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 当日の亀岡は、こな雪おどる寒い日でした。会場のガレリア亀岡へ開会30分前の8時30分に到着しました。僕の担当は参加しているNPO法人「亀岡 人と自然のネットワーク」のアユモドキなどの亀岡盆地の水生生物のパネルでの待機。「質問されたらどないしよう…」
 やがて、会場へは大勢の子どもたちがやってきました。

 開会セレモニーが終わったあと、『子どもと水辺』という演題で財団法人リバーフロント整備センター理事長の竹村公太郎さんが、近代以前と戦後の時代、現代との川を巡る環境を比較して「川遊び」について基調講演がありました。
アユモドキも減少しているけれども、川で遊ぶ子どもたちのほうも「絶滅」の危機かもわかりません。

 その子どもたちの事例発表がありました。
 先ずは、福井県立福井農林高校環境土木部の学生が『農業用水路への設置を目的とした小規模魚道の開発による環境保全活動』と題し、農業用水路にある段差を解消するための魚道を試作、実験された成果の報告がありました。
 しっかりとした学生二人の報告する姿は大人も顔負けで頼もしく、また、素人の僕でも非常に解りやすいものでした。

 次ぎに、三重県のいなべ市立十社小学校の子どもたちが、『ネコギギ保護と河川環境保護』と題してアユモドキと同じく絶滅危惧種、天然記念物であるネコギギ(1)について報告してくれました。
 岐阜経済大学の森誠一教授(2)に評価を受けたという立派な研究についての報告も、パネル展示も、とてもわかりやすくまとめられていて驚いてしまいました。

 そして、新潟県の新発田市立荒橋小学校の子どもたちがバスで8時間もかけて亀岡までやってきて、上方漫才風の演出もまじえながら、アユモドキと同じく絶滅危惧種のイバラトミヨ(3)について、『イバラトミヨを守ろう〜守るのも上手に〜』と題して楽しく報告してくれました。
 パネル展示にも訪れた人が楽しめる工夫がしてありました(模型をちょっと壊したのは僕ですf^_^;)。

 昼休みをはさんでからは、多摩川クラブを主宰する俳優の中本賢さん(4)による多摩川での自然体験活動、僕が会員となっている「亀岡 人と自然のネットワーク」の事例発表と続きました。
 最後に地元・亀岡の亀岡市地球環境子ども村自然活動キッズクラブのメンバーが『未来へ残そう亀岡の水』と題して、琵琶湖淀川水系の源流(桂川。別称、大堰川・保津川)から海までの体験学習の報告がありました。

 さらに、森誠一岐阜経済大学教授、農業の専門家でもある栗山正隆亀岡市長、小俣篤国土交通省淀川河川事務所長、中本さん、鈴木康之NPO法人みなと研究会副理事長のパネルディスカッションがあったのですが、親戚の法事が控えており、後ろ髪を引かれながら会場を後にしました。 

えっ、何にもしていないじゃないかとは…。御指摘のとおりでございます!

転載などの御協力をいただきました皆様、厚く御礼を申し上げますm(_ _)m

脚注
(1)ネコギギ・三重県水産研究所
(2)森誠一教授・岐阜経済大学
(3)イバラトミヨ・出会った魚たち〜新潟県の淡水魚〜
(4)代表作『幸福の黄色いハンカチ』、『男はつらいよ』・『釣りバカ日誌』シリーズ。愛称及び旧芸名「アパッチけん」
関連サイト
財団法人リバーフロント整備センター
福井県立福井農林高等学校
*『福井農林高等学校と足羽川堰堤土地改良区連合が第8回日本水大賞を合同受賞』EICネット[国内ニュース]
*『ネコギギ住める川に〜十社小児童がきょう全国大会で発表』中日新聞,2009年1月24日
新潟県新発田市立荒橋小学校
多摩川クラブ
亀岡市地球環境子ども村ホームページ・亀岡市ホームページ
*『子どもの水辺保全フォーラム開催〜亀岡で全国大会』京都新聞,2009年1月25日
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新・まったけ日記53―まったけ的アユモドキの予習―
新・まったけ日記51―アユモドキ保護活動デビュー〜子どもと水辺全国フォーラム―
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新・まったけ日記17―伝統漁法で外来魚駆除〜亀岡市保津町―
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 現在、多くの観光地を悩ましているのが、ポイ捨てなどの廃棄物の問題である。これまで、このブログでは韓国の大学生による日本海岸清掃(1)や阪神ファンによる琵琶湖清掃(2)などを紹介してきたが、京都の亀岡と嵐山を結ぶ保津川下りや嵯峨野トロッコ列車で有名な観光地である保津峡で新たな試みが行われる。

