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2007年2月2日付けで、ICPP(気候変動に関する政府間パネル)の第1作業部会(物理化学的根拠)より、第4次評価報告書が公表されました。 気候に関する世界レベルでの組織による正式な報告書であり、今後の動向を左右するとても重要な報告書であると認識しています。 そこで、簡単ではありますが、報告内容の解説をしてみたいと思います。 文量がありますので、以下の3回に分けて記載しています。 気候変動に関する政府間パネル(IPCC)第4次評価報告書の解説 ICPP第1作業部会の報告書解説 Vol.1 ICPP第1作業部会の報告書解説 Vol.2 ICPP第1作業部会の報告書解説 Vol.3 ・熱帯低気圧の強度は強まると予測熱帯低気圧は、台風だと思ってもらえればよいです。温暖化は、熱帯の海面水温の上昇を引き起こし、それにより熱帯低気圧の強度が強まる結果、強風、暴風、強雨等の転校不安を引き起こすということです。 最近、突風に関するニュースや記事も目に付くようになって来ました。 ・北極海の海氷が、21世紀後半までに完全に消滅北極の氷がとけているというニュースが報道されています。溶けるなんていうレベルではなく、氷の塊が海中に崩れ落ち、海中に溶けていきます。それは、海面上昇の直接的な原因となります。 さらに、冬の寒波は、北極の氷が溶けた際に大気中に放出される冷気が、北風にのって南下したものです。氷の消失は寒い冬の消失を招き、農業へ重要な影響をもたらすでしょう。 スキーは近々できなくなると思います。 海洋中のCO2濃度の上昇が何を意味するのかについて、具体的な記述はありませんが、メディアの報道内容によると、サンゴ礁が死滅し、海中の生態系に大きな問題を引き起こすことが懸念されています。 ・温暖化による温暖化の加速の可能性今回採用された新しい見解として、温暖化が更なる温暖化を進める可能性について言及しています。それは、温暖化がすすむことで、陸地と海洋の二酸化炭素の取り込み量が減少し、大気中のCO2濃度が増加することにつながり、気温上昇を加速するとの見解です。 ・その他の事項将来予測について、次のような記述がありました。「ほとんどの陸域における極端な高温や熱波、ほとんどの地域における大雨の頻度は引き続き増加。」 3年ほど前、ヨーロッパで強い熱波が発生し、多数の死者を出したニュースを覚えていますか? あの時は、フランスやドイツといった先進国を熱波が襲ったため、非常にニュースとなりましたが、その後もニュースにならない熱波の被害は各地で起きているようです。 映画「不都合な真実」の中では、インドの一部地域で気温が50度にまで到達したとのエピソードを紹介していました。 なお、地球シュミレーターによる将来予測の結果、熱波の発生可能性が高い地域として上げられているのは、ヨーロッパ以外にアメリカの南部や中国南部(広州全域)などがあります。 日本においては、九州地方で豪雨の発生回数が高まるとのシュミレーション結果が出ています。 思い当たる節はありませんか? まずは知ることから始めましょう。
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公式報告
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