韓国ドラマ★サランヘヨ〜♪

2019年も、韓ドラ愛は進行形〜♪^^

韓国映画 ★全ジャンル+合作

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「サマリア」「春夏秋冬そして春」などで知られる韓国の鬼才キム・ギドク監督の12作目の映画です。

私はこの監督の作品は、今回はじめて見ました。なぜ、この「弓」を見たかというと現在進行形で見て
いるドラマ「19歳の純情」で、ユヌ役を好演しているソ・ジソクが出演していたので、ぜひ見てみたいと
思ったからです。
             <2005年の作品>(上映時間/90分)
<あらすじ>
沖に浮かぶ1艘の釣り船に、60歳の老人と16歳の少女が暮らしていた。少女が17歳になったらすぐに結婚しようと考えている老人は、釣りにやって来た男たちが少女に近づくと、弓矢を放って追い払っていた。ある日、父親とともに釣りにやって来たひとりの青年が、船の上の彼女に心を奪われる。7歳の時から老人とともに船上の生活を送っている彼女に、青年は新しい世界を見せようとするのだが…。(Yesasiaより)
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さて、この映画ですが、見た方によって意見は真っ二つに分かれるだろうなぁ〜と思います。

よく、映画は監督、テレビドラマは脚本家、舞台は俳優のものと言われますが…。まさに映画は監督のものと言えるのではないでしょうか? キム・ギドク監督の作品はこの「弓」しか見ていませんので、監督について語る資格は、私にはありません。ただ、この「弓」1作だけを見ても、大衆には媚びないというか、自分の描きたいように描く、表現するという姿勢が感じられます。

ところで、映画のタイトルになっている「弓―The Bow」とは何を表しているのでしょう。

映画に出てくる老人の持つ矢を放つ弓、そして、その老人が奏でる二胡に似た韓国伝統楽器ヘグム(奚琴)を弾く弓。片や殺傷することができる弓、片や美しい音を奏でる弓。その弓こそが主役。ということは、まるで、この弓の化身のような老人が主人公ということだろうと思います。映画のエンディングロールに「ぴんと張った糸には―強さと美しい音色がある。死ぬまで弓のように生きていたい」とありましたが、まさにこの老人そのものではないでしょうか。

この映画の設定は、ほんとに不思議です。沖合いに浮かぶ古びた船に老人と少女が暮らしているのですが、私は最初、おじいさんと孫娘なのかな(?)と思っていました。しかし、時々釣り客を連れて来て、釣り船をして生計を立てているようで(弓占いなるものもしている)、ある若い数人の客が来た時に、あのじいさんと娘は結婚するようだと話していたので、私はえっ!?と耳を疑ったほどでした。

そう言えば、おじいさんの女の子を見る目が尋常ではないように思えました。いわゆる男が女を見る目だったのですね。また、釣り客が少女を弄ぼうとしようものなら、おじいさんは弓で矢を放ち、女の子に指一本触れさせないように守ります。素行の悪い客には容赦しません。矢を射って殺さんばかりにして追い返してしまいます。

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おじいさんは少女が17歳になったら結婚式をあげようと思っていて、カレンダーに印をつけ1日が終わるとバッテンをつけていきます。このシーンを見ていると、もう待ち遠しくってしょうがいないという思いが伝わってきて、正直、複雑な思いがしました。ある時には、何日も先の方までバッテンをつけているのを見ると滑稽ですらあります。ところで、この少女はどこから連れて(誘拐?)来られたのでしょうか?少女は6歳頃に連れて来られたようですが…、6歳と言ったらもの心ついていて親のことも覚えていると思うのですが(2〜3歳でしたら、家族のことも忘れてしまうかもしれませんが…)。

