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これは、中学の林間学校に行ったときの話です。
女子中学生というのは、こういう場所に行ったとき
お互いを怖がらせるのが大好きなので、
現地に到着すると、すぐさま『呪いの100番ベッド』
などの話が広まります。そこで寝たら死ぬとか不幸になる
とか、とにかくろくな目にはあわないそうな。
いっぱい2段ベッドがあり、どれがいったい
100番目なのか誰にも検討がつかないため、
もしかしたら自分が寝るところがそうではないか、
とドキドキします。
ところが、実際に恐ろしいめにあったのは、
ベッドとはぜんぜん関係がなく、なんの『伝説』
もないところ。
みつえもんとその友達たち(4人ほど)は消灯時間になっても
寝るつもりはなく、こっそり抜け出して施設の一番
端にある女子トイレに集合し、30分ほどなかで
話しておりました。 そろそろ帰るか、とかいって
ドアを開け、廊下に出ると、真っ暗なトイレの中から突然
ジャーっとトイレを流す音が聞こえ、
からぁーん、ころぉーん
と木下駄でタイルの床を歩く音が...。
あのトイレの中には、全く人はいなかったので、
(はじめにチェックしたのだ)
私達は全員、ぎゃーっと悲鳴をあげながら
暗い廊下を突っ走り、そのトイレから命からがら
逃げたのでした。
消灯時間を守らないから、そんな目にあうんです。
でもたぶん、『ゲゲゲのトイレ』の話はその年から
『100番ベッド』の仲間入りしたのでは...。
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