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「エコな電源を使いたい」が、しかし…

 毎週水曜日夕刊で朝日新聞は「環境エコロジー」と題し、あらゆる環境問題に関する情報を紙面にしている。
 上記の新聞記事は、去る10月1日の朝日新聞の夕刊に「知っ得」というコラムで、『エコな電源を使いたい』と題したものである(記事の内容を読むことができるでしょうか?)。
 消費者から見た「電気という商品」は、どう捉えるかを考えたことがある人は余りないのではないかと思う。電力会社の商業登記簿謄本には、他の大企業のものと同様に数多くの事業内容が記載してある。
 ある電力会社の謄本に「電気の卸売」という項目があったが、いまいち理解できなかった。後に、その意味がわかりやすい文章を故青木雄二が書いていた。
「家賃は15万円なのに家主から22万円の請求を受けたのです。うち電気代が5万円。前の事務所では8,000円ですからこの請求はムチャクチャです。ところが電力会社によると仕入れた電気を家主が店子に小売するのだから、いくらで売ろうといいのだそうです。」青木雄二『ナニワ金融道第7巻』講談社(モーニングKC),1993年より
 たしかに、消費者に対して直接、電気を供給していない日本原子力発電の(商業登記簿における)主な事業が「電気卸売業」になっていたような気がする。
 さて、朝日新聞の紹介するグッドエナジー社のサイトをみると確かに派手な宣伝文句が並んでおり、日本で「電気という商品」を購入する消費者の一人である僕には驚かされる。
 確かに、太陽光・太陽熱や風力、バイオマス、地熱に波力といった自然由来の持続的に利用可能なエネルギーである「再生可能エネルギー」で発電した「グリーン電力」を消費者側が購入したいと思っても、現状の日本では商品の選択肢が少ない(ないに等しいかなあ?)のは間違いない。

日本の「グリーン電力」

 日本では、2002年に新エネルギー等電気利用法(RPS法)が制定され、電力会社に新エネルギー利用が義務づけられてる。新エネルギーとは石炭・石油などの化石資源や原子力エネルギーに対する自然由来の持続的に利用可能な「再生可能エネルギー」のうち普及のための政策的支援が必要なものを総称したものである。
 2010年度に「再生可能エネルギー」の普及率を約7%と計画、さらに、2014年度の目標を160億kWhとしている。
 一方、朝日新聞のコラムにある「グリーン電力制度」は企業や個人を対象とした制度であり、日本自然エネルギー自然エネルギー・コムなどが販売しており、地球温暖化対策などの目的で購入する企業が増えている。
 日本自然エネルギーの契約実績は、2007年12月時点で137団体、1億1063万kWhに達する(出典:日経BP社『環境経営事典2008』2008年。53ページから引用)という。

が、消費者にはピンとこないですよね?

参考サイト
環境goo・グリーン電力
新エネルギー等電気利用法
環境Q&A・新エネルギー、自然エネルギー、再生可能エネルギーの違いは?
グリーン電力証書システム・日本自然エネルギー株式会社
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転載元転載元: まったけ館長の『京都亀岡発―甦らせよう藍と蒼い地球―』

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産廃の島・野鳥100種

 大阪湾に突き出た産業廃棄物の埋め立て地が、100種以上の「野鳥の楽園」になっていることが、日本野鳥の会大阪支部の現地調査でわかった。タカの仲間のチュウヒなど、絶滅が心配される4種を含め、少なくとも20種は営巣もしていた。府も一部を保全する方向で検討を始めた。(田之畑仁)

