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新米の裏側

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新米の頃の話。
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特浴は戦争だ!の終結

派遣で入ったデイサービスに来て
早、5ヶ月。
更新、更新また更新である。

ここはいい所だー・・
イスに座って、年寄りとゆっくり話ができる。

以前の施設だったら、有り得ない。
イスに座るだけで「勤務中に座るな!」である。
年寄りとの会話は「サボり」とみなされる。

あそこは最悪だった・・

最近特浴の時のことを思い出した。
「新米の裏側」と言う書庫の「特浴は戦争だ!」でも書いているが
時間内に決められた人数を消化しないといけないため
ベルトコンベアのように年寄りが流され
「綺麗になって」、いっちょ上がり!である。

じゃあ、年寄りが浴槽内で「失便」したら、どうする?

浴槽のお湯を変える時間はない。

とすると・・・

洗面器でバラバラになった便をすくって、湯船を「綺麗」にするのだ。
そこに年寄りを入れる。

綺麗になってんだか、なんだか・・・


戦争がだれにも勝利をもたらすことなく
終わりを迎えるとき
ひとつのギャグが生まれる



「最後に、君も入る?」

特浴は戦争だ!

私はこの施設しか経験がないので、通常どうなのかは知らない。
しかしこの特浴でぐったり疲れることは確かだ。

午前中の特浴はデイサービス利用者半分、園の入所者半分で少ないときで20人、多いときで25人だ。
しかし、デイサービスの特浴利用者は寝たきりであったり、車椅子の人がほとんどで、着脱を自力で行えない人ばかりだ。・・ということは時間がどうしてもかかってしまう。

1時間半で25人、入れるために職員は必死だ。
それゆえ、声かけがどうしてもおろそかになってしまう。
しかし頑張って声かけをしている。

そこに園長登場。

特浴室は1階とロビー中央、寮母室の隣に位置しており、カーテン1枚で仕切られている。
そのカーテンの裏で園長はしばらく中の様子を聞いている。
そしていきなりカーテンを開けるや
「○○さん、声かけができてませんよ!」
ちゃんと話してました、というと
「私には聞こえてない!聞こえるように大きな声で!」
と言って去って行くのだ。

ここには着脱できるスペースがなく、狭い特浴室の隅で着替えさせられている。

まず男性が入る。その後女性だが、
男性の最後と女性の最初の人は混浴だ。

男性の入所者は男性がお風呂に入れ、女性の入所者は女性が入れる、なんて
人手不足の施設にできるわけもなく・・他はどうなんですか?

とにかく特浴が終わると、すぐ食事介助だ。
まだ髪が濡れたままの人もいるが、とにかく食堂に入れられる。

食事介助は自分で食べられない人を1人で同時に3人介助する。
母鳥が小鳥にえさをやるみたいだ。
はい、はい、はいって感じだ。
食事は12時きっかりに出さねばならない。
それより5分でも前に出すとまた園長がやってきて怒り出す。

しかしこの食事の時間が短い。
約15分、がんばって20分。
時にはまだ途中でも、時間だからとトレイを下げられてしまうのだ。

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うんちの海

4人部屋に糞便の臭いがすでに立ちこめている。
おそろおそるその方のズボンをはぐると、そこはうんちの海。

シー・オブ・ウンチ

おむつからはみ出したウンチがふくらはぎまでびっしりだ。
ズボンをはぐると臭いまで開放され、その臭気がいっそう強烈なものとなり、
同室でおむつ交換していた同僚も声を上げる。

総主任の山田さんも「どうしたの?この人?」
一瞬、声を失う。

自分は素手だ。
おむつ交換すれば明らかに手はうんちまみれになるだろう・・。

どうする?

どうしたらよいものか、立ち尽くしている僕を見かねて、総主任が
「私がこの人はやるから、あなたはほかの人をしてて」

助かった・・・

しかし、そのいきなりの衝撃に・・自分はこの仕事、続けられるだろうか・・。
不安がよぎる。

後で聞いた話だが、その方のウンチはいろんなところに付いていたため
その方が着ていた衣服やベッドのシーツすべてを取り替えることになり、大仕事だったようだ。

げっそりしながら、45分にわたるおむつ交換を終えると、今度は間髪入れず風呂介助だ。

寝たきりや車椅子のお年寄りは特殊浴槽室、と呼ばれるリフトのついた風呂に入浴する。
その仕事は「特浴」と呼ばれる。
およそ12畳くらいの狭いスペースにシャワーの機械浴とリフトではいる一人用の浴槽。
その中央で洗髪などを行う。
さらにその狭いスペースで衣服の着脱も行うのだ。
中で体を洗ったりする職員が3人、衣服の着脱を行う職員が3人。
これを1時間半(掃除込み)で25人近く入れるのだ。
ケアワーカーの経験のある方なら、これがいかにハードか、わかっていただけるだろうか?

次回「特浴は戦争だ!」につづく・・

おむつ交換

この施設は2階建てで、1階は主に寝たきりの方と認知症のひどい人で占められている。
認知症というのは恐ろしいもので、最後には自分が誰であるかもわからなくなる。

オムツの交換は部屋の端から順番に行われる。
この施設は4人部屋がほとんどで、2人部屋も若干ある。

この施設ではケアワーカーは4人ー6人のグループに分けられており、そのグループ長は主任と呼ばれる。その主任の中でも総主任と呼ばれる人がいる。いわばケアワーカーの中でもトップだ。
しかし以前にも述べたように、この施設のカースト制度の底辺にあるのはケアワーカーの層で、人数が最も多く、その上に看護婦の層がある。

話を戻そう。
さて、教育係りで総主任でもある山田さん(仮名)と同行することになる。
また新人の面倒をみるのはめんどくさい、そんな態度がありありだ。
 
いきなり一度に説明を受け、訳のわからぬまま、おむつを交換して行く。
しかし、ゴム手袋がない。
ゴム手袋は必須だと講習で聞いたことがある。
なぜなら自分たちの手をかえして人に病気をうつしてしまうからだ。
寝たきりの老人は極めて免疫力が低く、病気は命取りになるのだ。
 
「ゴム手袋はないんですか?」
「ここは素手でやるのが園長の方針なのよ」
「・・・・・」

あとでその理由を知った。
「ゴム手袋でやると物を扱ってるみたいで失礼。それよりも素手のほうが人の手のぬくもりをかんじるでしょう」というのが言い分だ。

さて小柄な一人のおばあさんのオムツを替えることになった。
もうその部屋に入っただけで、糞便のすごい臭気がする。
おそるおそるズボンをはぐる。

こんなの見たことない。
そこで目にしたものは、オムツからはみだした大量の糞便。

ファミリー企業

この施設の理事長は医者だ。その奥さんが園長をやっており、副園長は理事長の姉だ。
つまり、ファミリーでこの園をやっている。どの企業でも同じだと思うが、ファミリー企業というのはとても厄介だ。

後でわかることになることだが、この施設にはカースト制度のようなピラミッド型の階級が存在する。
そしてこのとき僕はその最も底辺にいた。

ケアワーカーの中でも新米はゴミ扱いだ。

ミーテイングのあと、直ちにおむつ交換が始まる。
特養という施設は介護度の高い年寄りばかりがおり、認知症と寝たきりの人ばかりだ。
その分、施設にとっては、沢山のお金を落としてくれる、いいお客さんなのだ。

私の教育係となった50過ぎの女性はとても無愛想だった。
そしてそこでさっそく驚くものを目にすることになる。

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