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8月は暑かった!!とってもじゃないがあの気温の中では、『登山』なんて考えられない ? ありがたいことに月が変わると、根性なしにもやさしく、涼しくなった。 さすがに九月になったばかりでは早いのは知っていたが、リンドウなぞ愛でにと銀否峯へと向かう。予報では全くの晴れ!!濃霧注意報の中、「この霧が晴れると快晴か、日頃の行ないかな」と一人勝手に決め付け大野へ向けて出発。 途中で登山者の味方、二十四時間スーパーて゜お昼の買い物をしてから一路大野へ。トンネルを抜けると荒島岳や経ヶ岳も姿を見せはじめるが、低い雲がまとわりつく。空の高いところは青空なんだけどねぇ。 登山口の憩いの森へ着くが陽射しは無い。気温二十度。「な、なんか、これって ・・・・ある意味絶好!」ということで、条件もいいので二つのコースで周回(名松コースを登り、夏コースを下りる)することにしようかな。 『げなんぽ』は今年の一月と、三年前の秋にも登っていて今日で三回目。初めての時にはまだ名松コースはなかった。夏コースと交差する、工事中の林道脇へ車を止めてピストンしたが、物凄い急坂の連続と、それとは対照的な、穏やかで広大な山頂平原を、花や眺望を楽しみながら幸せな気分で歩いた覚えがある。 今年の冬のときは、山頂まで五時間以上かかったし、ガスが故障。予備の固形燃料も強風で全くダメ!食事は行動食のみだったので゜部子山縦走を諦めざるを得なかった。ま、あのときは年に何回も無い超快晴で、まさか1440Mで見えるとは知らなかった、アルプスがバッチリだったから良かったけど・・・・。 さてそれでは、憩いの森のトイレを借りて、すぐ前の電話ボックスの登山届けを書くとする。えーと下山予定日はっと・・・。ってねーおいおい、山頂まで3キロなんだけど・・・。小屋もないし、テント持って登る奴なんているんかい?(いても不思議ではないが、三の峰や冬なら荒島岳・経ヶ岳のほうが・・?) 登り始めの取り付きは、階段を刻めないので木製階段を造り付けなければならないほどの、いきなりの急坂!! ・・・と思ったがあとはさほどでもなく、淡々と、杉の植林帯や松林・雑木林の中を、尾根伝いで高度を稼いでいく。途中、コースの名前ともなった『名松』がいくつかある。 雰囲気ではほぼ1月のルートそのままと思われる。お、今気がついたが、こちらの『名松コース』に対して、なぜあっちは『夏コース』が正式名称なんだと思っていたが、{名松コース = 冬コース}というわけでしたか。(気がつくの遅すぎ!) 只、時折周囲にガスが渦巻くような天気のせいもあるが、総じて周りの木々で眺望が得られないと感じられた。雪のあるときには全く感じなかったが・・・。ま、そりゃそうか。あの時は藪は足の下で稜線上の好きな所が歩けたんだから。 花も夏の残り花と秋の花で、まずまずの種類を見ることができた。群落などではなく、探し探してぽつんぽつんとだけど・・・。それと探した訳ではないが、長くてにょろにょろしてる奴(でぇっ嫌い!!)とも よく接近遭遇してしまった。咬まれたら軽登山靴では防け゜ねぇだろうなー。ポイズンリムーバーってザックに入ってたよな? 明るいブナまじりの林をぬけると、同時に日差しもさしてきて不意に視界が開け、ナナカマドなどの低木帯に覆われたなだらかな平原部に出る。極楽平と呼ばれる広大な(山の大きさの割には)山頂平に入ったらしい。一株ポツンと咲くトリカブトを過ぎ、笹薮やトゲトゲの草薮を抜けると、一本のポールが天を突いて立っている。 「ああ、これだったか」遠目に、ノボリと見まがうほどの長いエビの尻尾をはためかせて(いや、ホントははためいてない)、一月の雪原に突き立っていたポールは。あのときはてっきりここが山頂だと思っていたんだが。『 山頂 ―> 』の看板がありさらに登山道を進む。木陰のお地蔵さんを過ぎて、これは群落と呼んでいいカメバヒキオコシ?の花の間をひょいと登ったらそこが山頂。 山頂の先客は、夏コースからの二人組みだけだった。夏コースの花の様子を聞くと、トリカブトやハクサンフウロはあったが、やはりリンドウにはまだ早かったとのこと。 さすが山頂部は雑木も低く眺めがいい。右の部子山から左の荒島岳付近までは・・・。いま登ってきた背中の方向はガスの中。雲が盛んに湧き上がってくる。それとツバメが、低くびゅんびゅんといっぱい飛び交っている。ちかくを通るとブルルッと重低音で羽音が響く。えぇーと、ツバメが低く飛ぶと雨だったっけ?(笑) さーて雨が近いかも知れないが、今日の昼食は『ちゃんちゃん焼』だぞー(笑)。イタドリのかげにいい場所を確保。さっそくパエリアパンをセッティング。鮭を初めとした食材を片っ端から刻んでぶち込み、3・4人前と書いてあるタレ(適量です)を振りかけ、アルミホイルで蓋をして火をつける。 頃合を見はかり蓋をはがし、水分が抜けてかなり量は減ったメインデッシュを食べる。遠くの山々、湧き上がってくる雲、日差しはあるが涼しい風の吹く中、うるさくまとわりついてくる虫も無く、至福のランチタイムとなった。残り汁にうどんを入れて焼きうどん風にし、すべて完食。さすがに腹が苦しくなった (^^ゞ 。 かなり軽くなったザックをかついで、下山開始。先客に聞いた花や、アキノキリンソウ、サラシナショウマ、ソバナ、一輪だけだったがタテヤマウツボグサ、などなどそれなりに花はあったが、やっと出会えたリンドウはまだつぼみだった。というか来た時期が早すぎただけか・・・。 窪地となっているところで、ダケカンバとおぼしき複雑に折れ曲がって生長した木の下をくぐる。うまいこと風を避けられる場所を見つけて、こんな山頂部で大きくなってきたようだが、冬の風雪の厳しさがうかがえる。 極楽平を過ぎると、これより急坂下り注意の看板通り、時折ロープに頼る箇所も出てくる急な下りとなる。「やっぱり急だ」と思う。この三年でかなりの山の経験をつんだはずだが、急坂の下りはいまだに苦手だ。去年から使い始めたストック(シングル)が活躍する。 少し下ると雲の下部を抜けたと見え、今日はじめて大野盆地が一望できた。はるかむこうには勝山の端、巨大卵の恐竜博物館が夕日を反射しているのを確認できた。しばらく下ると休憩ポイントとなっている大きなブナの木がある。 銀否峯の名前の由来といわれる、鉱山跡の石垣を過ぎたら、だいぶ前から見えていた林道に行き当たる。三年前には、丁度ここら辺が林道工事の頭だった。工事の人にここへ車を止めておいてもいいかと聞いて駐車した覚えがある。今はきちんと舗装もしてある。が、今日の下山中にも工事の音がしていたところをみると、まださほどは林道も伸びてはいないようだ。 いったん林道をほんの少しだけ登り、カーブのところの登山道で林道をショートカット、本来の登山口である駐車場へ出る。さて、ここからが林道歩きの本番。長い長い舗装路の下りが、いやって言うほど続いたあと、車を止めた憩いの森へやっとこさ到着、テント泊の家族連が何組か楽しそうに騒いでいた。 銀否峯で出会った人 (岡田さん)http://blogs.yahoo.co.jp/echizen1959/19383209.html |
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