エコ雑感

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ターレスについて

 「万物の源は水である」という文言は、ギリシャの哲学者ターレスの言ったことです。彼は、哲学者と同時に数学者、天文学者でもありました。三角形の内角の和が180度であることや、相似という考え方を生み出したことで知られています。棒切れ一本でピラミッドの高さを測ったり、日食を予言したり、オリーブの豊作を予言し大きな利益を手に入れたりしたことは有名です。
 当時の人々は、自然界に起きることは神様がやったこと、すべての物は神様が作った物と考えられていました。ところが、彼は万物のもとになる物が水(物質)であるということをはじめて言った人です。オリンポスの神話が全盛だったギリシャ時代に水が自然の源だと主張し、神を否定したのですからかなりの人物です。
 現代科学をもってすれば、物質を物質たらしめているものは、分子であり、さらにそれは原子であり、さらに電子と陽子、素粒子が…、となるのがあたりまえです。だから彼の言ったことは、現代科学をもってすればいいかげんなのでしょうか。そこで、ターレスの文言の中の「源」という文字を「生物」という文字に置き換えたらどうでしょうか。「万物」という意味は「生きているもの」ということだったのかもしれません。「生物の源は水である」となります。そうすると、これはかなり真実味を帯びてきます。生物が誕生するのに、もし地球上に水が存在しなかったら、生物も同様に存在しなかったのです。雨が降り、海ができ、その奥底で有害な紫外線の届かないところで微生物が誕生したのです。その微生物が酸素を作り出し、海中や大気中に酸素が存在するようになり、人類のような好気性の生物が誕生したわけです。
 ギリシャ時代になぜこのような神をも否定するような考え方が生れたのでしょうか。それは、民主主義が発達していたからだといわれています。ギリシャ語でdemos(民衆)、kratia(支配)という意味です。これが「デモクラシー(democracy)」の語源です。民衆が社会を支配しているということ、支配者と被支配者が同一であるという制度があったのでしょう。このような政治体制が存在していたから、いろいろな意見が言え、議論が盛んで、論理的に物事を考えるということが日常的に行われたのでしょう。やはり、自由な発想が生れるのは条件次第ということでしょうか。
 いずれにしても、ターレスの真実を見抜く洞察力と、数百年経っても通用する先見性に今さらのように驚くのは私だけではないでしょう。何者も恐れないで真実を追求する精神は、科学者の真の姿ではないでしょうか。

Ecological Footprint

 持続可能な社会への転換へ向けた指標の一つとして注目されているのが、「Ecological Footprint」です。どれほど人間が自然環境に依存しているかをわかりやすく伝える指標、ツールとして注目されています。「地球の自然生態系を踏みつけた足跡(または、その大きさ)」をいいます。人間活動により消費される資源量を分析・評価する手法のひとつで、人間1人が持続可能な生活を送るのに必要な生産可能な土地面積(水産資源の利用を含めて計算する場合は陸水面積となる)として表わされます。
 ちなみに、日本人のEcological Footprintは、4.3ha/人、アメリカ人のEcological Footprintは、9.5ha/人で、世界合計(公平な割り当て面積)は1.8ha/人です。これによって、世界中の人々が日本人のような暮らしをはじめたら、地球が約2.4個(4.3÷1.8)必要で、アメリカ人のような暮らしをはじめたら、地球が約5.3個(9.5÷1.8)必要になることが分かります。日本を含めた先進国の資源の過剰消費の実態をよくあらわしていると思います。
 現状では、資源の効率的利用だけでは持続可能な社会に転換することはできません。たとえば、季節はずれの食材を使用した加工食品は、Ecological Footprintを拡大させるので、これを有機栽培で旬の食材を中心とする食事に変更すれば、Ecological Footprintを下げることが可能だと判明しています。このように、地産地消の消費をすることも必要です。
 その土地の風土や気候に合った生活をしていくことが重要ではないでしょうか?

おかしいぞ(2)

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毎年我が家の庭の玄関前は、マーガレットで埋め尽くされます。でも、今年は咲くのが例年より一週間以上早いです。いつもなら見ごろは5月20日ころですが、今年は10日頃になりそうです。こぶしの花(マイ・ブログの「おかしいぞ」参照)といい今年はおかしなことが続きます。この調子だと梅の収穫も早くなりそうです。
異常気象による災害や熱波の発生の予兆でなければいいのですが…。

硫化水素

 この物質と仕事でかかわって11年目です。下水道の汚水から発生する硫化水素によりコンクリートが腐食しボロボロになり、ついには下水道管が破損して道路が陥没することになります。でも、この匂い、草津温泉の匂いなんです。だから、下水道管の調査の仕事を終えて体にこの匂いが付いていたりすると、温泉に入ったような錯覚を覚えます。
 この物質は猛毒です。ですからかなり注意しながら仕事はしています。最近はこの毒性と簡単に作れることから、自殺の道具として利用されています。ここのところ多いです。しかも、洗剤を原料にしている人が多いようです。なぜ洗剤?そう思う人もいるかと思います。洗濯機から脱水した洗濯物をすぐに取り出さないで、半日とか1日とか2日とか入れたままにしておくと、変な匂いがしてきます。これが硫化水素の匂いです。洗濯したことがある人なら経験はあると思います。ですから、私は以前から洗剤にはイオウがかなり含まれていると感じていました。すすいだ洗濯物から匂いが発生するわけですから、すすぐ前にはかなりのイオウ分があると思います。
 私はこの物質で死にたくないですが、世の中にはこれで死にたいと思っている人もいる訳で、私としてはかなり複雑な心境です。私のこの物質との付き合いはたぶんライフワークとなるでしょう。なぜか、それは下水道施設の硫化水素対策はこれからが本番だからです。やっと問題が表面化してきたからです。私としては、これが発生すれば仕事になるわけです。ということは適度に仲良く付き合っていかなければなりません。あんまり仲良くしたくない相手だけど。

ライフポイント

 上下水道、電気、ガスなどの事をライフラインと言います。地震などの時にこれが断たれると私たちは生活できません。まさに生命線です。どこの都市でもライフラインがあります。しかし、これは大きな欠点でもあります。線が切れたら使い物になりません。これに対して、井戸水やそこで火を焚くことをライフポイントといいます。このライフポイントという言葉は東京都墨田区職員でDr.である村瀬誠さんが言い始めました。村瀬さんは雨水利用のパイオニアで、都市の洪水に対応するために、雨水の貯留を提唱し、都内の公共施設にこの手法を取り入れた人としても有名です。
 現在、このライフポイントという考えがかなり受け入れれれつつあります。それは、排水も発生源で処理する考えだからです。近い将来、電気も自宅で発電する時代が来るかもしれません。燃料電池と太陽光発電で自宅の電気を賄うことが可能になるでしょう。震災の時などは、井戸水や湧水が利用されます。生ごみや浄化槽の汚泥も自宅で処理して肥料にしたりエネルギーにしたり、そういうことも夢ではなくなるでしょう。
 サバイバルの時代が来るかどうかはわかりませんが、あまりにもライフラインに慣れ過ぎた生活スタイルは、もしもの時には生活できなくなります。自分のことは自分で処理する。このライフスタイルが改めて見直されつつあります。


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