ところで、このおじいさんの過去は全く語られませんが、なかなか目鼻立ちのいい顔立ちをしているので、若い頃はきっとハンサムで女性にもてたのではないかと想像します。なのに、なぜ少女なのでしょう。よっぽど女性のことで痛い目に遭ったのでしょうか? だから、大人の女には嫌気がさしているので、純粋培養ではないけれど、純真無垢な女の子を育てて、ある時期がきたら自分の女にしようと考えたのかも…。

それは、ある意味、男の夢、ロマンなのでしょうか。でも、誘拐して連れて来るって、誘拐犯であり犯罪ですよね。ですから、ある日釣りをしにやって来た青年(ソ・ジソク)がこの少女の救世主のように思えたんです。やっと、この異常なところから本来の場所へ連れて行ってくれる、心ある人が現れたと思ってホッとしたのですけれど…。

さて、この10年間というのは少女にとってどんな時間だったのでしょう。少女は宝物のように大事に大切に、ここまで育てられたのだろうとは思います。きっと老人から暴力を受けたことなど、いっさいないのではないかと思います。そういう意味では、少女は老人に対して恐れを抱いたことはないのかもしれませんし、また、この海に漂う船の中の世界しか知らない少女にとっては、唯一、老人だけが身寄りであり、信頼せざるをえない人物ということだと思います。老人と少女の間に会話らしきものはいっさいありません。心と心が通じ合っているのでしょうか…。

老人と少女は、本当に信頼関係で結ばれていたのでしょうか。確かに弓占いをする時には、互いに信頼関係がないとできないことですよね。的を射るその的の前をブランコに乗って少女が前後に揺れているところに矢を放つんですから…。恋愛感情はあるのでしょうか? まぁ〜、老人はこういう仕方で少女のことを愛していたのだとは思いますが…。

ただ、この場合の「愛」とは欲望なのでしょうか。それとも純愛!? 特にラストシーンは、老人の10年間の思いを遂げたという象徴なのでしょうか? これをファンタジーとか寓話的なとおっしゃる方もおられるようですが、私はやっぱり異常な愛だと思ってしまいました。だって、少女は誘拐されたんですものね。正直なところ、私には老人のエゴのごり押しの何ものでもないのでは(?)と思えて仕方ありません。

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閉じる コメント(17)

サランヘヨさん☆こんにちは
私も「弓」は老人のエゴが際立っていて、怖かった印象あります。
キム・ギドク作品の中では比較的分かりやすい・・と、聞きましたが
陸へ上がった少女の今後など、すごく気になりました。
ジソク君は、この映画でギドク氏に大抜擢されたのですよね^^
選ばれた経緯がすごく興味深いものでしたよ。
ジソク君・・・「普通の青年」役、本当に「普通に」演じてますよね。

2008/3/22(土) 午後 0:01 [ ☆かとる☆ ]

かとるおんま様、こんにちは。
『弓』ご覧になっていたんですね。私もキム・ギドク作品は初めてですが、独特の世界を築いていますよね。『弓』は確かに比較的おとなしい(?)作品のようですね。この『弓』見終わって時間が経ってくるとまた違った思いもわいてくる不思議な映画だと思います。

キム・ギドク監督は敬虔なクリスチャンだそうですが…。もしかしたら、この映画は旧約聖書で描かれている赤裸々な人間を描いているのかもって今は思っています。

ところで、ジソク君はほんとに普通の青年役、それも常識的な善い人ですよね。少女を救いたい一心で行動してますものね。これは映画デビュー作のようですが、これからはどんな作品に出演するんでしょうか? 現在、入隊しているようですから除隊後が楽しみですね。

2008/3/22(土) 午後 6:44 Saranheyo

こんにちは。
『弓』…サランヘヨさんに共感します。ギドク監督の作品は男女の異様なまでの愛というか… その愛の表現が、愛するがあまりに暴力的なので受け入れ難いです。 他の作品も“なんだコレは!??”というか… 本当にDVっぽい描写が多いので怖いです。
でも、男性が見るとまた違うのでしょうか… クサナギさんはかなり惚れ込んで見ているようですし。奥が深い作品なのかもしれないですね。