 ■大阪湾・絶滅危惧種も営巣

 現場は、堺市臨海部の産廃処分場。74〜06年まで約5千万トンのがれきや土砂で埋め立てられ、甲子園球場70個分、約280ヘクタールの広さがある。
 大半の区域で人の立ち入りが制限され、自然に植物が生い茂り、様々な野鳥が集まるようになった。同支部の3年がかりの調査で、101種の野鳥が確認された。
 チュウヒ、コアジサシ、セイタカシギ、ツバメチドリなど、絶滅危惧種9種も見つかり、このうち、4種は営巣、繁殖もしていた。
 地面に巣を作るチュウヒは、一昨年に1羽、昨年は2羽が巣立った。国内の繁殖地は北海道、石川など10カ所以下という。
 日本野鳥の会大阪支部は今月、「行政と協議して保全に協力したい」と、府に保全の要望書を出した。
 府は、約100ヘクタールでは、太陽光発電所などの建設を計画中だ。しかし、池や草原を含む約100ヘクタールについては、「自然の回復力を生かし、自然と共生できる場をつくりたい」(自然みどり課)と、保全策を検討する。 
 瀬戸内海沿岸の廃棄物の最終処分場(埋立)を見学したことがあるが、やはり、沢山の野鳥が集まっていた。沿岸の最終処分場では、廃棄物の埋め立てが行なわれていないところは、水たまりができているところが多い。
 最終処分場の中には、安定型処分場と管理型処分場が並んで設置されているところもあったが、さすがに、管理型処分場には野鳥も集まらず、植物もまばらに育っているのみであった。
 それでも、野鳥には埋め立て途中の安定型処分場は干潟の代わりになるのだろう。それだけ、海から野鳥の棲み家が失われているということだと思う。
【用語解説】
■ 安定型処分場
 廃プラスチック類・金属くず・ガラス・陶磁器くず・ゴムくず・がれき類(いわゆる安定型5品目)のうち、法令などで除外されない廃棄物を埋立処分する。
■ 管理型処分場
 汚泥・鉱さい・燃え殻(のうち法令の基準を超えなかったもの)、廃油(タールピッチに限る)、紙くず・木くず・繊維くず・動植物性残さ・動物の死体・動物のふん尿を埋立処分する。

※高杉晋吾『産業廃棄物』岩波新書,1991年のうち37から45ページを参照。 
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 立命館大学の学生が京都市中央図書館の屋上を借りて、みず菜や万願寺とうがらしなどの京野菜を含めた野菜を栽培しているという。ヒートアイランド現象や地球温暖化防止に役立つ効果もあり、非常に面白い試みである。また、何より学生のアイデアで始まったこと、さらに、大学だけではなく、京都市やJA京都中央も協力していることが頼もしく思われる。
 これまで、京都では京都中央郵便局京都府庁庁舎などで屋上緑化が進められている。また、大阪では都心中の都心である難波にある「なんばパークス」では屋上菜園が行われている

屋上緑化と壁面緑化

 僕は、10年近く前からヒートアイランド現象及び地球温暖化防止対策に屋上緑化をすすめることの可能性について、環境問題などの専門家に聞いていた。しかし、どれほどの効果があるのかは判らないという答えが殆どであった(今から思えば、質問の仕方が悪かったのかも知れない…)。
 農業経営指導員の経験もある方に尋ねると「屋上緑化だけでは効果が少なく、壁面緑化も行わないと効果がでないと思う」との答えがあった。

 横浜市南区では、2年前から「緑のカーテン」の栽培講座やコンテスト、各家庭での取り組みを支援しており、今年は例年の10倍近い400人を超す市民が参加したそうである。
 その効果を同区内で調査したところ、緑のカーテンに覆われた教室は、ない教室に比べて室温が最大で1.4度も低かった。また、家庭での測定結果では、緑のカーテンがあると窓は約4度、床が約6度下がることがわかったという(これも「朝日新聞」より)。

 各家庭で行うには、条件が揃わないとできない屋上緑化は難しいと思われる。しかし、壁面緑化「緑のカーテン」は庭がなくてもプランターを使えば、アサガオやヘチマ、ゴーヤなど比較的簡単に育てられる植物で行える。ガーデニングや家庭菜園を兼ねて楽しめる。
 しかも、夏の日ざしを避けるだけでなく、建物の壁の蓄熱も抑えられ、冷房の使いすぎを防ぐ効果もあるから、電気の節約にも繋がる! 

