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PTSDのこと

父親に殺された小4の女の子の記事にPTSDのことが書いてあった。父親の話しになったら泣き出した、と言う簡単な説明やったけど、簡単な文章だけに、心に刺さった。そのこと(人)を思うだけで涙が出る。どんなに苦しかったか。そんなことを思いながらも、他の事に気を取られていたのに、すごく久々に嫌な夢を見た。

父親に追い回されて逃げ回る。夢やから家の中を逃げているのだけど、家の中がとてつもなく迷路のようで逃げても逃げても辿り着くとこに行けなくて、そうしてるウチに母と出くわした。出くわしたって言い方変やけど、母に出会ったんで助けを求めた。追われている助けて欲しい。でも母は驚くでもなく助けるでもなく。

夢の中でなぜかいつも私は(進学の)受験中で受かるかどうかのところにいる。で、母に意を決して言う、落ちても私は東京へ行こうと思ってるって。毎回シチュエーションは変われども基本的な内容は同じ。ほぼ毎回受験に失敗するけど、それでも家を出る、と決意する、あるいは、家を出て暮らしている、そんな辺りで目が覚める。

子どもの頃はまだ受験の話しはなかったと思う。実際にあってから夢に追加されたもので、でも数十年同じ内容の夢を見続けていたから、これが普通だと思ってた。だけど、PTSDと呼ばれる症状のことを知って、このような夢を見続けること自体がまさにそうである、と気づいた。で、気づいてから十数年になるんやけど、久々過ぎて夢の中であまりにも無力な自分に情けなくて涙が止まらなかった(夢の中で)。

そんな時起きてどうかと言うと、すっごく嫌な気持ち、嫌な感じ。心が重たくて、夢の中の苦しみが現実にあったことだけに重く刺さる。いまは父親と関係ない生活をしてるのに、この生活になって十数年経つのに、それでもまだその痛みを感じられる。全くの無意識の中でも覚えてる、忘れてないと言う事実が重い。

父親や母親から嫌な目に遭った人は大勢いるだろう。一度もない人はいないだろう。許せる範囲を超えても親だからといっぱい泣きながら、それでも我慢した。子どもだったからそうするしかなかったけど、そんな子どもばかりではない、といまなら思える。

誰もが声を殺して布団に隠れて泣いている、なんてオカシイ。大人になっても消えない傷になるほども嫌なことを親にされるなんて普通じゃない。誰かと比べて「もっと不幸な人が居る」と自分を励まして、心の傷から目をそむけた。どんなに自分が傷ついているか当時は解らなかった、そんな親が居る日々を生きるだけで精一杯やった。

子どもに罪はない。力もない。誰かが手を差し伸べなければ魂まで殺されてしまうんだってこと、どう言えば伝わるんだろう。


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