2008/3/24(月) 午前 10:24 [ かおりん ]

かおりんさん、こんにちは。
かおりんさんが書かれているように、ギドク監督の他の作品はけっこう暴力的な描写や見ていて辛い、痛い描写がこれでもか、これでもかと多いようですね。その中でもこの『弓』は、まだ穏やか(?)なほうのようですが…。かおりんさんは、他のギドク作品もご覧になっているようですね。クサナギさんは好きな監督のひとりなのでしょうか? キム・ギドク監督の作品は海外(特にヨーロッパ等)でたくさんの賞を受賞されていて評価が高いですからね。
余談ですが、私が好きなイ・ヨンエさんが出演した『親切なクムジャさん』も、個人的には嫌いな作品でしたが、映画の評価は韓国でも評価されて作品賞や主演女優賞も受賞していますからね。もちろん、ヨンエさんの演技賞には納得ですが…。

2008/3/24(月) 午後 1:46 Saranheyo

こんばんは〜。ギドク監督映画はサマリア・悪い男・悪い女を見ました(クサナギさんが紹介していたので)。 まさに愛情表現が暴力的で性に対する表現が、あぁしか出来ないのか!?ってくらい共感できない感じでした。 だけど分からないですよね〜。見る人によっても、国によっても違うかもしれませんね。 … 北野作品も私はあまり好きではないんですが色んな賞を貰っていますしね。
ヨンエさんの親切な〜、見ましたよ。
あのヨンエさんは迫力を超えて、ド迫力でしたね〜〜。
もともと、自分をしっかり持った方だと思いますが、いい意味で怖い女優さんだな〜って思いました。 とてもうまく化けたというとヘンですが、ヨンエさんのイメージとまるで違っていて驚きました。

2008/3/24(月) 午後 10:03 [ かおりん ]

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私も、この作品を見ました。
ほぼサランヘヨさまと同感です。
でも、こちらでも書かれていますが、男性の目線からみると、
また、別の意見もおありかと思いました。老人が少女を
見据える目が異常ですよね。会話が無い分、目で表現するしか
伝わってきませんし。はっきり言って後味が悪かったです。
弓が老人の分身、魔力のように見えたりしました。
不思議な物語だと思いました。

2008/3/24(月) 午後 10:20 sj566029

かおりんさん、こんばんは。

ギドク監督は、韓国の北野武とも言われているようですから、どこか共通点もあるのかもしれませんね。私はまだ『弓』しか見ていないのですが…。確かに暴力的な表現が多いと言う方が多いです。かおりんさんが書いているように、男性から見たら、また違った感想・意見があるのかも…。

2008/3/24(月) 午後 10:38 Saranheyo

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おぉ〜、only youさんも、ご覧になっていたんですね。

私もこの『弓』を見て時間が経ったら、いろいろな思いが湧いてきました。だから、最初、鑑賞して思ったことと少し変わってきたかもしれません。「弓」は老人の化身と書きましたが、人間の化身ということかなぁ〜と思うようになりました。男女の別なく、人間って(矢を射る)攻撃的な面と音を奏でるやさしい、穏やかな面(心)を持っていますよね。そう考えると、ギドク監督は人間の姿をえぐり出して描いているのかなぁ〜とも思えてきましたよ。でも、後味の悪い映画であることは変わりません。う〜ん、やっぱり感動的な映画が見たいです〜

2008/3/24(月) 午後 11:57 Saranheyo

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キム・ギドク監督の作品では、あと『春夏秋冬そして春』
と『うつせみ』は、ぜひ、見てみたいと思っています。
特に『うつせみ』には、『初恋』で出ていたイ・スンヨン
が出演しているので、ぜひ、見てみたいと思っていました
ので…。

