「キム尚宮」서 궁このタイトルの原題は「西宮」です。歴史上の実在の人物、朝鮮王朝時代の光海君(クァンヘクン)、第15代目の朝鮮王朝の国王になる人物にスポットをあてています。その光海君を擁護するキム尚宮。宮廷内で巻き起こる権力争い、野望…。しかし、歴史という大きな波が立ちはだかり、抗する事ができずに、翻弄される人間の姿を描いています。本作品でイ・ヨンエは、KBS演技大賞人気賞を受賞しています。<KBS 1995年の作品>(全52話)キャスト●イ・ヨンエ、 キム・ギュチョル、 イ・ボヒ、 キム・ボソン、 ハン・インス、チャン・ソヒ、キム・ウルトン、オム・ユシン、ヤン・グムソク…その他みなさ〜ん、「キム尚宮」はご覧になられましたか? これも長いです、52話まであります。本当に韓国ドラマって、大河ドラマを何本もやっているって感じですね。それも、回によって放送時間が違っているので、日本では考えられないようなファジー状態ですけれど…。でも、面白いのではまってしまう! これって何なんでしょうか? 日本のドラマにはない魅力がいっぱい詰まっているからだと思うのですが…。まるで、魔法にかかってしまったような、そんな感じです。 キム尚宮を演じるイ・ヨンエが「チャングム」とは一味も二味も違った魅力を見せてくれるドラマです。どちらかというと「チャングム」のチェ尚宮に近い役柄です。いや〜、チェ尚宮もたじたじになるくらいの迫力で演じています。イ・ヨンエは、「チャングム」のイメージとは、180度も違う役に果敢にチャレンジしています。私はもう全て見終わっているのですが…、3回に分けて感想をUPしたいと思います。 <あらすじ> 時を同じくして生を受けたふたりの女。ひとりは王妃に、ひとりは女官に…。皇太子の愛を手に入れるための熾烈な駆け引きが幕を開ける!! 不遇な生い立ちながら懸命に生きた女性の一代記で、女官から権力の中枢へと上り詰める。 嵐の中、山中を逃げまどう身重の女。男たちに追われていたその女・カンは廃屋に逃げ込む。そこには雨宿りをしている和尚・ムブルがいた。事情を聞いたムブルは男たちを追い払うが、カンはその場で産気づき、一人の女の子を出産する。娘はケトンと名付けられ、母とともにムブルの寺で暮らすこととなった。時は流れて1592年、豊臣秀吉による朝鮮出兵“壬辰倭乱”が勃発。日本軍の思わぬ侵攻に混乱した朝廷は、一時都を捨て義州へと逃げのびた。その地で王・ソンジョは、いずれ世継ぎにと考えていた王子・シンソン君(グン)を亡くしてしまう。ソンジョはやむをえずクァンヘ君を皇太子とするが、自分の意に反し皇太子となったクァンヘ君は父に対して恐れを抱き、常に孤独を感じていたのだった。その頃、ケトンは10歳になり、同じ寺で育った両親のいない少年・ウォンピョを兄と慕い仲良く暮らしていた。そんなある夜、ケトンの母が何者かに連れ去られるという事件が起こる…。(DVD infoより) もう、オープニングタイトルから目が離せません。 とくに雷鳴とどろき、激しい雨が振り続いているのですが、それが1話のファーストシーンへとつながっていきます。まるで、これから始まる物語を暗示するかのような…シュチエーション。このすぐ上のあらすじで身重の女がキム尚宮の母親(ヤン・グムソク)ですが、「恋にめばえて」ではイ・ヨンエ演じるジスクの義姉役をしています。 ところで、この身重の女を助けるのがお寺の和尚様のムブルですが、いつも「南無観世音菩薩」(なむかんぜおんぼさ〜つ)と呟き、お酒が好きで、よく酔っぱらっているのですが、少林寺拳法のような修行もしていて、一瞬、ジャッキー・チェンの酔拳(?)を見ているような…。飄々としていて、人間臭い和尚様という感じで、この和尚様のキャラ私は大好きです。 余談ですが、オープニングタイトルに出てくるような薪を背中に担いで山道を歩いているシーンとか、 滝ツボのところでの水浴シーンなどは本編には出てきません。これはオープニングタイトル用に撮った ようです。 さて〜寺でムブル和尚様の元で兄妹のように育つケトン(後のキム尚宮)とウォンピョですが、最後まで愛を貫く原点がここにあると思います。成長したケトン役のイ・ヨンエは、8話から登場するのですが、名前もケトンからケシに…、がぜん物語の展開が面白くなってゆきます。 ところで、キム尚宮を演じているイ・ヨンエですが、その目力(めじから) と気迫のこもった演技に、はじめから終わりまで圧倒されっぱなしでした。 さもありなん、日本でもおなじみの女優キム・ヘスクは、イ・ヨンエのことを「千の顔を持つ女優」 と評したそうです。全くその通りと頷いてしまいました。そう言えば、今まで出演した様々なドラマ や映画を見ても、どれ1つとして同じような役を演じていないように思います。 さて、ケトンは子供の時から、勝気で嫌なことは「いや」と言うし、母親から下男下女のような仕事で終わってほしくないと言われ続けていたからでしょうか、野良仕事やきつい仕事は途中で投げ出してしまうし、お寺にお祈りのためや所用で来たりする宮廷の女官たちの姿を見て、いつかあのきれいな服を着て宮中で暮らしたいという夢を描くようになります。 機転の利く、利発なケトンはある日、オム尚宮(キム・ウルトン)の目に留まり、宮中に上がる ことになるのですが…。このケトンを宮中に召し上げたことをオム尚宮は悔やむことになります。 このオム尚宮を演じている女優は、「朱蒙」(チュモン)で主役を演じて一躍人気者になった ソン・イルグクの実の母親です。 また、皇太子から慕われているケトン(キム尚宮)は、皇太子妃(チャン・ソヒ)からも恋敵として、よく思われてはいませんので、女3人が火花を散らすのも、このドラマの見どころですよ。韓国版「大奥」のような雰囲気も…。 しかし、女官だった頃のケトンはただ純粋に皇太子様をお慕いして、尊敬の念を抱いていたのではないかと私は思います。ちょっと気の弱い皇太子にいろいろと進言をするケトンですが、とってもまともなこと良いことを言っています。例えば、「苦しむ民に、希望をお与えください」とか庶民のことを念頭において忠告をしているからです。それが徐々に変わっていってしまうのですが…。でも最初の頃のケトンは純粋であったと私は信じたいです。それは、この言葉からも分かります。 もしも、私がこのようなところで暮らしていたら、最初の純粋な志をずーっと持っていられるだろうかと思ってしまいます。きっと、キム尚宮のようになってしまうのではないかと…。 さぁ〜、これからどうなって行くのでしょうか? イ・ヨンエ演じるキム尚宮の表情にご注目いただきたいです。物語が進むにしたがって、どんどん表情が変わっていきます。また、一途にケトンのことを恋い慕っているウォンピョは、どうなるのでしょうか?(つづく) ★『キム尚宮』20話〜37話は、こちら
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