来夏は「緑のカーテン」を試してみませんか?

バックナンバー
まったけ日記365―大阪都心部の新農業事情―
まったけ日記290―家庭菜園やガーデニングに簡単コンポスト―
まったけ日記262―京都の衛星都市で『食育』―
まったけ日記184ー環境に優しい農業「バンカープラント」ー
まったけ日記181ー環境に優しい農業『エコファーマー』
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来る10月5日、京都府亀岡市の保津川(桂川、大堰川)でふるさと清掃運動会が開催される予定です。特に、当日は予定がありませんので参加してこようかと考えています。

ふるさと清掃運動会ープロジェクト趣意
http://furusatoseiso.com/about_f.html

皆様のお住まいの街でも開催されているかもわかりませんよ!

参考サイト
ふるさと清掃運動会
ふるさと清掃運動会第2回実施アクション一覧
プロジェクト保津川
バックナンバー
新・まったけ日記28―保津川魚ッチング〜亀岡市文化資料館―
新・まったけ日記26―「アユモドキを守ろう」
まったけ日記142ーアユモドキを知っていますか?ー
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大阪舞う、南方系チョウ

大阪府立大など調査、彦根に台湾シダも

 南方系のチョウやシダが関西地方で勢力を拡大していることが、大阪府立大などの調査でわかった。大阪府南部では、主に熱帯・亜熱帯にすむチョウが新たに3種類見つかった。台湾に多いシダも、30地点以上で確認された。温暖化やヒートアイランド現象で、越冬できるようになったのが原因のようだ。

 ■ 温暖化、勢力拡大

 大阪府立大の石井実教授らは07〜08年に、大阪府内3カ所でチョウの分布を調べ、88年の調査結果と比較した。すると、大阪府南部では、ナガサキアゲハなど南方系のチョウが8種から11種に増えていた。
 大阪城では、もともとはインドやオーストラリアにもいるツマグロヒョウモンが新たに見つかり、南方系のチョウの生息密度も高まっていた。
 また、11月と12月にも、ヤマトシジミやモンシロチョウが見つかった。88年には、確認できなかった。
 石井さんは「チョウにとって今の大阪は、以前の鹿児島市内と奄美大島の中間地点ぐらいの気候と感じるのではないか」と話している。

 岸和田市立きしわだ自然資料館の村上健太郎学芸員は04〜06年に、JR大阪環状線沿線など関西の79地点で、台湾などに自生するシダの仲間、イヌケホシダの分布を調べた。この結果、大阪南部から滋賀県彦根市にかけて、34地点で自生していた。50年代までは本州で自生の記録はないという。
 村上さんは「日本では温室内で育っていたシダが、ランの鉢植えなどに入り込んで、外に出て、定着したようだ」と話している。
 気象庁によると、大阪の1月の平均気温は、50年に1.4度のペースで上昇している。(長崎緑子) 
 京都亀岡国際秘宝館にはスダチの木を植えているのでナミアゲハを見かけることが多いが、当館附属農園を含めて周辺の田畑や小川では様々な昆虫が棲んでいる。ツマグロヒョウモンが多くいることに気づき、昔からこんなにいたかなと不思議に感じていたところ、この朝日新聞の記事を見つけた。
 クマゼミなどの様々な南方系の動植物の生息域の北上が問題になっている。サンゴの白化現象も問題になっているが、サンゴの北上の報告もある。
 また、温暖化による気温上昇で平地の動植物が高山へと移動もしている。環境省レッドリストで絶滅危惧II類(VU)とされ、国指定の特別天然記念物のライチョウが深刻な影響を受けている。
 ライチョウの生息域へサルやシカが移動してきて餌となる植物を奪われ、キツネのフンからライチョウの羽も発見されたという。また、植物の生態系の変化がライチョウの本来の餌への影響も与えているようである。
 地球温暖化の影響は人間よりも動植物のほうが深刻なのだ。 
【参考サイト】
昆虫エクスプローラツマグロヒョウモン
雷鳥の生活史
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