|
芥川龍之介は、小説、「歯車」の冒頭で、あるカフェの店内にあった、
「地玉子、オムレツ」
の張り紙を見て、
「僕はかう云う紙札に東海道線に近い田舎を感じた。それは、麦畠やキャベツ畠の間に電気機関車の通る田舎だった」
と書いています。
又、「或る阿呆の一生」の三十三節の終わりに、
「君は僕らの東洋が生んだ
草花の匂のする電気機関車だ−−」
とも書いています。
電気機関車……小生にとっては、物心ついた頃から、毎日見ていたものですが、芥川の時代、昭和も本当に初めの頃の「電気機関車」とは、「近代文明の象徴」だったのでしょうねえ。
この写真は、セガレが大宮工場で数年前に写したものですが、この話を書きたいばかりに、スキャンして取っておきました。もしかしたら、芥川龍之介も、この機関車の原型を見ているかもしれません。
|
過去の投稿日別表示
[ リスト | 詳細 ]
2013年02月09日
全1ページ
[1]
全1ページ
[1]






