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『環境問題のウソはなぜまかりとおるのか』という本を書いていらっしゃる 武田邦彦先生の著書『偽善エコロジー』を読んで、 環境問題について掘り下げていく書庫です。 環境問題のウソ?目次ここでもウソが多いよ!『第2章 こんな環境は危険? 安全?』ウソばっかり!『検証8 温暖化で世界は水浸しになる→ならない』 検証になってないぞぉ!『検証7 冷房28℃の設定で温暖化防止→意味なし』 投げやりすぎるぜ!『検証6 温暖化はCO2削減努力で防げる→防げない』の適当! 『検証5 石油をやめバイオエタノールに→ただのエゴ』こりゃ正しい 20081218 『検証4 ハウス野菜、養殖魚を買わない→ただのエゴ』のウソ 20081213 『検証3 ペットボトルより水道水を飲む→悩ましい』のウソ 20081202 『検証2 割り箸を使わずマイ箸をもつ→ただのエゴ』のウソ 20081127 『第1章 エコな暮らしは本当にエコか? 検証1 レジ袋を使わない→ただのエゴ』のウソ 20081125 武田先生の文章を読んで -個人的な感想- 20081122 書店で、『環境問題はなぜウソがまかりとおるのか』というタイトルを見て、 たしか当時は、「八王子のごみ焼却場は、分類ゴミを全て一緒にして焼却してしまう」という内容の番組を 「バンキシャ」でやっていたと、職場の人から聴いた後だったか、 この本を、非常に興味をもって手に取った覚えがあります。 内容にちょっと目を通すと、 ペットボトルのリサイクルの問題が書かれていました。 「フムフム、ペットボトルのリサイクル率の低さを問題に上げているのだな」と思って読み進めていくと、 『リサイクルを始めたらペットボトルのゴミが7倍に増えた』とのショッキングな結論。 背景にあるペットボトルの消費量の増加の理由は解析せずに、 『リサイクルできるという意識こそがペットボトルの消費量を増やした』 という独自の論調を展開し、 『リサイクルがゴミを増やしている』 という結論に強引に飛躍したのに驚いた覚えがあります。 少し読んだだけで、データの解釈に作為的な誤りがあり、 全く科学的な裏付けに欠けており、 「これは環境問題に不安を陽動して、本を買わせるために、いい加減なことを書いているな」と思いました。 週刊誌に出ている環境ゴシップ記事を集めたかのような、いい加減な内容に ひどく呆れて、棚に戻しました。 その時は、この本の著者が誰であるかなど、興味も湧かなかったのですが、 後で東京大学出身であるばかりでなく、名古屋大学大学院教授、中部大学総合工学研究所教授、 日本工学アカデミー理事、内閣府原子力安全委員会専門委員、文部科学省科学技術審議会専門委員など 数々の科学に関する肩書きを持った「武田邦彦」先生が書いていると知り、二重に驚きました。 その後も、この本は全く相手にしてなかったのですが、 つい先だって、学会後の懇親会で、尊敬するY先生と飲みました。 Y先生は、私に『ハチドリのひとしずく』を紹介してくださり、 医局の消灯運動や、パソコンの省エネ運動を強く支援して下さっている、 エコの神様の様な方です。 その席で、私はマイ箸を持っていたのですが、 Y先生が『マイ箸はダメなんだぞ。』と言われました。 これは「国産間伐材が利用できないことを言われているんだな」と思いました。 私は『でも、割り箸の9割以上は中国産ですよ』と答えました。 現在国内で使用されている割り箸は、9割以上が中国産で、 間伐材ではなく木材そのものを使用して作った割り箸なので、 マイ箸を使って中国産割り箸を消費しないようにすることはエコであり、 国内の間伐材を有効利用しないこととは別の問題です。 更に、Y先生は『ペットボトルもだめらしいな』とか 『紙のリサイクルは意味が無いぞ』と続けられます。 「どうしたんだろう」と疑問を感じながらも、 その場は違う話題に移って、翌日学会を終えて帰ってきました。 後日、医局でY先生が、 『この本、もう読んだかも知れないけど、知ってるか』 と、ある本を渡してくださいました。 