単なる日記

スミマセン。ブログの目的を変更しました。

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グリムスの樹の成長を願って毎日更新中。

前回のブログでお伝えした、スイスでのエコドライブ事情ですが、
元記事を思い出したので、紹介申し上げます。

日経エコロミーのコラムから。

「ハイブリッドか、エコドライブか」  (08/03/18)
http://eco.nikkei.co.jp/column/article.aspx?id=20080317c7000c7&page=1

 官民にユーザー上げてのエコドライブの推進です。免許人口8千万人総エコドライブの時代も近いかもしれません。

 官では、環境省、経済産業省、国土交通省が、民では自動車工業会、自動車連盟、各自動車メーカーが、それぞれにエコドライブを推進しています。また、自動車雑誌がこぞってエコドライブ講座を開設し、広告の多くもエコドライブ関連グッズが占めています。ユーザーは、あふれるエコドライブ情報の海におぼれながら、藁をもつかむ気持ちでエコドライブにいそしみ、中にはウエッブサイトで燃費を自慢することを日々の楽しみにしている人たちもいます。

 その背景は説明する必要もありませんが、いわずとしれた燃料代の高騰と予想を超えて進む地球温暖化です。

 しかし、それだけではありません。これまでは環境問題に限らず、さまざまな問題の解決を技術の進歩にゆだねてきた官と企業ですが、彼らのエコドライブの推進とは、地球温暖化における自動車の問題(CO2排出量)に関しては、官も自動車メーカーも技術に依存しているだけでは解決が困難なことを認めざるを得なくなったということではないでしょうか。

 もう1点は、エコドライブの効果をどう考えるかです。これまでは、エコドライブは個人の行為であって、やるかやらないかを管理できず、したがって統計がとれず効果の検証が困難だと考えられていました。しかし、燃料代の高騰からエコドライブに取り組む企業が多くなり、燃料消費量の管理が進むとエコドライブの効果がはっきりとしてきました。そして、技術開発による燃費の向上、CO2排出量の削減よりも費用がかからないこともまた明らかとなったのです。その上、事故も激減すると報告されています。

 ですが、企業の管理下にあるプロのドライバーはともかく、一般ユーザーへのエコドライブの普及には、時間もお金もかかります。どのように一般ドライバーにエコドライブを浸透させるか。それは、行政、自動車メーカーだけではなく、自動車を使う私たちの問題でもあるでしょう。

 私事で恐縮ですが、2005年の11月から「省エネ運転100日講演会」と名づけて、自費で市民会館を借り、紙芝居を用意して3ヶ月間ほど取り組みましたが、たった8回で挫折してしまいました。というのも、1回につき5万円をかけて1万枚の新聞折込を実施したにもかかわらず、2会場は参加者がゼロという状況で、時期尚早と判断せざるを得なかったからです。

 現在は、当時と様変わりして、エコドライブの講演会や講習会では、ほとんどの会場で立ち見が出るほどですが、6千万人近い一般ドライバーまでエコドライブを浸透させるのは、至難の業です。

  ちなみに、スイスではすでにエコドライブが免許取得時の運転練習と講義に組み込まれています。さらに免許取得後2年でエコドライブに関する再試験が行なわれます。落第すると運転免許を再び取得する必要があります。

 ドイツでエコドライブに関する調査を行なったときに、担当の局長は「中年以降のドライバーは諦めたほうがいい。ガンコだから自分の運転を変えようとしない。若い人に望みを託したい」と、悲観的なことをいっていました。頷くところ大なのは私だけではないかもしれません。日本でも、運転免許講習の内容を変えて、ぜひにエコドライブを組み込みたいものです。

 一方、エコドライブの効果に疑問をお持ちの方も多いかもしれません。すでに燃費計が組み込まれていたり、コンピューターの組み込まれた燃費計をつければかなり正確に燃費が測定できるのですが、満タン法と呼ばれる方法では誤差が多く、どんな運転をすれば燃費が向上するのか、つかみにくいこともあります。また、交通状況や道路によっても燃費は大きく影響されます。しかし、正確なエコドライブは確実に燃費を向上させます。

 また私事で恐縮ですが、92年にエコドライブ日本1周という某雑誌の企画に参加して、北海道を担当したときのことですが、稚内から旭川までの間で実際に100km走って、消費したガソリンをメスシリンダーで測定したところ、1.82リッターでした。計算するとなんとリッター54.8kmだったのです。これは、リッター35.5kmのプリウスも遠く及ばない記録であり、技術に頼らずとも私たちは自動車のCO2排出量を減らすことができることの証明だと思います。
 この記録に驚いたトヨタは、私のエコドライビングを詳細に分析し、97年に登場することになるプリウスを設計したというのは、まったくの冗談ですが、実はハイブリッドの燃費向上方法は、エコドライブと大変に似ているのです。あるいはエコドライブがよく分かっていないとハイブリッドは設計できないといってよいでしょう。技術的にいえば、自動車のエネルギー消費状態をよく研究していないと設計できないということなのです。

 では、エコドライブの本質とは何でしょうか。それは加速時の効率を低下させないことと、アイドリングストップです。ハイブリッド車は、さらに回生ブレーキというエネルギー回収装置をもっています。
 さて、ハイブリッドとエコドライブは、どちらがよりエコでしょうか。詳細は次回で。

舘内端(たてうち・ただし)
自動車評論家。1947年群馬県生まれ。日大理工学部卒、東大宇宙航空研究所勤務後、レーシングカーの設計に携わる。1994年日本EVクラブ設立、現在も代表を務める

[3月18日/Ecolomy]

日経エコロミー、なかなか勉強になる記事が豊富で、お勧めです。

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