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北の海 (中原中也)
海にゐるのは、
あれは人魚ではないのです。
海にゐるのは、
あれは、浪ばかり。
曇つた北海の空の下、
浪はところどころ歯をむいて、
空を呪つてゐるのです。
いつはてるとも知れない呪。
海にゐるのは、
あれは人魚ではないのです。
海にゐるのは、
あれは、浪ばかり。
荒れる日本海に直面する現場に来ています。
海は、空ばかりではなく、我らをも呪っているのだろうか?
三善晃の「三つの叙情」の旋律を思い浮かべながら、そんなことを考えています。
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2014年12月17日
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