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環境省以外にも省内改革の活動を行っている役所が存在する。私が知る範囲では、文部科学省と農林水産省である(そのほかにもあれば御教示いただきたい。)。
文科省では業務効率化のほか、広報力の強化などに取り組んでおり、以前紹介した新しい霞が関を創る若手の会(Project-K)の活動についても既にヒアリングが行われたそうである。
農水省も同様で、各種改革活動が行われており、Project-Kの活動についても、やはり人事課長をはじめ、総括補佐会議でヒアリングがあったそうである。
両省とも現在の役所の在り方に問題意識があるからこそ、このようなアクションが起きているのであろう。非常に心強く、うれしい動きである。
環境省の若手の改革運動と両省の活動の最大の違いは、環境省の活動は若手から自発的に起こったボランタリーな活動であり、両省の活動は省の公式の活動(人事化等の業務の一環)であることである。
したがって、環境省の活動は、問題意識の高いやる気のある人が集まっているので士気は高いが、活動時間の制約があることや活動が非公式なものであり、提言の実施等に関しオフィシャルな力を持てないと言う課題がある。秘書課等を巻き込んで、如何に活動や提言をオフィシャルに取り上げてもらえるかが課題となる。
逆に両省の活動は如何にやる気があり、省内の抵抗に耐えられる人材を集められるかが勝負である。公式の業務と位置づけられても、改革活動は他の業務に従事している職員にとって追加的な業務であり、「余計な仕事を増やすな」とか「かっこいいことばかり言うけど本当に効果があるのか」などという反応が往々にしてあるのではないか。こういう反応にめげず本当に必要な改革をやり遂げる人はなかなか集まらないかもしれない。
手法は異なるが、問題意識と取り組みの方向性はほぼ同じである。まだ非公式であり詳細は未定であるが、ありがたいことに文科省や農水省の改革チームから、環境省の若手の会の活動についてヒアリングしたいというお話もいただいている。
各省におけるこのような活動を促進していくため、お互い協力・切磋琢磨していき、霞が関全体のうねりとしていきたい。
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