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Living with Antiques〜英国銀器の集め方
今日は秋晴れ・・・ ふ、冬晴れ?!

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素敵なビスケットウォーマー二点入荷しました

まず・・・ 

ビスケットウォーマーとは何ぞや?!

と思われる方も沢山いらっしゃると思います。 ビスケットウォーマーとは1800年代も終わり頃、英国ヴィクトリア時代の華やかさも極まった頃に広まったアイテムで、名前の通り、ビスケット(ビスケットと言っても厚めの素朴な、スコーンのようなものだろうと言われています)を入れて暖炉の前で保温したり、そのままテーブルやお外に持って行ったりする為のお品だったと言われています。          

産業革命の象徴とも言える機械的な仕組みが英国の銀食器の中でも大変に珍しくユニークなアイテムです。                             
保温しておく。外に持っていく。

というシンプルなお役目ながら、これだけ美しいお品が揃うのはやっぱり純粋に

Wow

とお客様の目を楽しませる為の、とっておきのおもてなしアイテムだったのだろうと思います^^                                  

当時の使用状況がわかる写真や文献も数が少なく、未だにミステリアスな部分があるのもなんだか興味が惹かれますね                         

            さて、今回ご紹介するアイテム                    
一つ目

ぷっくりリボンのワンポイントが光るスクエアシェイプのビスケットウォーマーです。
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中はもちろんお約束の・・・
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まばゆいです・・・!!!

やっぱりこの開く時のがっしゃんとした動作と、内部の秘められたこのゴージャス感のギャップが唯一無二。 ユニークな銀器アイテムだと思います。                          

メーカーは英国王室御用達メーカーのMappin&Webb

このビスケットウォーマーが製造された1800年代終わり頃から現代までずっと続いているメーカーです。

銀器メーカーとしてももちろん有名ですが、今ではジュエリーやウォッチメーカーというイメージが強いかもしれません。 
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スクエア型は、大きさがあるせいかテーブル上で結構見映えがすると思います。(ビスケットウォーマーというアイテムは基本的に華やかなものだと思いますが

面の広さも手伝って、中蓋のピアシングの美しさも一層際立って見える気がしますよ

このピアス細工が美しい中蓋はFenton Brothers(ビスケットウォーマー作りの第一人者的メーカー)の専売特許かと思っていましたが(実際メーカーズマークを見るまでFentonと思い込んでいました!)、今回Mappinも負けていないのだな〜と驚きました。

今回ご縁があった二点はどちらもMappinですし・・・

そういえば振り返って見るとここ一年でサイトにアップした素敵なビスケットウォーマーは、むしろFentonよりもMappinの方が数が多いかも・・・
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(いい勝負です)
結構、当時はビスケットウォーマー作りの主要メーカーだったのかもですね〜

お次はカメオのメダリオンを中心に、スクロールの打ち出しが華やかなビスケットウォーマーです。
イメージ 5個人的に、これ、とても好きですね・・・ ツボ、です

上から見ても
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ただただうっとり

同じMappin製でも中蓋の装飾は先ほどご紹介したお品の方が華やかですね。こちらは、なんだか控えめで可愛らしい感じ。(全て私の主観です)          
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でも、その中が、また凄いんです♪
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打ち出し装飾を内側から眺めることをこよなく愛する私には、これはちょっとツボすぎます。

どちらもとっても素敵なお品です♪    カメオメダリオンは美しくそして可愛らしく、リボンのお品は可愛らしくも無駄がなく、とても洗練されている感じを受けます。


あ・・・

(今突然思い出しましたので)ビスケットウォーマーのお手入れ上のTipを。

この美しいゴールドのインテリアですが、一つお手入れの際に気をつけていただきた事があります。

ゴールドの部分に、気になる黒ずみがある場合。

気になります、気になりますが、


絶対に、強い銀磨きでゴシゴシと磨かないでください


せっかくのゴールドががっつり(本当にがっつりと・・・)薄くなってしまいます。

この煌びやかなゴールドウォッシュ、大体が近年シルバープレートの再メッキと際に掛け直してあります。(元々シルバーのお色でも、技術上はゴールドに後から加工する事も可能です。ただ、このメカニック的複雑構造故に解体と一度分解してゴールド掛け、また組み直す際にずれが生じたりと色々と問題がありますので最近では当店では組み直しの必要がないシルバーのものはそのままシルバーのまま出品するようにしています)

実際に私もゴシゴシ磨きによりうっかり薄くしてしまった事が何度かありますし、お客様からも、他店で以前購入されたお品のゴールドの掛け直しをご相談された事があります。

本当に、このゴールドは銀磨きに弱いんですよ・・・

じゃあ、気になる汚れがあった時にどうすればいいかというと、

点状の黒っぽいシミなんかは実際に使用される時には殆ど目立たない場合であれば
そのままにされるのが一応無難だと思います

でももし全体的にゴールドの上も濃いゴールドやオレンジっぽく酸化してしまったり(基本ゴールドがかかっている部分は変色しにくいのですが)どうしても汚れが気になる〜 という場合は

重曹を指につけて、優しくマッサージをするように、円を描くように撫でて汚れを落としていただければ大体綺麗になると思います

私は、他のヴェルメイユのアイテムなんかにも同じ方法を使っています。重曹は食用で。 傷が付くのが心配であれば、水を少し混ぜて。それでも綺麗にならない場合はペースト状の磨き剤と重曹を水で伸ばして指でくるくるとなぜたり、基本的には

お肌のお手入れと同じような感じで

優しく優しく

お手入れしていただくと間違いないと思います

また銀磨きについては他にも書きたい事がありますので、また他記事に書きますね。

それでは皆様、素敵な週末をお過ごし下さいませ。



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