駅間など、勾配区間を主体に運用されています。また、高速性を活かして倉賀野発着の高速石油列車(最高速度95km/h)にも使われております。
で、平成15年(=2003年)からの量産であり、それまでの抵抗制御ではなく、半導体技術を駆使したVVVFインバータ制御車でありながら、結局「電力回生ブレーキ」は装備していません。結局、電力回生ブレーキも、発生させた電気を「食ってくれる」列車がいなければ、変電所の中にある抵抗器で、熱として飛ばしてしまうしか無いわけで、列車密度の低い中央東線、篠ノ井線、上越線などでは、あまり経済性に寄与しないというのが理由では無いかと想像します。
そもそも、EF16型時代の板谷峠、戦後暫くしてから粘着運転に変わるまでの碓氷峠など、電力回生ブレーキが有効に使える前提として、ネットダイヤが組まれ、坂を下る列車と坂を登ってくる列車が常にペアで走っているようになっていました。結局、負荷になる列車がいつでも走っている首都圏のほうが電力回生ブレーキが有効、というのも、何か皮肉な感じがします。あ!間違ってたら遠慮無く指摘してくださいね!
さて、今回も能書きが長くなりました。早速写真をご覧頂くことにいたしましょう。
9/24撮影、901号機ですが、電柱が…………8763レ。(大宮操車場)
同じく、さいたま新都心のホームから。以前はJRFのロゴが描かれていたんだが、この前の全般検査の時に消されたか?
これはトップナンバー、1号機。北上尾で撮った4074レ。倉賀野発で、石油化学製品を積んだコンテナ車のほか、タンク車も牽いてきます。トップナンバー以降、量産機には形態の変化はありません。試作機と量産機の違いは、というと、ちょっと判りづらいのですが、正面的にセンターピラー(仕切りの柱)があるのが試作機、センターピラーが無いのが量産機。あと、車体の切り欠き部の窓枠が、試作機の方がやや太いという程度。ぱっと見て判別できるかどうか?
試作機;センターピラーが見えますか?
量産機;センターピラー無し
で、この”ブルサン”ですが、一方で”スリッパ”などと陰口を叩かれております。何故かと言いますと、そのサイドビューが……
という事でして、まあ、このカメラを買って写真を撮り出すまで、あまり好みの機関車ではありませんでした。でも、高崎機関区所属ではありますが、一応は「地元のカマ」ですから、最近は愛着を持つようになってきました。
最近、他の形式の機関車でも、愛称ロゴを消した車が出だしており、何か楽しみが減ってきますね。
さて、はるばる仙台からやって来る交直両用のキンタ君と同じ「H級電気機関車」である直流専用機EH200型の活躍、せっかくですからごらんに入れましょう。
石油タンク列車 8760レ、桶川駅にて
秋田貨物駅始発のコンテナ列車、2092レ。EH200型は南長岡から隅田川までの担当。
普段は高崎からEH500型が牽く大館発の6098レ。EH200型は通常であれば
南長岡から高崎までのところ、何かの都合でこの日は隅田川まで牽いた。
このところEF65の代走で牽引することが多い配6794レ。桶川にて
とまあ、一応「図鑑」の体をなす程度の写真は集まりましたが、先週ちゃんと撮れなかった901号機、今日は南松本行ってしまいました。執念深く狙って必ず仇は討ちます!!
|
全体表示
[ リスト ]