その本のタイトルは、 ガ━━(゚Д゚; )━━ン! こりゃあまいった・・・。 これを読んでいらっしゃったのですか? さらに日がたって 『あの本読むと、レジ袋つかってもいいんだなと思うだろ?』 と聴かれたので、 『すみません、まだ読めてないんですけど、武田先生の本は、 本を売るためにセンセーショナルに書きすぎというか・・・』 『うん、まぁそうかもしれないけど、 そういう視点もあるんだなぁということでさぁ・・・』 とのことでした。 尊敬するY先生までもだましてしまう、この本・・・。 これは、武田先生の何が、世の中をだます力をもっているのか、 正直、読みたくなかったけど、 読んで検証しなくてはならなくなりました。 そうしないと、尊敬するY先生が、 何かにつけ 『マイ箸はダメなんだよ』 『リサイクル紙はダメなんだよ』 『レジ袋はつかってもいいんだよ』 と、部下や看護師に言われると、 Y先生の言う言葉だけに真実味があり、 結果的にエコ運動は大きな後退を強いられるからです。 実際にはエコ運動の問題は、 複雑な正解と不正解を含みながら、 少しずつでも改善していくことに意味があります。 それを、不正解ばかり強調して、 一般人に受けやすくセンセーショナルに書いたウソだけが一人歩きしてしまい、 『エコは無意味だ』と勘違いをして、 エコ運動を放棄してしまう人が増えることは、非常に残念なことです。 正直いって、武田先生の感情的な文章について、 一つずつ、間違いを指摘していくのは、 こちらも感情的な単なる揚げ足取りになってしまいかねない作業で、 ともすると、武田先生に同調してしまったアンチエコ派から、 批判を受けそうで気が進みませんが、 なるべく客観的に、 自分の知っていることは知っている、 わからないことはわからない、 もちろん武田先生が正しい部分は正しいと記載して、 自分の主観・感想については事実とは別記する方法で、 この本の間違えを分析しながら、 正しい環境問題について自分の知識を刷新し、深められればと思っています。 環境問題の専門家でもないし、十分調べているだけの時間も無いので、 疑問符の多い分析になるかも知れませんが、 『やっぱりなんだかおかしいぞ。』と思われた方は、正しい情報をご自分でお調べください。 環境問題に限らず、今の世の中には多くの情報があふれています。
その中で、なにが本当に正しいのか、 誤った情報に流されず、正しい情報を得ていく作業が大切だ、という想いは 多分、武田先生も、私も同じです。 |
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ゎお、うちの旦那も読んでました、コレ。
マジメで頑固なほど、非を認めるのが嫌な
ある程度年齢の者にとって(特に男性に)は
良い「免罪符」になってしまってるようですね。
この本。(やれやれ・・・;)
でも世の潮流は止めようのない方向へ向かってきてるし、
情報開示の世の中ですから、そのまま「真に受けてしまう」人も
実際は少ないのではないでしょうか?割り箸に起因する
中国の伐採などもTVでよく取り上げられています。
勤務先の研究所のお偉い方などにはエレベーターを使わない、
などの地道なエコを実践されてる方も一般人より多い気がします。
要は一人ひとりが賢くなって「偽善」部分があれば、
それも無くしていけるよう努力する、
参考本程度にとどめておけば良いのでは。
2008/11/23(日) 午前 3:25
そうなんですよ。
活字になってしまうと、真に受けてしまう人がいるのが問題です。
しかも、センセーショナルなウソが、伝言ゲームで伝わって、
エコ活動の広がりを阻害してしまうのは大きな問題です。
内容は、頭のいい酔っ払いの愚痴ですよ。
支離滅裂で、かなり強引な、酔っ払いの愚痴ですが、
飲み屋で愚痴ってるならまだかわいいですが、
東京大学卒業、名古屋大学大学院教授・・・とか肩書きがついて、
活字になってしまうと、大問題です。
みんな、こんな本相手にしないだろう、と思っていたのに、
意外と身近にだまされている人がいるので、
あせっている次第です。
2008/11/23(日) 午後 2:23 [ yhah's papa ]