 ごみのポイ捨てを廃棄物の不法投棄対策というのは行政にとって大きな悩みの種である。地方行政の環境担当は地球温暖化対策から自然保護まで幅広い仕事を行うが、実際の事務の殆どが廃棄物の不法投棄対策に追われるものであるという。
 これまで、数多くの行政が廃棄物不法投棄の早期発見のために様々な対策を取ってきた。不法投棄多発箇所の監視カメラ設置はもちろんのこと、郵便配達員やタクシー・ドライバーなどとの連携による早期発見も行われた。

 今回、京都亀岡・保津峡で行われる不法投棄対策は、かなりユニークな試みである。NPO法人プロジェクト保津川が実施するという対策は、同法人会員が携帯電話のカメラで不法投棄された廃棄物を撮影、GPS機能で位置や量、種類などのデータを保存し、グーグルマップを利用して、不法投棄の地図を作成するという。
 これが成功すると廃棄物の不法投棄に悩まされる各地の観光地のみならず、大規模に行われている産業廃棄物の不法投棄までの大きな抑止力になるものと思われる。
 ただし、新聞紙上で植田和弘(3)京大大学院教授が指摘しているとおり、(廃棄物処理法上において)廃棄物の撤去費用は排出者責任であることを忘れてはならないことも重要であり、「ポイ捨て得」にならないようにするのが大きな課題である。
【参考記事:『朝日新聞大阪本社』,2009年1月19日】
脚注
(1)まったけ日記292―韓国の大学生が日本海岸清掃―
(2)まったけ日記333―タイガース・ファン〜ゴミ袋を甲子園へ連れてって!―
(3)植田和弘ー京都大学植田研究室ホームページプロフィール
参考サイト
プロジェクト保津川
プロジェクト保津川・ごみマップ
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まったけ日記351―行政関与の産業廃棄物処理
まったけ日記251−不法投棄が狙われやすい街って?ー
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 まったけさんは環境問題を解決する最もいい方法は何だと思いますか?僕は、やはり、政府の働きですね。
 後、大きく言えないが極論、人類がいなくなれば、自然に再生しますので…。
 これは環境の仕事場でもよく議論していました。法学部、理系出身者が多く、法的規制の強化を主張しているひとばかり。しかし、僕は経済学部だから発想が違う(1)。
 政府(=行政)にとっても、企業にも、家計(=一般市民、消費者)にも環境に配慮すればするほど利益が生じる経済システムの構築が必要と考えているし、今も変わりない。この考えは、当時は驚かれたけれども、工学部出身で環境経済学が専門の植田和弘京都大学経済学部教授といった経済学者が主張し始めた。
 その後、環境省の課長級官僚が新聞インタビューなどで、僕と全く同じことを話し、仕事場で話題になっちゃった(笑)。

 やっぱり、利益がでたり、貯金が増えると誰もが環境に配慮するよ。しかし、現実にはゴミの分別が面倒だったり、レジ袋が貰えなくなったりするから温暖化懐疑論などの本が売れたりする(笑)。
 学者なのに、地球温暖化やゴミ問題では論文に書かず、一般書にして印税を稼ぐなんて、環境を食い物にしているのはどちらかと問いたい。
 論文だったら、将来、間違いが証明されると学者としての経歴にキズがつくが、一般書だったら訂正したら済むし、お金も返す必要もないしね。

 オバマ次期米国大統領が「環境」をビジネス化すると言っているが、非常にいいことだと思う。米国が率先して「環境」のビジネス化に成功したら、環境問題のかなりの部分が解決に向かうと思うよ。
 ただし、現状では「利益」が生じず、生じるようになるまでは、お考えのとおり、世界各国の政府の働きが重要になる。
 環境問題には経済学と環境化学などの自然科学系の環境学との連携が重要ですね。
http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/1/1f/BarackObama2005portrait.jpg/200px-BarackObama2005portrait.jpg
写真出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
なるほど…。サブプライム問題から発展してきた今の不況をどのように思っていますか?そして、景気回復のカギは何だと思いますか?
 環境問題と景気回復というより今の雇用不安を解決する方法は?例えば、農業とか?でも、アメリカみたいに大規模農業が出来にくく利益出にくいし…。植物工場でも作るべき?
 新自由主義的経済政策が、ブッシュ現米国大統領の政策で極限までに達したためによる当然の結果だと思います。これは、僕はブッシュの就任直後から予測していて、2006年のブログにも書きました(2)。
 日本は小泉改革以降の経済政策がなければ、恐慌の影響は余りなかったと思います。先日、構造改革路線を推進していた経済学者の一人である、一橋大学名誉教授の中谷巌(3)が「『改革』が日本を不幸にした」と反省をこめた発言をしました。
 景気回復のカギは、金融を中心とする資本主義・市場経済から会社や地域を中心とする経済体制に復帰させることですね。

