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「シュー シュー シューラール シューラーラクシャク シュラババクー」
「虹と共に消えた恋」(GONE THE RAINBOW、1963年)です。PETER, PAUL AND MARY(P.P.M)が歌いました。
P.P.M.が作ったこの歌には、じつは本歌がありました。
南北戦争当時というから、1860年代に歌われたという「ジョニーは行ったの兵隊に」JOHNNY HAS GONE FOR A SOLDIER がそれです。
さらに元をたどっていくと、17世紀のアイルランドへ。それはアイルランドの伝承歌「Si??il A R??n」で、そこには恋人や夫を戦地に送り出してしまった女性の悲しみや淋しさが歌われている。Si??il A R??n とはゲール語(アイルランドの言葉)で旅立つ人の無事を祈る言葉だとか。その「Si??il A R??n」の歌詞の中に“Siuil, siuil, siuil a ruin”と♪シュー シュー シューラール と同じような言葉も出て来ます。これはやはりゲール語で「愛しい人よ 私のところへきて」というような内容なのだそうです。
この歌の生まれた背景にはイングランドとフランスの第二次百年戦争? があり、同時に、イングランドによるアイルランドへの弾圧がありました。
そのためアイルランドの若者たちは、フランスへ渡り、イングランド軍と戦います。そのときにできたのが「Siuil A Run」。反戦というメッセージではなく、愛する人を奪われてしまった悲しみをうたった歌。
そんな歌が200年後にP.P.M.により、強烈な反戦歌としてリメイクされたわけです。
Shule, shule, shule-a-roo,
Shule-a-rak-shak, shule-a-ba-ba-coo.
When I saw my Sally Babby Beal,
come bibble in the boo shy Lorey.
私は言葉を失い考えることも出来ない
私のサリーベイビービールを抱きしめた時
何かが崩れ落ちていった
Here I sit on Buttermilk Hill;
who could blame me, cry my fill;
Every tear would turn a mill,
Johnny's gone for a soldier.
バターミルクヒルに私は一人
誰にも分かりはしない、この私の心の叫びを
この涙は水車も回わすに違いない
ああ、ジョニーは兵士となって行ってしまった
<繰り返し>
I sold my flax, I sold my wheel,
to buy my love a sword of steel;
So it in battle he might wield,
Johnny's gone for a soldier.
私は亜麻を売り、紡ぎ器を売った
それで買った私の愛する人の剣を
人の命を奪うかも知れないその剣を
ジョニーは兵士となって行ってしまった
<繰り返し>
Oh my baby, oh, my love,
gone the rainbow, gone the dove.
Your father was my only love;
Johnny's gone for a soldier.
ああ私の赤ちゃん、私の命
虹が消えていく、ハトが飛び去って行く
あなたのお父さん、私の愛する人
そう兵士ジョニーと共に
<繰り返し>
残念ながらP.P.Mの歌ったものはYoutubeから削除されました。
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