|
映画「マジェスティック(原題:THE MAJESTIC)」
猫的評価 : ★★★☆☆ (星3つ)
日本劇場公開 : 2002年6月22日
宣伝コピー :
『ショーシャンクの空に』であきらめない“希望”を
『グリーンマイル』で“希望”が生み出した奇跡を
そして2002年
フランク・ダラボン監督が贈る3つめの希望のものがたり――
監督 :
フランク・ダラボン(グリーンマイル、ショーシャンクの空に)
製作 :
フランク・ダラボン
製作総指揮 :
ジム・ベンク
脚本 :
マイケル・スローン
撮影 :
デヴィッド・タッターサル(スター・ウォーズ エピソード1〜3、トゥームレイダー2)
音楽 :
マーク・アイシャム(英雄の条件、遠い空の向こうに)
出演 :
ジム・キャリー(エターナル・サンシャイン、ブルース・オールマイティ)
マーティン・ランドー(ハリウッド的殺人事件、スリーピー・ホロウ)
ローリー・ホールデン
アレン・ガーフィールド(ビバリーヒルズ・コップ2)
アマンダ・デトマー(ファイナル・デスティネーション)
1951年のハリウッド。新進の脚本家ピーターは見事ハリウッドデビューも果たし幸福な時を過ごしていた。しかし、ふとした誤解から当時猛威をふるっていた赤狩りの標的となってしまう。絶望したピーターは、当てのないまま車を走らせ、やがて橋の上で事故を起こして川に転落する。見知らぬ海岸に流れ着いたピーターは、偶然通りかかった老人に助けられ、彼の住む町ローソンへとやって来る。事故のショックで記憶をなくしていたピーターだったが、町では第二次大戦に出征し行方不明になった町の英雄ルークと間違われ、大歓迎を受けるのだった……。(allcinema ONLINEより引用)
「ショーシャンクの空に」「グリーンマイル」のフランク・ダラボン監督が送るヒューマンドラマだけど2時間半は長いです。
問題なのは何が言いたいのかの焦点が合わず「政治」の話なのか「映画館再建」の話なのかが中途半端に描かれていると思いました。両方とも表現したかったのかもしれないけれど、どっちつかずの内容で、両方の話がもっと絡んでいく流れなら良かったのにね。
「ショーシャンクの空に」「グリーンマイル」と同じく淡々と話が進んでいくのだけど、思うにエンディング(クライマックスと言った方がいいのかな?)に繋がるエピソードが足りないのかな。
「ショーシャンクの空に」より感情移入出来なかったのはピーター(ジム・キャリー)が間違えられたルーク(声はマット・デイモン)という人間像が見えてこないこと。ヒロイン宛にルークが送った手紙が出てくるけれど、それ以外にルークという人間がどんな人なのかを描写している場面が見当たらない。だからルークが街の人から慕われる理由も見えてこないからルークに対して親しみが沸いて来ないからです。クライマックスでピーターが「もしルークだった何と言ったか〜」というくだりが出てくるのだけど、それに同意出来る材料が少なかったと思う。クライマックスに行くまでにもっとルークという人間がどんな人間で街の人が彼のどこに惹かれたのかを書いて欲しかったですね。
ルークという人間をみんなが理解できれば最後の「ルークが命を懸けて守ろうとしたのはこんな国ではない」の言葉に重みが出たのだと思う。
ただし最後のピーターの演説の場面と活気の無かった街がピーターが訪れたことでみんなに希望が沸いて来る流れは良かったです。 良い意味での自由の国アメリカを感じさせられて。
フランク・ダラボン監督が贈ってくれたのは「希望」のものがたりではなく、アメリカ人としての「誇り」だったのかもしれない。
|