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2007年2月2日付けで、ICPP(気候変動に関する政府間パネル)の第1作業部会(物理化学的根拠)より、第4次評価報告書が公表されました。

気候に関する世界レベルでの組織による正式な報告書であり、今後の動向を左右するとても重要な報告書であると認識しています。

そこで、簡単ではありますが、報告内容の解説をしてみたいと思います。
文量がありますので、以下の3回に分けて記載しています。



・気候システムに温暖化が起こっているとの断定

これまで、「温暖化」が起きているかどうかについて、自然科学的な点から議論が起きていました。
地球にはとても多くの動植物が生存し、温度や湿度、大気の組成、火山の噴火その他の複合的な要因によって、気候が形成されます。そのため、ある程度の「自然のゆらぎ」があります。それは、年によっても地域によっても、毎年のそれこそ毎日の気温が変化することを考えれば分かります。
その結果、ここ数十年の気温の上昇も、「自然の揺らぎの範囲内である」との見解を示し、温暖化の事実を否定する説がありましたが、今回の報告の中では、気候システムに温暖化が起こっているとの見解を明確に示し、そうした議論に終止符をうつ結果となりました。
このことはとても重要なことで、これにより各国政府は、温暖化を事実として捉え、具体的な政策を遂行することが求められることになっります。

・温暖化の原因は、人為起源の温室効果ガスの増加であるとほぼ断定

文末に「ほぼ断定」とつけたのは、上述したように、気候変動が複合的な要因の帰結であるため、完全な断定をしにくいということだと思います。
しかし、過去に公表された「第3次報告書」では「可能性が高い」という表現を用いていました。
そうした点を加味すると、「ほぼ断定」は非常に強い表現に訂正されており、人為的な原因以外に考えられる可能性は極めて薄いとの見解を示したものだと理解しています。

・20世紀後半の北半球の平均気温は、過去1300年の間でもっとも高温

1300年という期間の限定をつけた理由は図りかねます。
1400年前に今より高い平均気温の時期があったのか、それとも、1300年以上前の気温に関する正確な測定ができないからなのかは、もう少し調査しないとわかりません。

しかし、1850年以降でもっとも温暖な12年間のうち11年は、1995年〜2006年の12年間に該当しているとの報告がされ、気温上昇が顕著になっていることが示されています。



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