 環境も農業も、さらに加えるならば、福祉、情報、観光産業が景気回復、雇用創出に欠かせない最も重要な産業です。僕が総理ならば雇用創出と並んで環境及び農業へ財政出動を集中させるし、米国大統領ならば自動車や金融ではなく、同じく環境に財政出動させます。
 日本の場合は、大規模農業や植物工場など作らなくても、利益を生みだす農業はできますよ。付加価値の高い農産物の生産を工夫して行い、地方行政が地産地消や食育、スローフードの振興・啓発を行うことです。
 たとえば、京野菜が値段が高くても売れているでしょう。
脚注
(1)まったけ日記143ー産業廃棄物と経済学ーなど
(2)まったけ日記124―トリコロールから経済学を考える―
(3)中谷巌 ー http://www.murc.jp/nakatani/index.html
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年始のあいさつで表明しておりましたアユモドキ保護活動に遂にデビューします!

アユモドキは京都・亀岡盆地(琵琶湖淀川水系)と岡山県の旭川・吉井川に生息する絶滅が危惧されている川魚です。

アユモドキは、種の保存法で国内希少野生動植物種に指定(レッドデータブックへの記載)されている74種の一つであり、文化財保護法で天然記念物にも指定されています。

是非、本記事及びアユモドキ関連記事(下記のバックナンバー)を転載などにより保護へのご協力をお願いします。お礼を申し上げに伺いたいので、転載の際はコメントをお書きくださると嬉しいです。

脚注
アユモドキ(京都府レッドデータブック)
種の保存法
絶滅危惧種
レッドデータブック
天然記念物
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新・まったけ日記26―「アユモドキを守ろう」
新・まったけ日記17―伝統漁法で外来魚駆除〜亀岡市保津町―
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http://www.epcc.pref.osaka.jp/afr/fish/tenji/sakana/uoimg/ayumodok.jpg
【写真出典】大阪府環境農林水産総合研究所・水生生物センター
 現在、アユモドキの保護活動について、皆様にお願いして、御支援・御協力をお願いしているところですが、来館者の方から「外来生物の被害による在来種の減少もありますが、やはり、環境問題のほうが大きいと思います」とのコメントを賜りました。
 僕自身も全く同じことを考えています。京都府内の琵琶湖・淀川水系の地域には、アユモドキの別名が伝わっています。かつて、多くの地域で多数のアユモドキが生息していたことが解ります。
 父や叔父に子どもの頃の話を聞くと「滅多に見なかった珍しい魚」だったと言います。京都府内の琵琶湖・淀川水系の地域の中では亀岡盆地は都市化が、やや遅れて始まりました。
 以上のことを考えるとアユモドキが高度成長期の住宅などの開発により絶滅への危機が始まったと考えます。
 さらに、近畿地方環境事務所・亀岡市に、僕が参加したNPO法人亀岡人と自然のネットワークの協力をえて、京都府が発行したリーフレットを確認することにより、行政の考え方も確認したいと思います。
 ■ アユモドキはどこにすんでいるの?

 現在では、京都府の亀岡市・南丹市と岡山県の一部の川にしかすんでいません。昔はもっと広い範囲にいましたが、すみかとなる川や田んぼの環境が変わってしまったために、少なくなってしまいました。
 6月頃に川の水が増えたときに沈む草地や川からのぼることができる田んぼの中で卵を生みます。
 卵からかえると、8月頃には40mmくらいになり、おとなになると、150mmくらいになります。

 ■ アユモドキの別名(1985年に京都府水産課が調査したもの)

 アユノオバサン、アユモロコ、ヤナギドジョウ、カワドジョウ、アユナギ・アエナギ(木津川(1))
 アイナメ、アユドジョウ(宇治川(2))、アユモトケ(桂川(3))

※ 子ども向きリーフレットのため漢字になっていないかな文字は原文ママにしています。
 リーフレットを拝読するとアユモドキの現状について行政もアユモドキの個体減少よりも河川や水田世帯系の環境が大きく変化したことが原因と考えている。
 地元の亀岡市はもちろん、京都府も例年「アユモドキ・カムバック大作戦」という府民参加の事業を行っている。
 住民・学界そして行政などが一段となった保護活動を継続したいものと考えている
脚注
(1)木津川―三重県青山高原に源流があり、京都府相楽郡・木津川市・京田辺市・八幡市を流れる一級河川。八幡市・大山崎町付近で宇治川(淀川水系本流)、桂川と合流して淀川となる。
(2)宇治川ー琵琶湖を水源とする淀川の本流。瀬田川、宇治川と名前を変える。宇治市・京都市南部などを府内流域とする。
(3)桂川―京都市左京区に源流があり、南丹市・亀岡市・京都市西南部を流れて大山崎町で淀川に合流とする一級河川。上流から上桂川・大堰川・保津川と目まぐるしく名称を変更し、保津川下りや嵐山観光でも有名。
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