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福島原発の事故に関しては、ほぼ毎日のように国内・国外新聞記事を追っていましたが、
どうも現状において、しっくりこないことが多いです。
今回の原発事故で、特殊な背景としてあるのは、
1) 信頼性の低い東電の社風 (過去に度重なる、データ改ざん、嘘の申告などの不法行為)
2) 未曾有の大災害後の対処に追われる政府と、多様なリソースの圧迫
(被災者や避難者の受け入れ対策も含む)
3) フルに放射能汚染リスクを開示したときに予想される、国民のパニックや責任問題の追及
4) 被爆による主な健康障害の長い潜伏期
それゆえ、判断ミスをしても、すぐにその結果が出てこないケースが多いでしょう。
だからこそ、注意しなければいけないのは、「ただちに健康には問題ない」という言い回し。
チェルノブイリ事故被災3ヶ国における小児甲状腺ガン発生
政府の判断もこういった状況に左右されている、と考えています。
だからこそ、日米欧の記事や環境保護団体系の情報を比較しながらみています。
3月30日付けのBBCニュースによると、現在事故現場近海の放射能ヨウ素レベルは
法令で定められた濃度限度対比において、どんどん悪化しています。
1250倍(25日)→1850倍(26日)→3350倍(30日発表)
米国のニュースで専門家が質問され、「貝類など要注意」と答えていましたが、
そういった類の近海魚や貝類を食する事への注意を日本のウェブ上で探してみましたが、
(発令されているのかもしれませんが)わたしには見つけることが出来ませんでした......。
福島第1原発の建屋周辺の地下水からも、『微量』の放射性物質を検出したと発表されました。
当面は半減期の短い(8日)、放射能ヨウ素レベルが取りざたされていますが、
半減期の長い30年のストロンチウム-90とセシウム-137などによる土壌汚染もチェルノブイリでは
問題となったようなので、無知な素人ながらもヨウ素レベルだけでは判断しきれない
長期的な放射能物質の人体へのリスクも考慮しなければいけないのでは、という気がするのですが。
半減期が2万4千年以上とかいうプルト二ウムすら、土壌から検出されていますよね。
このプルト二ウム汚染について、経済産業省原子力安全・保安院や専門家(記事中匿名)は
「ただちに健康に影響はない」との見解だそうです(産経新聞 3月30日)。
しかし、経産省原子力安全・保安院の西山英彦官房審議官は 「プルトニウムはかなり高温になって発生し、簡単には出てこない」と、厳しい認識を示し、
枝野長官も「燃料棒が一定程度溶融したと思われることを裏付けるもので、
このこと自体は大変深刻」らしいです。
IAEAや海外メディアでは、しばしば「深刻な事態」が懸念されているようですが、
この「大変深刻」とは、実際には何を意味するのでしょうか......。
放射能汚染の高いデータが複数の海外機関(グリーンピース、IAEAなど)から指摘された
福島県飯舘村住民の避難不必要という政府の見解も、国外メディアでは取りざたされています。
この場所で計量されたヨウ素のレベルは、2−3日で一年間の最高許容量に値するのだとか。
胎児や幼児の健康障害が気遣われています。
10KM圏内で発見された被災者の遺体は、放射能汚染レベルが高すぎて、収容不可能だとか。
近隣では既にそういう汚染レベルということなのですね。
(避難せず居残ったという人々や、置き去りにされたペットを含む動物たちの事を考えると、ゾッとします)
一般的に放射能汚染は、知覚することが出来ないらしいし、
専門家により吟味された正確なリスク情報は重要です。
それに国民は頼らざるを得ないのです。
しかしながら、飯舘村などでの対処や、『ただちには健康に問題ない』という言い回しを
あちこちで見かけるたびに、これは国民自体が注意深くメディアで流出している
信頼性の高い情報を収集し、自己判断する必要性がありそうだと思いました。
それにしても、多様な状況情報が飛び交っているわりには、信頼性の高いリスク情報開示が
あまりにも乏しいように見えるのですが......。
いつもながら、長文で申し訳ないです。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。
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