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イ・ビョンホン、チョン・ウソン、イ・ヨンエが共演したドラマ。現在では考えられないビッグな3人の配役を見るだけでも貴重なドラマ!自動車に夢を懸ける兄弟の壮大なロマンと、家族の愛・絆の回復を描く、感動のドラマ!! サンフランシスコ、シベリア…のロケーションは映画に匹敵するほどのスケール!
<SBS 1995年の作品>(全16話)
キャスト●イ・ビョンホン、チョン・ウソン、イ・ヨンエ、チェ・ジンシル、ホ・ジュノ、チョ・ミンス…その他
もう〜物語りの最初からグイグイ引き込まれてしまいました。
ドンヒ(イ・ヨンエ)とドンジュン(イ・ビョンホン)とドンソク(チョン・ウソン)の3姉弟…。
何て、すごい配役でしょう! 今では、ちょっと実現しないようなビッグな3人が姉弟役
だなんて、それだけでも〜見る価値があります♪
ところで、ドンジュンとドンソクの兄弟を見ていると…アメリカ映画「エデンの東」を思い出してしまいました。
父親は優しくて優等生で一家の期待・希望の星のようなドンジュンを可愛くて仕方がないようですが、片や
弟のドンソクはチンピラのようで、問題ばかり起こすし(本当は純粋で心根は優しいのですが…)で、父親に
は手に余る存在。
このドラマを見た人は、よく暗いとか、重たいと言うのですが…。
たぶん、時代背景(1970〜80年代あたりの設定でしょうか)も影響しているのではないかと思われますが、
どん底から這い上がろうとする向上心、上昇志向・生きることに必死ですよね、父親も姉弟も。まぁ〜ドンジュ
ンは企業戦士みたいになっていきますけど…。
ところで、6話まで見た中では母親のことは語られていません。父親の手ひとつで育てられたのでしょうか?
ドンジュンは父親の希望・期待に沿った生き方をしているので父親との関係は良好ですが、ドンヒとドンソク
は父親に反発した生き方をしています。
しかし、裏を返せば本当は父親に愛されたい、認められたいと思っていることが、痛いほど伝わって来ます。
また、父親も3話だったかで、離れてしまった娘と次男のことを心配しているシーンがありましたが、面と向か
っては愛情表現できない不器用な父親ですけれど、子供たちのことを心底愛していることが分ります。
ドンヒ(イ・ヨンエ)とドンジュン(イ・ビョンホン)とドンソク(チョン・ウソン)の姉弟それぞれの人生が6話まで見
て、やっと分ってきたというか3人の人生それぞれのシーンの断片がパズルのように、やっと半分ほど見えて
きたと言ったほうが適切かもしれません。
実は、ドンヒの行動が理解できなかったのですが、過去にあった出来事(数人の在韓米兵に強姦された)が
原因で心に深い傷を負っていたこと。それも6話で初めて出てくる(思い出す場面がある)のですが、ドンジュ
ンとドンヒが高校生で電車の踏み切りのところで分れてすぐに、ドンヒが在韓米兵に取り囲まれ連れて行かれ
る。ドンジュンに助けを求め必死に叫ぶドンヒ…。しかし〜ドンジュンには聞こえないのか、どんどん遠ざかって
行ってしまう。
その時のことをドンヒはアメリカで1年ぶりに会えることになった、仕事でアメリカに来るドンジュンを手料理で
もてなそうと待っているのですが、いつまで経っても来ない。ドンジュンは仕事に夢中で来れなかったのです。
このことが引き金となり、ドンヒは過去の忌わしい出来事を思い出します。助けに来てくれなかった弟のトラウ
マが、いくら待っても来てくれないこととダブったのではないかと思いました。
ところで、ドンソクがアメリカで姉とサニーのためにステキな家をプレゼントしようと格闘技をしてお金を作ろうと
するシーンは、泣けました。その時のチョン・ウソンの目の表情と迫真の演技は、とってもカッコ良かったです。
これまでの中で、疑問に思う事やつっこみを入れたくなるシーンがいくつもあったのですが…。
その後の物語の展開で分ってきたり、合点がいくこともあったので、やはり〜最後までしっかりと見ることです
ね。そのひとつの例が、ドンヒは事故に遭って亡くなったことになっていたのですが、実は〜生きていたという
シーンです。もう〜生きていて良かったと飛び上がらんばかりに、喜びました。
実は、ドンヒが亡くなったという展開に画面を見ながら…???と思っていました。というのは、ドンヒが事故に
遭う直前の服装と道路に横たわっている遺体の服装が違っていたこと。また、あとでドンヒが姿を現わした時に、
本当は弟のドンソクは知っていて、兄のドンジュンと父親に復讐をするために、わざと隠していたのかな(?)と
思っていたのですが、しかし実は…。ここからは、ぜひ実際にドラマをご覧になって、どのような展開だったのか?ご自分の目でお確かめくださ〜い。(^。^)ノ
一番感動したのは、ドンヒが生きていることを知ってドンジュンとドンソクが捜し回り、記憶喪失になったドンヒを
連れて韓国へ戻って来て、空港で父親と対面するシーンと家に戻ったドンヒに、父親がアルバムを開きながら
ドンヒの記憶が戻るようにと、一枚一枚写真を見せて説明をしている時に、ドンヒが「アボジ〜」(父さん)とポツリ
と言って、父親と抱き合った場面は胸がつまって涙がこぼれました。
またドンソクが車椅子で帰って来た時に、ひと言「お帰り」と言って握手した時にドンソクがうれしそうに微笑
んだ顔を見た時です。この笑顔を見て今までのわだかまりが解かれたことが分り、やはり涙がこぼれました。
そして、ラストシーンの浜辺での3姉弟の姿が、これからの将来が明るいものであることを予感させる終わり
かたには心が温かくなりました。
ところで、“家族愛”に焦点を当てるのであれば…。
最後のシベリア横断のシーンはなくても良ったのでは(?)と思いました。砂漠のレースだけで十分だと…。
ただ自動車業界のお話なので、だれもしたことがないことを開拓者精神でして行かなければ、生き残れない
世界であること。これからも熾烈な戦いが続くという余韻を残す意味では、必要だったかなと思いましたが…。
それから、砂漠のカーレースのシーンではじめて、ドンジュンとドンソクの兄弟が本当の意味で分かり合えた。
和解できたのではないかと思いました。また、このシーンにフラッシュバックのように姉のドンヒと父親のことが
ダブルように映し出されていましたが…。この数日間かけての砂漠での過酷なレースは、凝縮した人生を表し
ているように思えました。
また、ジョンオク役のチェ・ミンスは味のあるいい演技をしてました。頼れるアネゴって感じで純粋で優しい女性。
でもジョンオクの兄貴は、ほんと許せない! 腹が立って仕方なかったです。それから、ドンジュンと敵同士にな
るキョリン自動車の代表の役をしていたホ・ジュノを見ていると、2人が後に共演した「オールイン運命の愛」を思い出してしまいました。
そして、チェ・ジンシルも共演しているのですが「星に願いを」(アン・ジェウク、チャ・インピョ共演)
「君に出会ってから」(リュ・シウォン共演)と「ゴースト・ママ」(キム・スンウ共演)を以前見ました
が、今回はちょっと影が薄いかな(?)という印象でした。
ところで、このドラマなかなか見応えのある作品でした。星4つ★★★★つけたいと思いま〜す。
※記事中での敬称は省略しています。ご了承くださいm(__)m
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