2008/3/25(火) 午後 4:19 Saranheyo

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この老人は自分勝手で気持ち悪くて実際引きますが、でも、この愚かで異常な一途さが胸を打つところもあったりするんですよね。突飛なストーリー展開とは思えないところもあり、ギドク映画は全部観たいって思ってしまいます。どんな人間にも純粋なところが存在するというキリスト教的な考えもそこにはあるのかもしれないです。
ギドク監督は、退役後は、画家としてヨーロッパを放浪してたそうですよ。そのあたりも作風に影響しているのでは?画家みたいといったサランヘヨさん鋭いですね。
TBさせてくださいね。

2008/3/26(水) 午後 4:13 かりおか

キム・ギドク監督の映画はまだこの『弓』しか見ていないのですが…。見終わった直後と少し時間が経ってからとは感想もだいぶ変わってきています。余韻というか、作品の奥にあるテーマが深いのかもって思える。いろんなことを考えさせられる作品。そこに、非凡な才能を感じさせる作り手である監督が見え隠れします。
かりおかさん、TBありがとうございます。

2008/3/26(水) 午後 5:36 Saranheyo

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この監督は、自分の作品すべてがゴミのようなものだ と、言って引退したんでしたか、わぁ,忘れました。
『サマリア』は、アン・ソンギさんに出演依頼がありましたね。でも、アンソンギさんは、「自分の子供をどうして殺せるか」と、おっしゃって辞退された?と、思いました。違っていたらすみません。

私は、『...の怪物』を先日見ましたが、やはり、あと味が悪かったです。どうしたら、主人公的女の子まであっさりと殺されるのか、やっぱり...そういう展開かと思いました。
今は、韓国を離れて生活されているのでしょうか。

2008/3/26(水) 午後 10:29 sj566029

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サランヘヨさま...
記憶が曖昧でしたので探してきました。

朝鮮日報の記事です。
http://www.chosunonline.com/article/20060822000031

2008/3/26(水) 午後 10:34 sj566029

only youさん、記事のご紹介をありがとうございます。
う〜ん、この朝鮮日報の記事は2006年のものですね。キム・ギドク監督は現在も映画を作っているので、実際のところは引退はしていないようです。確か2007年の作品に『息―ブレス』というのがあります。その作品が一番新しいのではないかと思いますが…。ですから、たぶん韓国では映画を発表しないということかもしれませんね。この『弓』が2005年で12作品目で、日本女性がエグゼクティブプロデューサーをしているところを見ると、他国の人が非凡な才能(?)を惜しんで、お金を出していると思われますね。それから一番新しい映画を今撮っているところですよ。主演がオダギリ・ジョーで、タイトルが『非夢』だったと思います。

※下記が朝鮮日報の記事です。
http://www.chosunonline.com/article/20080210000013

2008/3/26(水) 午後 11:04 Saranheyo

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まぁ〜、映画やドラマやその他、絵画もそうですが…。
見る人によって、さまざまな感想や意見があると思います。
100人が100人全ての人がいいと感じるものは、なかなかない
のではないかと思われます。ですから、人それぞれ、いろん
なリアクションがあってよいのではないでしょうか?と私は
思いますが…。

2008/3/26(水) 午後 11:11 Saranheyo

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サランヘヨさま...
キム・ギドク監督の近況を有難うございます。^^
『ブレス』もキム・ギドク監督の作品だったのですね。
とても興味がある映画なので公開が楽しみです。
私の田舎でも見れたら 感想を聞いて下さいね。

2008/3/27(木) 午前 0:48 sj566029

only youさん、アンニョンハセヨ〜
『ブレス』を見たら、感想聞かせてくださいね。私はどちらかというと、ドラマにしろ、映画にしろ、見る前にその作品について調べたりせずに、純粋に作品だけに集中して見たいと思っています。見る前にいろいろ知ってしまうと先入観があって、自分の感想じゃないように思えてしまうので…、なるべく見る前はさまざまな知識を入れないようにしています。
これからも、よろしくお願いしま〜す!♪ ^^

2008/3/27(木) 午前 9:22 Saranheyo

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